マメの栽培に使いたい！「リンカリ肥料」
マメの肥料を探していたら
農協の肥料で3-7-5の肥料があったけれど
20㎏はいらないので、窒素の少ない肥料として
窒素ゼロの肥料 東商のリンカリ肥料「らんまん」を見つけて
購入したのだけれど・・というお客様より
「どんなふうに使えばいいんやろ？」
と、ご相談頂きました。
1.３－７－５って何？リンカリ肥料「らんまん」の考え方
マメは根粒菌を根に共生させているので
チッソが多いと葉ばかり茂ってマメの実が良く育ちません。
それで窒素（葉を作る成分）が少ない
くみあい配合 ”3-7-5” の肥料が良く使われています。
東商のリンカリ肥料「らんまん」は窒素分を含まないので
葉の栄養より実に栄養を上げたい時などの
窒素を抑えたい時には便利な肥料です。
「らんまん」の成分（１００ｇ中の g数）は
窒素：0 リン酸：19 カリ：10 マグネシウム：3
ですので
1平方メートルあたりに50ｇまくと・・・・・
窒素 0 リン酸 9.5ｇ カリ5ｇ 苦土1.5ｇの成分が入ります。
ちなみに100ｇまくと・・・・
窒素 0 リン酸 19ｇ カリ10ｇ 苦土3ｇの成分が入ります。
醗酵油かす肥料と併用すると、豆やサツマイモなどの
窒素を控えた施肥設計の調整ができます。
らんまんの成分のリン酸は、く溶性といって
土の酸によって有効化するので
散布した後、土に混ぜると溶け出して効いてきます。
2.リンカリ肥料「らんまん」は、元肥で使えますか？
はい、使えますよ。
りん酸は予め堆肥と一緒に使うと肥料効果がいいんです。
元肥として、50ｇから100ｇを1平方メートルの広さの土と混合します。
注意点
マメは最初の時には根に根瘤がありませんから
葉を育てるチッソ成分が必要です。
醗酵油かすなら1平方メートル当たり200ｇ位
もちろん追肥でも使えます。
追肥の場合も窒素を少し補う必要があります。
スナップエンドウでは、基本的に
チッソ3ｇの施肥基準になっています。
「醗酵油かす」では50ｇ位の追肥で
窒素２ｇ・りん酸3ｇ・カリ1ｇの成分が補填されます。
また、「らんまん」30ｇの追肥で
りん酸5.7ｇ・カリ3ｇ・マグネシウム0.9ｇの成分が補填されます。
※マメの種類によって追肥の加減が必要です。
マメ科の作物は、生育期後半に化学肥料成分が効きすぎると
花付き・実つき・風味が落ちるようです。
根瘤の菌が活躍できるように
土づくりの素材（たい肥、醗酵有機質肥料）を使いましょう。
まめに特化したまめ専用肥料
こちらも使いやすいですよ♪
