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芝生を育てよう ~コウライシバ編~


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芝は日本風の庭にも洋風の庭にも合うため、庭作りには欠かせない植物となりました。
芝は観賞以外にも子供と一緒に転げ回ったり、イヌと一緒に遊んだりできる楽しみがあります。

芝の管理には手間がかかると思われていますが、ポイントを抑えた管理をすれば、きれいな芝が維持できます。

今回は暑さや病気に強く一般家庭でも管理しやすいコウライシバの張り付け方やきれいな芝を維持する管理方法等、イラストを使いわかりやすくご紹介します。
是非、きれいな芝作りにチャレンジしてください。

■コウライシバの張り付け適期
3月~5月

■ コウライシバの特長
九州・東南アジア・インドに自生しており、日本では庭・公園・競技場などで幅広く利用されています。
乾燥や病気に強いため、一般家庭でも管理がしやすいです。
気温が10℃以下になると成長が止まり休眠に入るため、冬の間は茶色になります。

育て方とおすすめ商品


芝を張るのに適している場所/良い芝の見分け方

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☆芝を張るのに適している場所

・日当りが良い場所
コウライシバはとても日光を好む芝です。日光が1日5時間以上当たる場所に張ります。

・風通しが良い場所
風通しの良い場所でないと、病気が発生しやすいため、風通しが良い場所に張ります。

・水はけが良い場所
水はけが良い場所でないと芝が根腐れを起こしやすく、病気が発生しやすくなります。雨の降った後に、周囲が乾いても水たまりのできている場所は水はけの悪い場所です。
目土で平らにしたり、軽石やパーライトなど通気性の良い素材を掘り出した土に対して1割混ぜて水はけのよい土壌に改良してから芝を張ります。
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☆良い芝の見分け方
  • 小石や雑草がないもの
  • 葉っぱがいきいきと密生しているもの
  • 土の厚みが均一であること
  • 四隅がしっかりと角張っているもの

芝の張り付け

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☆芝の張り付け

○張り付け適期
3月~5月

○張り付け準備
  1. 張り付ける場所を深さ30cm程耕し、小石や雑草を取り除きます。
  2. 板やトンボなどを使い、土を平らにならします。
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○張り付け方の種類

・ベタ張り
芝を1面に敷き詰めて張るため、すぐに緑の庭が完成します。

・目地張り
2~3cmの隙間をあけて張ります。ベタ張りよりコストが抑えられます。

・市松張り
市松模様に張ります。少ない芝で広い面積を張れますが、芝が全面に広がるまでに時間がかかります。透させる、土の流出を防ぐなどの効果があります。
 
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○張り付け手順

  1. 平らにした土の上に芝を並べます。※ベタ張り・目地張りは、レンガ模様になるように並べると、芝がずれにくくなります。
  2. 並べた芝を平らな板などでたたき、落ち着かせます。
  3. 芝の上に『目土』をまき、板やトンボなどを使い平らにならします。
  4. 水をたっぷりと与えます。
 

○張り付け後の注意
芝の根を定着させ芝がずれるのを防ぐため、張り付け後2~3か月間は、水やりや芝刈りなどの作業時以外に芝の上に立ち入らないようにします。


水やり/肥料

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☆水やり
『芝の張り付け後』と『梅雨明け後』の乾燥しやすい時期は、水やりを行ないます。この時期に水やりを怠ると、芝を枯らす原因となりますので注意します。

○水の与え方
・『芝の張り付け後』
1か月の間、目土が乾いてきたらたっぷり与えます。
・『梅雨明け後』(7月下旬~8月)
週1回たっぷり与えます。

※広い範囲の水やりには、スプリンクラーの利用が便利です。
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☆肥料
芝は肥料切れになると、芝の芽がまばらになり、所々地肌が見えてきます。
美しいグリーンが保てるよう、定期的に肥料は与えましょう。

☆『芝ドクターG』の与え方
 
○施肥時期と施肥回数と施肥量(1回あたり)
4月・・・・・・・・・・・1回  約25g/㎡
5月・・・・・・・・・・・2回  約50g/㎡
6月上旬・・・・・・・・・1回  約50g/㎡
9月下旬・・・・・・・・・1回  約50g/㎡
10月・・・・・・・・・・2回  約50g/㎡
11月上旬・・・・・・・・1回  約50g/㎡

※施肥と施肥の間隔は2週間以上あけます。
※計量目安:約50gは、約1握りです。

○施肥場所
芝の表面にまきます。
※肥料を与えた後は水を与え、葉についた肥料を落としてください。
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○上手な肥料のまき方
1度で全量をまこうとするとムラができやすいので、
2度に分けて肥料をまくと、きれいにまけます。


芝刈り/目土入れ/株の更新

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☆芝刈り
芝刈りはきれいな芝作りに欠かせない作業です。
芝刈りを行なうと芝の芽の数が増え、より密な芝になります。
また雑草の抑制にもなります。

○芝刈りの方法
芝の張り付け後、芝の高さが7cmになったら、高さ4cmになるように刈ります。
その後は月に1回の間隔で、高さ4cmになるように刈ります。
芝全体の高さが揃ったら、月に1回の間隔で、高さ2cmになるように刈ります。
※刈り取った芝は残しておくと病気の原因となりますので、取り除きます。株は成育しますので、成育期と同じ管理を行います。 


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☆目土入れ
芝の根は成育とともに浮いてくるため、芝の面に凹凸ができます。
凹凸を修正し、葉の密度が高い芝を育てるために目土を入れましょう。

○目土入れ適期
  • 4月~5月の刈り込み後
  • 株の更新後

○目土入れの方法
  1. 芝の上に『目土』をまきます。
  2. 『目土』をトンボや板などで平らにならします。
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☆株の更新
3年程経つと土は堅くなり、根の成育が悪くなります。
1~2年に1回、スパイクで穴をあけ通気性を良くし、根の成育を改善しましょう。  
○株の更新適期
6月~8月

○株の更新の方法
  1. スパイクを使って直径約1cm、深さ約10cmの穴を約10cm間隔であけます。
  2. 穴をあけた後は『目土入れ』を行い、穴に『目土』を入れます。
※『目土入れ』の方法は上記『目土入れ』をご参照ください。


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