野菜 キュウリ ・ウリ科・植え付け 4月中旬〜6月上旬(関東地方基準)・収穫 6月〜8月上旬(関東地方基準) さわやかな食感で夏の食卓に涼しさをはこんでくれるキュウリ。インドの北部が原産で、日本では平安時代から栽培されていたと言われています。現在までに品種改良がさかんに行われ家庭菜園でも育てやすい品種が色々生まれたため、家庭菜園でも気軽に楽しめます。 <植え付け場所>日当たりの良い場所が適しています。<土作り>しっかりとした株を育てるために土作りは大切な作業です。植え付けをする2週間前に行います。畑へ『なす・とまと・きゅうり肥料』:1㎡=250g『1坪石灰/3坪石灰』:1㎡=150g『たい肥』:1㎡=4〜6L(リットル)をまいてよく耕します。<畝作り>うねは、畑の水はけを調整するために作ります。・うね幅 約1m・うねの高さ 水はけの良い場所では10〜15cm 水はけの悪い場所では20〜25cm<植え付け> 1 50cm間隔に植え穴を掘ります。2 植え付けた苗の根が土の乾燥で傷まないように、 植え穴の中の土が十分湿るまで水を タップリと与えます。3 苗は根鉢の土を崩さないようにポットから抜き、 あまり深植えにならないように植え付けます。 接ぎ木苗の場合は、接ぎ木の部分が土に埋まらないように 注意して植え付けます。<支柱立て>植え付け後、風や実の重さで株が傷まないように支柱を立て、株を補強します。<風よけ>支柱を立てた後、風による低温で幼苗が弱らないように風よけを作ってあげます。<マルチング>マルチングは夏の暑さや乾燥から株を守るためにおこないます。梅雨明け後、株元にわら・腐葉土・落葉などを敷き詰めます。<わき芽かき>わき芽かきは株の生育を良くし、収穫量を高めるために行います。1節目〜5節目から出てくるわき芽は小さなうちに摘み取ります。<摘芯>摘芯は親づる(主枝)の生長を止め、栄養が実に集中するようにおこないます。・親づる摘芯 親づるは23〜25節になったら先端を切ります。・小づる・孫づる摘芯 小づる・孫づるは2〜4節目で切ります。<摘葉>摘葉は風通しを良くし、病害虫の発生を抑えるために行います。黄色に変色している葉、病気の葉、葉の込み合っている部分の葉を取り除きます。<水やり>土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。<肥料>おいしい実を作るために、『なす・とまと・きゅうり肥料』『野菜の液肥』を定期的に与えます。【なす・とまと・きゅうり肥料の与え方】 植え付け2週間後から与え、その後3週間ごと定期的に 収穫終了まで与えます。・施肥場所 株の両側に分けて与えましょう。・施肥量 1㎡あたり50g(約2握り)・効果 アミノ酸効果でおいしいキュウリが育ちます。【野菜の液肥の与え方】 植え付け2週間後から水で500倍に薄めた野菜の液肥を与え、 その後1週間ごと定期的に収穫終了まで与えます。・野菜の液肥の薄め方 500倍=4L(リットル)ジョウロにキャップ半量(6cc)・施肥場所 株元に与えましょう。・施肥量 1㎡あたり約1L(リットル)・効果 固形肥料との併用でさらにキュウリのうま味が濃くなります。 すばやく栄養が吸収されるので、 果実の生育速度が早いキュウリにはおすすめです。上記の<土作り>〜<肥料>までの作業は【お役立ちレポート】の『おいしいキュウリが育つ管理方法教えます!〜地植え編〜』(http://hs20.drive.ne.jp/10-40.jp/engei/report_18.html)にてイラストを使い解りやすく説明しています。是非ご覧下さい。