野菜 トマト ・ナス科・植え付け 4月中旬〜5月上旬(関東地方基準)・収穫 7月〜8月下旬(関東地方基準) とれたての完熟トマトのみずみずしい味や香りは八百屋さんやスーパーで売られているトマトでは体験できません。ちょっとしたスペースがあればトマトは栽培できます。自分でトマトを育て完熟トマトを味わってみませんか? <植え付け場所>日当たりが良くナス科(ナス、ジャガイモ、ピーマン等)の植物を3〜4年栽培していない場所で育てます。<土作り>しっかりとした株を育てるために土作りは大切な作業です。土作りは植え付けをする2週間前に行います。畑に『なす・とまと・きゅうり肥料』:1㎡=250g『1坪石灰/3坪石灰』:1㎡=150g『たい肥』:1㎡=4〜6L(リットル)をまいてよく耕します。<畝作り>うねは、畑の水はけを調整するために作ります。・うね幅 約1m・うねの高さ 水はけの良い場所では10〜15cm 水はけの悪い場所では20〜25cm<植え付け> 1 50cm間隔に植え穴を掘ります。 2 植え付けた苗の根が土の乾燥で傷まないように、 植え穴の中の土が十分湿るまで水を タップリと与えます。 3 植え付け トマトは、花の咲いた苗を植え付けます。 苗は根鉢の土を崩さないようにポットから抜き、 あまり深植えにならないように植え付けます。 接ぎ木苗の場合は、接ぎ木の部分が 土に埋まらないように注意して植え付けます。 ○植え付け豆知識 トマトの花房は一定方向に付きます。 そのため、2苗以上植え付ける場合、花房の向きを そろえると実の付く方向がそろい、 収穫が楽になります。<支柱立て>植え付け後、風や実の重さで株が傷まないように支柱を立て、株を補強します。<風よけ>支柱を立てた後、風による低温で幼苗が弱らないように風よけを作ってあげます。<マルチング>マルチングは夏の暑さや乾燥から株を守るためにおこないます。梅雨明け後、株元にわら・腐葉土・落葉などを敷き詰めます。<わき芽かき>わき芽は茎の付け根から次々出てきます。わき芽を摘み取ると実の生育が良くなり、病気にもかかりにくくなります。 出てきたわき芽は早めに全て摘み取ります。<摘芯>摘芯は親づる(主枝)の生長を止め、栄養が実に集中するようにおこないます。4〜5段目の花が開花した頃、6段目の花房下で茎を切ります。<摘葉>摘葉は風通しを良くし、病害虫の発生を抑えるために行います。黄色に変色している葉、病気の葉、葉の込み合っている部分の葉を取り除きます。<水やり>土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。<肥料>おいしい実を作るために、『なす・とまと・きゅうり肥料』『野菜の液肥』を定期的に与えます。【なす・とまと・きゅうり肥料の与え方】 植え付け2週間後から与え、その後3週間ごと定期的に 収穫終了まで与えます。・施肥場所 株の両側に分けて与えましょう。・施肥量 1㎡あたり50g(約2握り)・効果 アミノ酸効果でおいしいトマトが育ちます。【野菜の液肥の与え方】 植え付け2週間後から水で500倍に薄めた野菜の液肥を与え、 その後1週間ごと定期的に収穫終了まで与えます。・野菜の液肥の薄め方 500倍=4L(リットル)ジョウロにキャップ半量(6cc)・施肥場所 株元に与えましょう。・施肥量 1㎡あたり約1L(リットル)・効果 固形肥料との併用でさらにトマトのうま味が濃くなります。 すばやく栄養が吸収されるので、 果実の生育速度が早いトマトにはおすすめです。上記の<土作り>〜<肥料>までの作業は【お役立ちレポート】の『おいしいトマトを育てよう!〜地植え編〜』(https://www.10-40.jp/engei/repo_4.html)にてイラストを使い解りやすく説明しています。是非ご覧下さい。