洋らん シンビジウム ● ラン科シンビジウム属● 多年草● 植え替え 3月中旬〜4月中旬● 開花期 12〜4月 シンビジウムは東南アジアを中心に約70種類が自生しています。 日本へは、明治18年にヨーロッパから輸入されてきました。 当時は輸入されてきた洋らんを「西洋らん」と呼ばれ、とても高価な植物でした。 そのため、栽培していたのは、皇族や華族が多かったそうです。 現在1960年代シンビジウムのウイルス病を治す研究の過程にて発見された、メリクロンと呼ばれる栽培技術によって大量生産が可能になり、身近な花になりました。 シンビジウムは、洋らんの中でも寒さに強く育てやすいです。 花もちもとてもよく多くの人に親しまれている洋らんです。 <水やり>水やりは表土が乾いたら与えるが基本です。11月〜4月 暖かい日の午前中に表土が乾いたら与えます。5月〜9月 朝晩たっぷりと水を与えます。 <肥料>与える時期と与えない時期をハッキリさせることが花を咲かせるポイント。置 肥 3〜6月(7月には取り除く)液 肥 4月〜8月活力液 1年間を通して与えます。 <植え替え>2〜3年に1回は植え替えましょう。1 株を鉢から抜きます。2 根の間に詰まっている古い土や、ミズゴケを取り除き、3 傷んだ根を切って整理します。4 一回り大きな鉢に植え付けます。鉢の底に鉢底石を入れ1/3ほど培用土を入れます。新芽の出る方向をあけ、培養土を少しづつ棒を使って隙間のないように詰めてゆきます。植え替え後たっぷりと水を与え、2週間は半日陰で管理します。 <株分け>長い間育てていますと株が大きくなり鉢から出てきます。また、用土も傷んできて生育も悪くなります。 そのため、植え替えが必要となります。大きくなりすぎた株は株分けをしてあげましょう。1 株を鉢から抜きます。2 根の間に詰まっている古い土や、ミズゴケを取り除き、3 傷んだ根を切って整理します。4 3バルブ以上を1グループの目安にして株を分けます。 ※3バルブ以下だと花が咲くのが遅くなります。5 株に対して一回り大きな鉢に植え付けます。6 鉢の底に鉢底石を入れ、1/3ほど培養土を入れます。7 培養土は棒を使いながら隙間のないように詰めてゆきます。8 植え替え後たっぷりと水を与え、2週間は半日陰で管理します。