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野菜を育てたプランターの土のリサイクルをしよう!


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皆さんはプランターや鉢で野菜を育てた後の土をどうされていますか。
土は限りある資源ですので、何度も使用したいですね。
また、ベランダなどでは、古い土の処理に困ってはいませんか。
一度使用した古い土も、上手に再生すれば元気な野菜が育つ土によみがえります。
今回は、プランターや鉢で使用した古い土の再生方法や、野菜栽培で使用した土を再利用するときに注意したい連作障害対策などの情報を紹介させていただきます。
土の再利用は環境にもやさしいので是非チャレンジしてみてください。

目次
☆ツカエールを使って野菜を育てた後の土をもう一度再生しよう!
【1】準備品
【2】土の改良の強い味方!
『土のリサイクル活力材ツカエール』のご紹介
【3】土を改良する前の準備
【4】土の整理
【5】ツカエールで土壌酸度の中和、有機物・栄養の補給
【6】害虫が気になる方におすすめの害虫対策

☆野菜を植え付けるときは連作障害に注意しよう!
【1】連作とは
【2】輪作で連作障害対策!
【3】輪作に挑戦してみよう!

土のリサイクル方法


★ツカエールを使って野菜を育てた土を改良しよう! 【1】準備品

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【1】準備品

  • 土のリサイクル活力材 ツカエール
  • 手袋
  • ビニールシート、新聞紙など
  • フルイ(目の大きさ:約10mm)
  • ビニール袋(改良する土を入れた時、平らに伸ばせるくらいの大きさ)
  • スコップ
  • ハサミ
  • ペットボトルまたはジョウロ

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【2】土の改良の強い味方!『土のリサイクル活力材 ツカエール』の紹介

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古い土に対して1割混ぜるだけで、野菜が元気に育つ土へ改良されます。

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○改良効果1 酸性土壌を中和します
ツカエールに含まれる有機石灰は、酸性土壌を中和するので、野菜が元気に育つ土壌酸度になります。
※容器栽培の土の中にあるカルシウムやマグネシウムは、水やりや雨によって流され、容器栽培の土は酸性土壌になりやすいです。
酸性土壌では野菜の吸収しにくい栄養があり、野菜が元気に育ちにくいので、土壌酸度を調整します。

○改良効果2 水はけと通気を良くします
ツカエールに含まれる有機物は、土の水はけと通気を良くするので野菜の根が成育しやすいふかふかの土になります。
※容器栽培の土は、何度も水やりを行なうので土が細かくなりやすく、水はけや通気が悪くなりやすいです。
水はけや通気の悪い土では、酸素不足や加湿により根が傷みやすく、野菜が元気に育ちにくいので、水はけや通気の良い土に改良します。

 
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○改良効果3 栄養を補給します
ツカエールに含まれる有機質肥料や腐葉土は、土に栄養を補給するので、野菜が元気に育つ栄養豊富な土になります。
※1度野菜を育てた土は、野菜の成育に栄養を使われているため、野菜が元気に育ちにくいです。そのため、栄養を補給が必要です。

○改良効果4 病原菌を抑制します
ツカエールに含まれる酵素パワーは、土の中の病原菌を抑えるので、野菜が元気に育つ健全な土になります。
※古い土には、病原菌がついていることがあります。病原菌がついている土では、次に育てる野菜に害を及ぼすことがあるので、病原菌の少ない土に改良します。


【3】土を改良する前の準備 【4】土の整理

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【3】土を改良する前の準備
土を改良する前に、プランターや鉢の水を切っておきましょう。
※水を切っておくと、土が崩れやすいので、作業がしやすくなります。

【4】土の整理
1.枯れた苗や雑草を取り除きます。
2.鉢底石がある場合は取り除きます
容器をひっくり返して、ビニールシートの上へ土を出し鉢底石を取り除きます。
※取り除いた鉢底石は、再利用することができます。
※ビニールシートの四隅を洗濯バサミなどで止めておくと、作業の際、土がシートの外へこぼれにくくなります。

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3.土を崩しながら平らに広げ、日光で土を乾かします 
土を崩しながらできるだけ平らになるように広げ土を日光に当てよく乾かします。 
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4.害虫や根を取り除きます
害虫や古い根が残っていると、次に育てる植物が食べられたり病気にかかったりしやすいです。
害虫や古い根はできるだけ取り除きます。
また、大きな石も取り除きましょう。
フルイを使用すると、害虫・根・石を取り除きやすいです。 植え替え後2週間は日陰で管理します。 


