健康野菜「ケール」を育てよう! ~育て方のポイント
青汁の材料として知られているケールは
非常に栄養価が高い野菜です。
抗酸化作用のあるβ-カロテンや
ビタミンC、カルシウム、食物繊維、葉酸など
健康維持に役立つ栄養が豊富に含まれています。
そんなスーパー野菜のケールですが
最近ではスーパーでも売られていて
野菜として食べる方も増えてきています。
「苦そう」なイメージが強いケールですが
炒めればその苦みが消えたり
生のままでもサラダで食べられる品種や
苦みが少ない品種など
食べやすいケールも増えてきています♪
健康志向の方にはとても興味深いケールですよね。
そんな健康野菜のケールを
家庭で育てることができれば
新鮮な状態で安心して食べることができ
さらに収穫期間が長いため
日常的に食卓に取り入れることができます♪
ただ、育ててみたいけど
どんな風に育てたら良いのでしょう?
難しそうですね。
そこで今回は、家庭菜園でこれから人気が伸びそうな
健康野菜のケールについてお話させていただきますね。
1.「ケール」ってどんな野菜?
ケールはアブラナ科の野菜で
キャベツやブロッコリー、カリフラワーの仲間です。
育て方の基本はキャベツと同じですが
キャベツと違うところは
葉が結球しない(葉が丸まらない)ところ。
大きくなった葉を外側から数枚ずつ
かき取って収穫するので
新たな葉が大きくなれば、また収穫することができ
長く栽培することができます♪
そんなケールにはさまざまな品種があり
葉の形状や大きさがそれぞれ違っています。
☆日本で栽培されている主な品種
「カーリーケール」
葉がフリルのようにカールしている品種
サラダに向いている。
「コラードケール」
葉が大きく縮みがないタイプ
青汁に使われる代表的な品種
ジュースやスムージー、加熱調理にも向く
万能タイプ
「シベリアンケール」
葉のカールが強く、ケールの中でも小ぶりな品種
加熱調理に向いている。
種類によってサラダ向き、加熱調理向き
スムージー向きなどがありますので
使いたい用途に合わせて選んでみましょう。
詳しくはそれぞれの種や苗の説明を
確認してみてくださいね。
栽培は、秋植えと春植えがあり
種からでも苗からでも
育て始めることができます♪
2.定期的な肥料がケール栽培のポイント!
ケールは大きくなった葉を
外側から数枚ずつかき取って収穫する
「葉かき栽培」です。
長く収穫を楽しむことができるので
栄養を切らさないように
定期的に肥料を与えることがポイントです。
ケールを美味しく育てたい方は
アミノ酸豊富で土をふかふかにする
有機質肥料がおすすめです。
おすすめの有機質肥料
「植付後・有機100%野菜の肥料」
味の良い野菜を育てる各種アミノ酸が豊富な
有機栽培愛好家にもおすすめな
有機質原料100%の肥料です。
醗酵の効果によって引き出された有機の栄養は
土壌微生物のエサとなるため
土がやわらかくなり根の生育が良くなるので
ケールが元気に育ちます!
「植付後・有機100%野菜の肥料」の使い方
【種から育てるとき】
①種まき準備
種をまく1週間以上前に
土と肥料をよく混ぜておきます。
②種まき後
種まきの4週間後から
2週間に1回ずつ肥料を与えます。
【苗から育てるとき】
①植付準備
苗の植え付け前に、土と肥料をよく混ぜます。
②植付後
苗の植え付け3週間後から
2週間に1回ずつ肥料を与えます。
追肥を与えたら土を被せておくと
微生物による肥料成分の分解が進み
肥料がよく効きますよ♪
また、固形の肥料と一緒に液体の肥料を使用すると
さらに味を良くし、肥料切れを防ぐことができ
立派なケールが収穫できます!
おすすめの液体の肥料
「スーパーI(ワン)」
有機質原料(油かす・骨粉・魚粉など)を
東商独自の特殊醗酵菌により
醗酵させて液体化した肥料です。
化学肥料にはない有機の栄養が豊富で
野菜の味を良くします。
「スーパーI(ワン)」の使い方
1週間に1回ずつ500倍に薄めて与えます。
※葉の上からかけてしまっても大丈夫ですよ♪
3.ケールの収穫ポイント!
葉の大きさが30cm~40cmになったら
大きい外葉から順次、葉の付け根を
ハサミで切って収穫します。
1度にたくさんの葉を取ると
株が弱ってしまうので
7~8枚の葉が残るように
数枚ずつ収穫しましょう。
またケールが大きく育つにつれて
根が土から出てしまわないように
土を株元へ寄せてあげるとよく育ちますよ♪
4.ケールを育てて健康野菜を食べよう!
秋から栽培を始めると
冬には甘味が増したケールを
収穫することができます。
またケールはキャベツやブロッコリーの仲間なので
春になると花芽が出る「とう立ち」をします。
花芽をそのままにしておくと
葉が固くなってしまうので
早めに花芽を摘み取りましょう。
摘み取った花芽は炒め物や
天ぷら、おひたしなどにして
食べることができますよ♪
身体を動かし、不足しがちな栄養分を
収穫したケールで補う♪
まさに健康志向の方にピッタリな野菜ですね。
ぜひ、「植付後・有機100%野菜の肥料」や
「スーパーI(ワン)」などの有機質肥料を使って
ケール栽培に挑戦してみてくださいね!