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園芸お役立ち情報

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花苗
シクラメン
● サクラソウ科シクラメン属
● 多年草
● 開花期 11月〜4月
● 植え替え時期 4月〜5月 9月〜10月
シクラメンは、花色が鮮やかで豊富なため冬にかかせない鉢花のひとつとなりました。最近では、シクラメンの中でも、ちょっと風変わりな品種「ピアス」という品種が出て来ました。「ピアス」は、咲き始めは花の色が白く成長をするにつれてピンクに変化していきます。時間をかけて白・薄いピンク・ピンクと花が変化してゆき、何種類もの花色を楽しんだような充実感を感じることができます。また、寒さに比較的強く育てやすいことからシクラメンの中でも特に人気があります。おすすめの1品種です。
●管理ポイント
<管理場所>
〜冬〜
昼間は日当たりの良い窓辺で管理します。(適温15℃前後)
夜になったら窓辺は冷えるため窓から離しておきます。最低気温が5℃以下になる場合は、ダンボールをかぶせ保温をしてあげます。
気温が低いからと言って暖房機の前に置きますと乾燥して花が早く終わってしまいます。暖房器具の前はさけましょう。
また、家の中に長い間置いておきますと光不足で茎や葉が間延びをおこし株がだらしなくなってしまいます。
天気の良い日に、ときどき外にだして光にあててあげましょう。

〜春〜
戸外の日当たりが良いところに置きます。

〜夏〜
シクラメンは夏が苦手な植物ですので、休眠もしくは半休眠をさせます。そのため、雨の当たらないできるだけ涼しい半日陰で管理します。

〜秋〜
秋になり涼しくなりましたら、ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげます。新芽が出てきましたら、戸外の日当たりの良いところで管理しましょう。

<水やり>
『普通の鉢』
冬・春・秋
土の表面が乾いたらたっぷり与えます。ただし、水が球根にかかると球根が腐ってしまうので水は鉢の縁に与えるようにします。


気温が高いため土をいつまでも湿らせたままにしておきますと球根を腐らせてしまいます。
水は控えめに、土がからからにならない程度にあたえます。

『底面吸収鉢』
底面吸水鉢の場合は、鉢の下に付いている吸水皿に絶えず水を切らさないようにします。水を切らしますと、不織布が乾いて水を吸い上げにくくなってしまいます。
また、1ヶ月に1回は鉢の上から水を与え土の中の肥料濃度があがるのを防ぎます。肥料濃度が高くなると植物を枯らす原因になりますので注意しましょう。
夏は底面吸水をやめて鉢の上から土がからからにならない程度に与えます。
<肥料>
開花中に「花咲く液肥」を与えましょう。
<その他管理>
○鉢をまわす
購入したばかりの株は花が上に向かってきれいに咲いていますが、新たに出てくる芽や葉は太陽のほうを向いて延びてしまいます。また、光が当たらない側の葉や芽は成育が悪いため、そのままにしておくと株のバランスが悪くなってしまいます。時々鉢を回して、陽の光が当たる場所を変えてあげると株をきれいに保つことができます。

○葉組み
株が成長すると葉が上に向かって延び、株の中心から出てくる花芽に光が届かなくなります。この状態が続くと花芽が育たなくなってしまいます。そこで光を遮る葉は下方の葉と組み替え株の中心に光が当たるようにします。葉組みを行うことで花を次々と咲かせることができます。

○花柄摘み
花は古くなって色が変わってきたら、摘み取ってしまいます。そのままにして置きますと、種を付けて株が弱ってしまいます。花柄はねじりながら根元から抜き取りましょう。
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