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カトレアを育てよう


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カトレアの生息地はブラジルやコロンビアの標高1000~2000mくらいの高い山の中です。
そこは、夏の平均気温が約24℃、冬の平均気温が約17℃で、霧がよく発生する場所です。
そんな場所の木の枝や幹に根を巻き付けカトレアは生息しています。
生息地の環境を考えますと日本の管理では夏の高温と冬の低温に注意が必要です。
また、霧が発生している場所の木の枝や幹に根を巻き付け生息していますので、根には適度な水分と、たくさんの空気が必要です。
日本ではカトレアが生育しやすい環境を作るため鉢植えで管理をしますが、2年ほど植え替えをしていない株では根詰まりや、植え込み資材の傷みがおき根に適度な水分と酸素が行かないため株が弱ってします。
春に植え替えを行い、立派な花を咲かせるために充実した株を育てましょう。

■植え替え適期
秋咲き・冬咲き  3月~5月
春咲き       6月~7月
夏咲き       9月~10月
※開花株は花後に行ないます。

※カトレアの年間管理表を“植え替え後の管理(株の静養)”の項目で見る事ができます。

育て方とおすすめ商品


植え替え目安/植え替えに必要な資材

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☆植え替え目安
    2年以上植え替えていない株は植え替えましょう。
    ○次の項目に当てはまる株は植え替えてから2年経過していなくても植え替えましょう。

    • 購入した株がビニールポットに植えられている
    • 株が鉢いっぱいに生育している
    • 新芽が鉢の外へはみ出している
    • 水を与えても、水がなかなか抜けない
    • 葉先が傷んでいる
    • 水苔が茶色く変色している 


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      ☆植え替えに必要な資材
      ・植え替え用の鉢
      現状と同じ大きさの鉢か、一回り大きな鉢
      一回り大きな鉢の例:4号鉢⇒4.5号鉢
      (株分けを行なう場合は、株分けをした株の大きさより少し大きめの鉢に植える)
      根が鉢の中に収まる程度の鉢 

      ・小鉢洋らん培養土
      『小鉢洋らん培養土』使用量目安(1鉢あたり)
      4号鉢=約400ml
      4.5号鉢=約750ml
      5号鉢=約1L
      ・鉢底ネット(必要な場合)
      ・土入れ
      ・割り箸


      植え替え作業 ①~③

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      ☆植え替え作業

      ①鉢から株を抜く
      株元をつかんで、鉢から引き抜きます。
      抜けない場合は、鉢を割って取り出します。

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      ②根を乾かす
      植え替えの作業中、根が折れないようにするために、根の表面が白くなるまで日陰で根を乾かします。

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      ③植え込み資材を取り除く
      根をできるだけ傷つけないように、植え込み資材を取り除きます。
      ※植え込み資材が取れないようならば、少し水につけて取ります。


      植え替え作業 ④~⑤

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      ☆植え替え作業

      ④根の整理
      健康な白い根を傷つけないように『黒く変色した根』『糸状の根』『すかすかの根』は切り取ります。

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      ⑤植え付け
      【A 植え付け位置確認】
      ○鉢と株の間隔
      新芽が出る方向を広めにあけます。

      ○植え付け深さ
      鉢のフチより1~2cm下に株の根元がくるように植え付けます。
      鉢のフチギリギリで植え付けますと、水を与えたときに培養土が流れ出てしまったり、培養土全体に水が行き渡らないなどの問題が起こります。
      鉢のフチから株の根元までに空間(ウォータースペース)を作りましょう。

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      【B 培養土をつめる】
      『小鉢洋らん培養土』を鉢の中に入れて、手で鉢の側面を軽くたたき根の間にしっかりと詰めます。
      ※培養土が詰まりにくい時には、割り箸のような棒を使い詰めます。

      ◎小鉢洋らん培養土
        • 根と根の間に培養土が詰まりにくいカトレアでも小さな鉢へ植え替えやすいように、原料は小さなサイズを使用しました。
        • 根傷みがおきにくい水分量に調整されます。
        • 鉢の中の水をきれいにして根傷みを軽減する根腐れ防止材が配合されています。

          植え替え後の管理(株の静養)

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          植え替え直後の株は、根も傷んでおり体力も衰えているため、
          根と株の体力が回復するまで、株を静養させます。

          ☆水やり
          植え替え後たっぷりと与えます。その後1週間は毎日霧吹きで葉に水をかけます。
          1週間経ちましたら通常の水やりに戻します。
          ※通常の水やり方法は、上記「年間管理表」の「水やり」の項目を参考にしてください。
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          ☆管理場所
          植え替え後2週間は、室内の風と直射日光の当たらない場所で管理し、その後は通常の管理場所に戻します。
          ※通常の管理場所は、左記「年間管理表」の「温度」の項目を参考にしてください。
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          ☆肥料・活力液
          植え替えをした直後の株への施肥は、根を傷める原因となるため行ないませんが、株の体力の回復が早まる『洋らん活力液』を与えましょう。肥料は植え替え1か月後から与え始めます。


          ★『洋らん活力液』の与え方
          植え替え1週間後から2週間に1回、『洋らん活力液』の希釈液を与えます。
          ※希釈液の濃度は、季節により異なります。
          左記「年間管理表」の「活力液」の項目を参考にしてください。

          ○『洋らん活力液』の希釈液の作り方
          ・50倍液の作り方
          水1L(リットル)に対して『洋らん活力液』20cc(ペットボトルキャップ約4杯分)
          ・100倍液の作り方
          水1L(リットル)に対して
          『洋らん活力液』20cc(ペットボトルキャップ約4杯分)
          ※希釈液(液肥の薄めた液)を作るには500mlや2Lの空きペットボトルの使用が便利です。
           
          ○与える量目安
          鉢の底から流れ出るくらいたっぷり与えます。 

          ○与える場所
          株の上から与えます。

          肥料は植え替え1か月後から与え始めます。
          ※肥料の与え方は、左記「年間管理表」の「肥料」の項目を参考にしてください。


          カトレアにおすすめの園芸資材

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          ◎洋らん活力液
          ・植え替え直後や夏場など株が弱っている時に株を回復させるビタミンやアミノ酸などの栄養を補給します。
          ・花付き、花持ちを良くする栄養が配合されています。
          ・植え替え後、夏バテ防止、花後の勢力回復など1年を通して使用できます。

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          ◎洋らん液肥
          ・厳選した有機質素材を醗酵させ、抽出したエキスにミネラルを配合した栄養たっぷりの液体肥料です。
          ・素早く根から吸収されすぐに効果があらわれます。
          ・花芽の分化を促進し、花付きを良くするアミノ酸、核酸が配合されています。
          ・植物の生育状態にあわせた濃度調整ができます。
          ・根の弱い洋らんでも安心して使える、 肥料効果が緩やかな有機質肥料主体の肥料です。
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          ◎洋らん肥料
          ・株を充実させ、花付きを良くする有機の栄養が、植物に安定して効くように10種類以上の厳選有機質原料を使用しました。
          ・花付きを良くし色鮮やかにする各種アミノ酸が配合されています。
          ・肥料効果を高め、カビ・臭いを低減させ、根傷みを防止するため、長時間醗酵させました。



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