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2023.06.15 アジサイ

アジサイの色が変わっちゃうのはどうして?

アジサイの色が変わっちゃうのはどうして?

 

梅雨の季節が近づくと

楽しみになってくるのがアジサイの開花ですね。

 

 

ブルーにピンク、赤、紫、白など

色とりどりのアジサイが咲いていると目を奪われてしまいます。

 

 

最近は母の日のプレゼントとしても人気のアジサイですが

お家で育てていたら色が変わってしまった!という経験はありませんか?

 

お気に入りのアジサイの色が変わらないように

もっときれいな色になるようにする為にはどうしたら良いのでしょうか。

 

 

今回は、アジサイの色についてお話させていただきます。

 

 

 

1.アジサイの青色の秘密

 

まず初めに、アジサイの基本的な発色の仕組みについてお話します。

 

アジサイの色は、アジサイが持っている『アントシアニン』という

色素が関係しています。

 

『アントシアニン』の中には

『アルミニウムイオン』と反応する事で

青色を作り出す物質が含まれています。

 

※品種によっては、色素を持たないアジサイもあります。

 

※近年では品種改良が進み

発色の鮮やかさは品種によるものである事があります。

 

新品種の発色には魅了されますね。

 

 

 

2.アジサイの色に変化を与える物

 

アジサイの色に変化を与えるのは、土の影響が大きいです。

 

土の酸度が『酸性』『アルカリ性』かによって

発色が左右されます。

 

 

 

 

 

土が『酸性』になると、青色の発色が良くなると言われています。

 

『酸性』の土では、アジサイが根からアルミニウムイオン

吸収しやすくなるためです。

 

反対に、土を『アルカリ性』にしたり

土の中のリン酸成分を高めてアルミニウムイオンの吸収を抑えると

赤色やピンク色の発色が良くなると言われています。

 

では白色の場合は、土の酸度をどう調整すれば良いのかな?

と考えてしまいそうですが、白色のアジサイには

色を左右する色素がないため

土壌酸度の影響を基本的には受けません

 

もし、アジサイの色が以前と変わってしまった場合は

土を見直してみてください。

 

土の酸度が咲かせたい色と合っていないのかも知れません。

 

「赤色だったアジサイが紫色になってしまった」

「もっと鮮やかな青色に咲かせたい」

 

そんな時には、土の酸度を調整してあげましょう

 

 

 

3.土の酸度を調整するタイミング

 

①植え付けのとき

②花が終わった後に植え替えるとき

 

来年に向けて、このタイミングで

アジサイの色に合った土作りをしてあげましょう。

 

 

 

 

4.アジサイの色ごとに使用する土作り資材

 

〇青色のアジサイ

 赤玉土(アルミニウムを含む)

 pH未調整のピートモス(酸性)

 鹿沼土(酸性)など

 酸性の土を使用しましょう。

 

 

〇赤色のアジサイ

 pH調整済みのピートモス(中性)

 腐葉土

 軽石など

 アルミニウムイオンが少ない用土を使用しましょう。

 

 

〇白色のアジサイ

 腐葉土たい肥などを使用するのがおすすめです。

 

 

土壌酸度の影響を受けない白色のアジサイでは

土をふかふかに改良してくれる腐植が含まれた素材を使用すると

成育が良くなりますよ。

 

 

それぞれの色に合わせた土に植え付けた後は

土の表面に腐葉土などを敷いてマルチングしてあげましょう

 

アジサイは明るい日陰でよく育ち

湿気を好む植物なので

水切れするとすぐにしおれてしまいます。

 

マルチングをする事で保湿力が高まり

しおれを防止してくれます。

 

 

 

 

5.色別のアジサイの肥料って?

 

また、肥料にも『青アジサイの肥料』

『赤アジサイの肥料』など

色ごとに分かれているものがありますよね。

 

肥料自体が酸性やアルカリ性に調整されているので

土の酸度調整と合わせて、肥料もアジサイの色に合ったもの

使用するのがおすすめです。

 

赤色のアジサイに『青アジサイの肥料』など

色が異なる肥料を与えると

アジサイの色がぼやけてしまう可能性がありますのでご注意ください。

 

 

白色のアジサイは色が左右されないので

穏やかに効き土も良くしてくれる有機質肥料を使用するのが

おすすめです。

 

『超醗酵油かす おまかせ・顆粒』なら

臭いやカビの心配がないので使いやすいですよ。

 

 

パラパラまける顆粒タイプなので

庭植えのアジサイにも与えやすいです。

 

肥料を与えると、発色への効果だけでなく

株を大きく育てたり、丈夫に育てたり

きれいなお花をたくさん咲かせる事ができますよ。

 

 

 

6.アジサイに肥料を与える時期

 

<鉢植えの場合>

 

花が終わった後に1回(7月)

3月に1回

※植え付けたばかりの時は、10日後から与えられます。

 

 

<庭植えの場合>

 

植え付けのとき(12月~2月)

花が終わった後に1回(7月)

12月~2月に1回

 

 

土の酸度調整と肥料

色鮮やかなアジサイを咲かせられると良いですね

 

 

 

7.アジサイにおすすめの肥料

 

 

〇青アジサイの肥料

 

 

 

青アジサイが好む〔酸性〕に調整済です。

 

成長に必要な栄養がバランスよく配合してあります。

 

有機主体で健康な株が育ちます。

 

 

 

〇赤アジサイの肥料

 

 

 

赤アジサイが好む〔アルカリ性〕に調整済です。

 

赤色の発色を高める「高リン酸」設計です。

 

丈夫に育つ「複合ミネラル」入りです。

 

 

 

〇超醗酵油かす おまかせ・顆粒

 

 

におわない・かびない・虫がつかないため

室内や玄関でも安心してご使用になれます

 

パラパラとまきやすい顆粒タイプです。

 

栄養豊富で土も良くする有機質肥料です。

 

 

 

 

アジサイの剪定方法をこちらの記事でご紹介しています。

ぜひご覧くださいね。

【紫陽花(アジサイ)を綺麗に咲かせる剪定方法とは?】

 

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