【5】ツカエールで土壌酸度の中和・有機物、栄養の補給【6】害虫が気になる方におすすめの対策

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【5】ツカエールで土壌酸度の中和、有機物・栄養の補給
1度植物を育てた古い土は、水やりや雨などの影響により、土壌が酸性になったり、有機物が不足し、土が固くなったりしがちです。
また、植物の生育に土の中の栄養が使われているなど植物が生育しにくい土壌環境になっています。
ツカエールには、土壌酸度を中和する天然石灰や土をふかふかにするたい肥、腐葉土、栄養を補給する有機質肥料など古い土に、必要な素材が凝縮されているので、 野菜が元気に育つ栄養いっぱいの土によみがえります。 
  
☆ツカエールの使い方
ツカエールを土の量に対して1割加え、よく混ぜます。
土の量は、プランターや鉢に入っていた時の量を基準にします。

○ツカエール1割の量の目安
10号鉢(土量約15L):ツカエール5Lの袋で約3分の1
8号鉢(土量約5.2L):ツカエール約8つかみ
6号鉢(土量約2.2L):ツカエール約3つかみ
5号鉢(土量約1.3L):ツカエール約2つかみ
4号鉢(土量約0.6L):ツカエール約1つかみ
65cmプランター(土量約10L):ツカエール5Lの袋で約5分の1

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【6】害虫が気になる方におすすめの害虫対策
1度植物を育てた土には、害虫が潜んでいたり、害虫の卵が残っていたりします。
土を整理するときに目で確認できる害虫は取り除けますが、目で確認できない小さな害虫や卵は取り除きにくいです。
小さな害虫や卵が気になる方は、『【4】土の整理』の後に以下のどちらかの害虫対策を行ないましょう。害虫の被害をさらに軽減できます。
       
【土に熱を加える害中対策】
ビニール袋に土を入れ、日光に当てて病原菌や害虫を退治します。
※気温や天気により効果が左右されます。気温20度以上のときに効果的です。

☆手順
①古い土が入っていた容器へビニール袋を入れその中へ土を入れます。
②ビニール袋の中へ土が湿る程度の水を入れ、よく混ぜます。
※土を水で湿らせておくと、日光に当てた時に土全体に熱が伝わりやすくなるので、害虫への効果が高まります。
③ビニール袋の口をしばり、土をできるだけ平らに伸ばし日光に約1週間当てます。

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【水を使った害虫対策】
ビニール袋に土を入れ、水を溜めて退治します。

☆手順
①古い土が入っていた容器へビニール袋を入れその中へ土を入れます。
②土がひたひたになるくらい水を入れます。
③ビニール袋の口をしばり、約1週間置きます。
④ビニール袋に土が流れでない位の大きさの穴を数か所あけ水を抜き、土をシートの上へ広げ乾かします。


★野菜を植え付けるときは連作に注意しよう!【1】連作とは【2】輪作で連作障害対策!【3】輪作に挑戦してみよう!

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【1】連作とは

同じ土に同じ仲間(科)の野菜を続けて栽培することです。
連作をおこなうと、土の中の栄養がかたより野菜の成育が悪くなります。
また、同じ仲間(科)の野菜に害を及ぼす病害虫が増えやすいめ、病害虫による被害が多くなります。


【2】輪作で連作障害対策!

輪作とは、同じ土で野菜の仲間(種類)を変えて植え付けることです。
輪作を行なうと連作でおこる障害を軽減することが出来ます。
輪作をして元気な野菜を育てましょう。

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【3】輪作に挑戦してみよう!

○輪作の基本1 野菜の仲間(科)を知ろう!
同じ仲間(科)の野菜を続けて育てないために育てる野菜の仲間をチェックしましょう。

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○輪作の基本2 育てる野菜の計画を立てよう!
野菜の仲間(科)が続かないように育てる野菜の計画を立てましょう。
  
<輪作の良い例>
春 ナス【ナス科】  → 秋 タマネギ【ユリ科】
春 キュウリ【ウリ科】→ 秋 ホウレンソウ【アカザ科】
 
<輪作の悪い例>
春 ナス【ナス科】  → 秋 ジャガイモ【ナス科】


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