シャコバサボテンを育てよう 冬に室内を飾る花としてシャコバサボテンを購入した方も多いのではないでしょうか。せっかく購入したシャコバサボテンですので、毎年花を楽しみたいですよね。シャコバサボテンの花を咲かせるために、年間を通した管理作業をご紹介します。是非、きれいな花を毎年楽しんでください。〔目次〕☆年間を通して行う管理作業【1】管理場所【2】水やり☆時期に合わせて行う管理作業【3】葉つみ 時期:4月~5月【4】植え替え 時期:4月~5月【5】肥料 時期:5月~7月【6】新芽の整理 時期:9月【7】寒さにあてる(低温処理) 時期:10月中旬~11月中旬【8】花がらつみ 時期:12月~3月 育て方とおすすめ商品 ☆年間を通して行う管理作業 【1】管理場所 【2】水やり 【1】管理場所シャコバサボテンは気温により、室内での管理と室外の管理に分かれます。基本的には春~秋にかけては屋外で管理し、冬は室内で管理します。葉やけしないように、直射日光があたらない場所で管理しましょう。屋外:直射日光があたらない半日陰室内:レースのカーテン越しなど 【2】水やりシャコバサボテンの水やりは、春と秋には水をこまめに与え、夏と冬には控えることが基本です。季節に合わせて水を与える量や回数を調整しましょう。〇水の与え方株の上から、与えた水が鉢の底から流れ出る程度与えます。 ☆時期に合わせて行う管理作業 【3】葉つみ 【3】葉つみ時期:4月~5月〇葉つみの効果1葉つみは葉の枝を増やし花数を増やす効果と、株の見栄えを整える効果があります。 〇葉つみの効果2株の高さが揃い、見栄えが良くなります。 〇葉つみの方法株の高さが揃うように、株元から※約4枚の緑色の葉を残し摘み取ります。※株元の茶色く固くなった葉は、葉を残す枚数に数えません。 【4】植え替え 【4】植え替え植え替え適期:4月~5月鉢植えのシャコバサボテンは、植え替えを行わないと根詰まりにより成育が悪くなります。 以下のような株は植え替えをして根詰まりを解消し、成育を良くしてあげましょう。 〇植え替える株の目安・2年間植え替えをしていない・根が鉢の底から出ている・土がかちかちに固い・土が水を吸わない 〇植え替える鉢の大きさ現在株が植えられている鉢より1回り大きな鉢に植え替えます。(例)元の鉢(5号鉢)⇒植え替える鉢(6号鉢) 〔植え替え方法〕 ①根鉢を崩す株を鉢から抜き、根の回りの土を3分の1ほど崩します。 ②植え付け植え付ける鉢に、鉢底石を底から1cm程入れます。株の根元が鉢のフチより※約3cm下になるように、株の高さを調整しながら、根鉢の周りに培養土を入れて植え付けます。※株元を埋める深さ約1cm+ウォータースペース約2cm培養土を入れた後は、鉢の底から流れ出るくらい水をタップリと与え、土を落ち着かせます。 ③水を与えます培養土を入れた後は、鉢の底から流れ出るくらい水をタップリと与え、土を落ち着かせます。 【5】肥料 【5】肥料立派な花を咲かせるために肥料を与えましょう。肥料はゆっくり長く効く『固形の肥料』と素早く効く『液体の肥料』の併用をおすすめします。2つの種類の併用は植物に栄養を効率よく補給でき、効果的なので立派な花を咲かせる株が育ちます。(固形の肥料)〇与える時期5月~7月 〇与え方1か月に1回の間隔で鉢のスミに与えます。 (液体の肥料)〇与える時期5月~7月〇与える量(1回あたり)葉の上から、鉢の底から流れ出る程度与えます。 おすすめ商品 醗酵油かす 超醗酵油かす おまかせ 顆粒 液体の肥料 スーパーワン 【6】新芽の整理 【7】寒さにあてる(低温処理)【8】花がらつみ 【6】新芽の整理〈時期〉9月シャコバサボテンは9月頃に色の濃い成熟した葉の先端へ花芽を作ります。花芽を作る葉の先端から葉になる新芽が出ていると、花芽が作られないため、葉になる新芽を摘み取ります。 〇新芽の整理方法葉の先端の明るい緑色をした葉になる新芽を全て摘み取ります。 【7】寒さにあてる(低温処理)〈時期〉関東地方:10月下旬~11月東北、甲信越、北海道:9月中旬~9月下旬シャコバサボテンは一定期間寒さにあてると花芽を付ける特性を持っています。最低気温10℃以下になるまでは、室外で管理をしましょう。※つぼみの小さな株の管理場所の移動はつぼみを落とす原因となるので、室内に取り込んだ後に株を管理する場所は、できるだけ移動しなくてよい場所を選びましょう。株の移動は、つぼみの大きさが約3cmに成育した頃ならば大丈夫です。 【8】花がらつみ 〈時期〉12月~3月咲き終わった花をそのままにしておくと、種が付き株が弱りますので、出来るだけ早く花がらを摘み取ります。〇花がらつみの方法しおれてきた花をつまんで摘み取ります。 一覧へ戻る