野菜 ナス ・ナス科・植え付け 4月下旬〜5月(関東地方基準)・収穫 6月〜7月(関東地方基準) 9月〜10月(関東地方基準) ナスはインドが原産地の熱帯性植物です。日本にはかなり古い時代に伝えられました。江戸時代にはナスは大変高価なものとされ、お金のある人しか購入できなかったようです。「秋茄子(アキナスビ)嫁に食わすな」と言うくらい、秋に収穫したナスはおいしいものです。まして、自分で手間暇かけて育てたナスならばその味は格別でしょう。ぜひナス作りにチャレンジ! <植え付け場所>日当たりが良くナス科(トマト、ジャガイモ、ピーマン)の植物を3〜4年作っていない場所で育てます。<土作り>しっかりとした株を育てるために土作りは大切な作業です。植え付けをする2週間前に行います。畑へ『なす・とまと・きゅうり肥料』:1㎡=250g『1坪石灰/3坪石灰』:1㎡=150g『たい肥』:1㎡=4〜6L(リットル)をまいてよく耕します。<畝作り>うねは、畑の水はけを調整するために作ります。・うね幅 約1m・うねの高さ 水はけの良い場所では10〜15cm 水はけの悪い場所では20〜25cm<植え付け> 1 60cm間隔に植え穴を掘ります。2 植え付けた苗の根が土の乾燥で傷まないように、 植え穴の中の土が十分湿るまで水を タップリと与えます。3 苗は根鉢の土を崩さないようにポットから抜き、 あまり深植えにならないように植え付けます。 接ぎ木苗の場合は、接ぎ木の部分が土に埋まらないように 注意して植え付けます。<仮支柱立て>植え付け後、風で幼苗が倒れないよう仮支柱を立て幼苗を固定します。<風よけ>支柱を立てた後、風による低温で幼苗が弱らないように風よけを作ってあげます。<支柱立て>風や実の重さで株が傷まないように支柱を立て、株を補強します。3本仕立て作業の後、伸びてきた側枝に添うように支柱を立て、支柱と枝を固定します。<マルチング>マルチングは夏の暑さや乾燥から株を守るためにおこないます。梅雨明け後、株元にわら・腐葉土・落葉などを敷き詰めます。<水やり>土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。<秋ナス収穫のための剪定>秋ナスを収穫するため収穫後剪定を行います。夏に入り生育が衰えてきたら、主枝(側枝より上の部分)と側枝に葉が2、3枚づつ残るように切ります。枝を切ることで株が栄養を蓄え、秋においしいナスの実を付けます。<肥料>おいしい実を作るために、『なす・とまと・きゅうり肥料』『野菜の液肥』を定期的に与えます。【なす・とまと・きゅうり肥料の与え方】 植え付け2週間後から与え、その後3週間ごと定期的に 収穫終了まで与えます。・施肥場所 株の両側に分けて与えましょう。・施肥量 1㎡あたり100g(約3握り)・効果 安心な原料を使用している有機質原料配合! アミノ酸効果でおいしいナスが育ちます。【野菜の液肥の与え方】 植え付け2週間後から水で500倍に薄めた野菜の液肥を与え、 その後1週間ごと定期的に収穫終了まで与えます。・野菜の液肥の薄め方 500倍=4L(リットル)ジョウロにキャップ半量(6cc)・施肥場所 株元に与えましょう。・施肥量 1㎡あたり約1L(リットル)・効果 固形肥料との併用でさらにナスのうま味が濃くなります。上記の<土作り>〜<肥料>までの作業は【お役立ちレポート】の『おいしいナスを育てよう!〜地植え編〜』(http://hs20.drive.ne.jp/10-40.jp/engei/repo.cgi?no=15)にてイラストを使い解りやすく説明しています。是非ご覧下さい。