芝ドクターGを芝以外にも使いたいがメリットとデメリットは?
Q
昨年 個人の庭(約45平米)で「芝ドクターG」を使って
鮮やかな緑色のほか失地への根張り効果がありました。
今年は 対象を広げたいと思っています。
次の芝以外のものに対する使用について
メリット、デメリットの質問です。
A
○メリット(期待できる効果)
芝ドクターGに含まれるアミノ酸と菜種油かす由来のりん酸化合物フィチンや
豊富に含まれる有機の栄養は、各種植物の栽培においてもとても効果的です。
お花に対しては芽数を増やし、花をたくさん咲かせたり
野菜や果樹などは、実付き促進や味の向上に効果的です。
また、葉を楽しむ植物に対しては、葉の色艶を良くする効果も期待でき
様々な植物にご使用頂けます。
有機分が多いため土壌微生物を活性化させ、土を豊かにしますので
花壇や菜園、お庭などの栽培にもおすすめです。
○デメリット
・有機質肥料のため施肥後にカビの発生一時的に
虫の誘引が起こる可能性があります。
気になる方は、土や水をかけたりすると軽減することができます。
・りん酸分が通常の花の肥料のように強化されていません。
(N:P:K=4:4:3)
火山灰土由来の土①赤土、②クロボクはりん酸の成分を吸収してしまうので
その分の成分補填のために、骨粉肥料、粒骨粉肥料の併用を
お勧めいたします。
川砂系の土、真砂土は、りん酸の吸着の値(リン酸吸収係数)は低いため
リン酸不足は起こらないと思われます。
【芝ドクターGの特長と使い方】
芝ドクターG顆粒は、数種の有機質肥料とアミノ酸を含む液を加え
顆粒状に加工した肥料です。
肥料成分値は窒素、りん酸、加里:4:4:3の比率です。
りん酸成分が少し抑えた成分で作られています。
有機質肥料の比率が高いので、春、初夏、秋はゆっくりと分解して
肥料効果を表します。
分解の時間が必要なので、より早く効かせたい場合には
液体肥料との併用、追肥の間隔を早めにします。
6月から9月は夜間の気温も高く有機質肥料の分解がぐっと早くなるので
一度に与える肥料の量を少なくします。
芝ドクターGをまく時に芝生の種を一緒にまいて良いですか?
種まきと同時に『芝ドクターG』を施肥すると、発芽障害を起こしやすくなりますのでお控えください。
芝ドクターGには、肥料原料に有機質肥料の菜種油かすが使用されています。
この菜種油かすは、散水後に吸水し、分解が始まるときに発芽を抑制する成分を発生します。
この成分を分解するには、2週間ほどの時間が必要となります。
そのため、種と一緒に肥料をまくと、発芽障害をおこすことが予想されますので、
種まきの2週間以上前に散布し、肥料分解の時間を確保してください。
また、小さな幼少期の植物は、直接肥料の粒が根に触れてしまうと枯れてしまうので、
できるだけ撒きムラがないように均一にまき、
肥料散布後は、十分に散水して肥料濃度を薄めて均一にし、葉についている肥料を落としてください。
芝ドクターGをまくには雨が降った後の方が良いのでしょうか?
芝に肥料をまくときにお天気は気になりますね。
あまり大雨が降ると肥料が流れてしまいますので、ご注意ください。
ただ、晴れた日にまくときは夕方涼しい時にまいて
そのあとよく水をまくようにしてください。
水をまいた後、上から見て肥料が葉についていなければ大丈夫です。