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2025.09.01 大菊

大菊の育て方から見る スーパーI(ワン)の活用術!

大菊の育て方から見る スーパーI(ワン)の活用術!

 

「大菊が開花する前に

 もっと株を大きく育てたい」

 

と、お客様から

お問い合わせをいただきました。

 

株を大きく育てるには

栄養となる肥料をあげたいところですが

大菊は開花に向けて

肥料成分を少なくしていくもの。

開花前の大切な時期に

一体どのようにして育てたらよいのでしょうか。

 

そんなときに活躍するのが

肥料濃度を調整できる液体の肥料』です。

 

大菊を大きく育てるときのポイントは

固形の肥料と一緒に

 液体の肥料を使用すること

生育に合わせて

 液体の肥料の濃度を調整すること”です。

 

今回は、濃度によって幅広い使い方ができる

おすすめの液体の肥料

『スーパーI(ワン)』の基本の使い方と

活用術についてお話させていただきますね。

 

1. 大菊の肥料のコツ『止め肥』

 

まずは大菊の育て方を

簡単に確認してみましょう。

 

大菊は株の成長に合わせて

徐々に鉢を大きくしながら育てていき

一般的には11月頃に開花します。

 

栽培中のポイントは『止め肥』です。

『止め肥』とは、8月25日前後に与える

開花前の最後の固形の肥料のことです。

 

なぜ開花直前まで固形の肥料を

与えないのかというと

長雨や気温の変化により

急に肥料成分が効いてしまったときに

菊体内で肥料のチッソ成分が高くなると

花芽の分化やつぼみの成長を妨げる可能性があり

開花が遅れたり、花が腐ってしまう原因となる

恐れがあるからです。

 

そのため、大菊栽培では開花の時期に

肥料成分が少なくなるように

8月の終わりの時期に

『止め肥』として固形の肥料を与えます。

 

 

2.『止め肥』とスーパーI(ワン)

 

『止め肥』は、与えてから約1か月間効き

秋に向かって葉や株の充実、花芽の分化

つぼみの成長など

大切な時期をサポートする栄養になります。

 


 

しかし『止め肥』を与えたあと

開花までの間で株が小さい場合に

さらに株を大きくしたり、葉を厚くして

立派な花を咲かせるために

もっと栄養を与えてあげたいと思いますよね。

 

そんなときに使いやすいのが

『スーパーI(ワン)』です。

 

3.大菊名人から伝承の有機液肥『スーパーI(ワン)』

 

東商の『スーパーI(ワン)』

チッソ4.5%、リン酸4.5%、カリ3%

栄養バランスが良い液体の肥料です。

 

チッソが株の生育を促し

リン酸カリ開花を促します。

 

スーパーI(ワン)には、そのほかに

核酸、アミノ酸(プロリン)、ビタミン類

サイトカイニン(ゼアチン)

天然型オーキシンなど多種類の有機の栄養が含まれています。

 

これらの豊富な有機成分により

肥料の濃度を”使い分ける”ことで

液体の肥料としてだけでなく

活力液としてもお使いいただくことができます。

 

また、与えてすぐに効果があらわれ

1週間ほどで成分が抜けていきますので

いつまでも効いてしまう固形の肥料に比べて

肥料管理がしやすく

大菊栽培では、止め肥のあとも

株の状態を見ながら濃度を調整することで

花が咲くまでお使いいただくことができます。

 

『スーパーI(ワン)』の希釈倍率と用途】

 ※希釈倍率とは、水で何倍に薄めるかを

  あらわすものです。

 

500倍に薄めたとき

通常の液体の肥料としての効果が得られます。

 

1000倍に薄めたとき

薄めの液体の肥料としての効果が得られます。

 

2000倍に薄めたとき

:肥料濃度が低いため 活力液としての効果が得られます。

 

4.液体肥料と固形肥料はこう使うべし!

 

『スーパーI(ワン)』

チッソ、リン酸、カリの成分バランスがよく

様々な栄養素を含んでいる肥料ですが

与えてすぐに効いて

1週間ほどで成分が抜けるという特長があります。

 

肥料効果が長続きしないので

長い期間の成長を支えるためには

じっくり長く効く固形の肥料と一緒に使うと

お互いの肥料効果が不足している時期を

補い合うことができ

 

肥料効果を高めることができるので

立派な植物を育てられます。

 

 

5.大菊への『スーパーI(ワン)』の使い方

 

大菊の成長に合わせて

濃度を変えて使用すると

開花に影響を与えることなく

栄養を補給できます。

 

【成育期(~8月中旬頃まで)】

 500倍液を週1回

 ※苗を育てるときも500倍で使用します。

 

【止め肥以降(8月下旬~9月)】

 1000倍液を週1回

 

【開花期(9月~10月)】

 ※気温が下がり、つぼみができたら

 2000倍液を週1回

 

上記の時期はあくまでも目安となります。

大菊の株の状態を見て

固形の肥料がよく効いているときは

『スーパーI(ワン)』の濃度を

薄めて使用しましょう。

 

特に開花期前(『止め肥』以降)の時期に

葉が濃い緑色で、カールしている場合は

固形の肥料がよく効いているため

開花が遅れたり

花が腐ってしまわないように

2000倍液に切り替えて使用しましょう。

 

 

『スーパーI(ワン)』の栄養は

葉からも吸収されます。

 

ジョウロを使って

株の上から『スーパーI(ワン)』をかけると

葉と根から栄養が吸収され

肥料効果がアップしますよ。

 

 

※花にはかけないように注意しましょう。

 

6.大菊を育てる管理ポイント

 

〇多雨対策

 

梅雨や秋雨など

雨が多い時期は土が乾きにくくなるため

根腐れを起こす心配があります。

大菊を育てるときの土づくりには

排水性・保湿性に優れた

腐葉土と赤玉土を使うのがおすすめです。



〇高温対策

 

ここ数年、夏の気温が高く

生育が遅れる傾向が強いようです。

大菊の置き場所には

寒冷紗を使用して日差しを弱めたり

鉢の下に木の板などを敷き

地面からの熱をさえぎるとよいでしょう。

 

真夏日が続き、気温が高いときには

固形の肥料の量を減らし

 

こまめな濃度調整ができる

『スーパーI(ワン)』で栄養を補給しましょう。

 

7.『スーパーI(ワン)』で大菊名人!

 

今回は、大菊の育て方に沿って

スーパーI(ワン)の使い方を

ご紹介させていただきました。

 

濃度を調整することによって

幅広い用途で使える『スーパーI(ワン)』

 

是非さまざまな植物にお試しください!

 

『スーパーI(ワン)』の効果についての

詳しい内容については

 

下記の商品情報ページもご参照くださいね♪

 

 

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