冬の貴婦人「クリスマスローズ」のお手入れのコツ

心に灯がともる、冬だけの贅沢
凍えるような寒さの中で、うつむき加減に凛と咲くその姿。
クリスマスローズは別名「冬の貴婦人」と呼ばれます。
花色のバリエーションは、清らかな白からアンティークなピンク
シックな黄緑まで。
さらに一重咲きや八重咲きといった個性が加わると
その表情は驚くほど豊かです。
「ひとつ手に入れたら、次はあの子も……」
と、ついコレクションしたくなる
不思議な魅力を持っています。
しかも、一度植えれば
毎年花を咲かせてくれる「宿根草(しゅっこんそう)」。
花の少ない冬のお庭を、あなたの帰りを待つ場所へと
変えてくれる心強い味方です。
今の時期は、ちょうど開花した苗が店頭に並ぶベストシーズン。
今回は、憧れのクリスマスローズを
「枯らさず、毎年元気に咲かせる」ための
秘訣をお話させていただきますね。
INDEX
1.運命の一株に出会う「苗選び」のコツ

クリスマスローズを育てるなら
開花株が出回る今がベストシーズンです。
実は、種から育てると親株とは違う顔で
咲くこともしばしば。
今ならお花の色や形をしっかり確認できるので
理想の一鉢に出会えるチャンスです。
★重要チェックポイント
お店で手に入れた苗は、たいてい鉢の中が
根っこでパンパン(根詰まり)の状態です。
このままだと水分をうまく吸収できず
株が弱ってしまう原因に。
まずは早めの植え替えで
のびのびと育てる環境を整えてあげましょう。
【植替え適期】
10月~3月
2.理想の環境を整える「植え付け方」

クリスマスローズは「宿根草」。
一度根付くと毎年あなたの庭を彩ってくれます。
だからこそ、最初の「場所選び」が肝心です。
★お庭に植える場合
夏場の「直射日光」と「高温」が最大の敵。
落葉樹の下など、冬は日差しが入り
夏は木漏れ日になるような
特等席を選んであげましょう。
日陰がない時は?
寒冷紗(かんれいしゃ)を使ったり
ラティスを設置して木陰を演出したり
フォスターのそばで育てたり。
あるいはベンチなどを置いて
日よけを作るのも素敵です。
マルチングで根を守る
暑さが苦手なクリスマスローズのために
バーク片や腐葉土を敷いて
地温の上昇を防ぎましょう。
★鉢植えで育てる場合
屋外管理が基本です。
冬は日当たりの良い場所で。
夏が近づいたら、涼しい日陰へ
移動させてあげてください。
★植え付けの鉄則
今の鉢より2回り大きな鉢と鉢底石を用意。
苗は根鉢を崩さないのが基本
(※秋以外は特に丁寧に!)。
株元が土に約1cm埋まる深さで
植えるのがベストバランスです。
【お庭への植え付け方】
1. 直径・深さともに約40cmの植え穴を掘ります。
2. 掘り上げた土に、土壌改良材を混ぜましょう。
3. 根鉢を崩さないように苗を鉢から抜きます。
4. 苗を地表から約1cmの深さに
埋まるように植え付けます。
5. たっぷりと水を与えます。

鉢植えの場合も、屋外での管理が基本です。
植え替え後は、日当たりの良い場所で
管理しましょう。
※夏場は直射日光の当たらない
涼しい場所へ移動します。
【鉢への植え付け方】
1. 今の鉢より2回り大きな鉢を用意し
底に1cmほど鉢底石を入れます。
2. 根鉢を崩さないように注意して
苗をそっと抜きます。
※秋以外に植え替えをする時は
根を傷めないよう崩さずそのまま植えるのがコツです。
3. 株元が鉢のフチより約3cm低くなるように
調節しながら、鉢底石の上に土を入れます。
4. 株元が約1cm埋まるように、苗を植え付けます。
5. たっぷりと水を与えます。

3.「冬の朝」の水やり、ここに注意!

クリスマスローズの管理で
意外と見落としがちなのが
水やりの時間帯です。
冬の朝は「我慢」が正解
冬の朝、株がしおれているのは
寒さから身を守るための防衛反応です。
このタイミングで水を与えると
かえって株が凍えてしまうことも。
気温が上がった10時頃に
たっぷりと与えるのがコツです。
夏場は「控えめ」に
湿度の高い夏は
土の表面が乾いてからたっぷりと。
気温の高い日中は避け
早朝か夕方に与えて根を守りましょう。
4.毎年咲かせる「栄養補給」と「メンテナンス」

貴婦人が毎年美しい姿を見せてくれるよう
肥料とメンテナンスを習慣にしましょう。
おすすめの栄養補給
☆W使いで効率アップ!☆
クリスマスローズ・クレマチスの肥料
リン酸成分が高く、花付きを強力サポート。
臭いも少なく扱いやすい粒状タイプです。
使い方:10月〜4月、月1回。
庭なら株の周りへ、鉢ならフチへ。
有機入り醗酵液肥
スーパーI
アミノ酸が花芽を助け
ミネラルが葉色を鮮やかに。
即効性が魅力です。
使い方:10月〜5月、週1回。
500倍に薄めて株元へ。
忘れちゃいけない
「美容ケア」
葉切り
古くて倒れた葉は根元からカット。
株の中心に光が当たり、新しい芽の成長を促します。

花がら摘み
4〜5月頃、咲き終わった花は早めに根元からカット。
種に栄養を取らせず、株を疲れさせないのが
長く楽しむ秘訣です。

鉢増し
根の張りが強いクリスマスローズは
毎年植え替えが理想的。3月を目途に
ひと回り大きな鉢へお引越しさせてあげてくださいね。
5.冬が待ち遠しくなる暮らし










