誕生秘話 【1990年代】 花の品種改良が進み沢山咲く品種や長く咲く品種の登場で家庭園芸ではそういった花苗の人気が高まってきました。 また、そんな中で「花が小さくなる」「花が咲かなくなるの」「もっと花を咲かせたいわ」というお客様からの御要望を多く頂くようになってきました。 しかし当時は花が咲いている時に肥料を与える事はタブー視されている時代でした。そこで東商は花が咲いている時でも使える初心者でも使いやすい『花を咲かせる』肥料を作ろうと考えました。 植物が花を咲かせる為に必要な栄養には【葉を作ろうとする時期】と【花を作ろうとする時期】で使われる『アミノ酸』のバランスに明らかな違いがあり特に花を咲かせる為には『プロリン』というアミノ酸が大切である事を突き止めました。 また、デンドロビウムの花芽が作られる大事な時期には『骨粉』を使用すると良いという事もわかりました。 更に、アミノ酸含有量の多い原料を探し出し骨粉と混ぜて醗酵させ、さらにアミノ酸含有量を高める技術を開発しました。 次に花を咲かせる為に必要なチッソ、リン酸、カリのバランスを絶妙に調整しました。 そして、肥料の大きさは撒き易い小粒サイズとし使いやすさにもこだわりました。 こうして『花咲く肥料』はおよそ2年もの歳月を費やしようやく完成しました。販売されてからは様々なお客様に使って頂き花数の多さを実感して頂きました。現在でも「葉ばかり茂って花が咲かない」というお客様からの御相談を頂き、『花咲く肥料』をおすすめする事で多くのお客様に「上手に咲いた」との御喜びの声を頂いております。 |