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2024.06.13 アジサイ

白いアジサイの栽培と管理のコツ

白いアジサイの栽培と管理のコツ

 

梅雨の風物詩として親しまれているアジサイ・・

 

アジサイには日本原産の品種や外国原産の品種

てまり咲きの花や、額咲き、円錐型に咲く花など

さまざまな品種が増えてきて人気の花ですね♪

 

最近では「アナベル」や「カシワバアジサイ」など

白いアジサイ」が人気です。

 

「アナベル」は

「アメリカノリノキ」を園芸用に品種改良したもので

「カシワバアジサイ」とともに北アメリカが原産の

  品種です。

 

「ノリウツギ」など古くから日本に自生する品種も

  あります。

 

白い花は、ワンポイントとして

周囲の花を引き立ててくれます。

 

また、日かげの空間を明るくしてくれます。

 

お庭に白いアジサイが植えられていると

パッとそこに目を惹かれてしまいますね。

 

白いアジサイは

赤色や青色のアジサイとは色が違うだけなの?

同じ管理方法で育てて良いの?

と、育ててみようと思うと、疑問がわいてきます。

 

今回はそんな白いアジサイについて

お話させていただきますね。

 

1.白いアジサイも色が変わってしまうの?

 

アジサイと言えば赤や青、紫など

さまざまな色がありますが

赤色だったアジサイが青紫色に変わってしまうなど

土の酸度によって花の色を変化させる事が

知られています。

 

品種にもよりますが

赤色や青色のアジサイは『アントシアニン』という

色素を持っていて

その色素が、土の中に含まれている

『アルミニウムイオン』と反応する事で

花の色が変化します。

 

特に青アジサイは、土を酸性にすると

根から土中のアルミニウムイオンを

吸収しやすくなり

青色の発色が強くなります。

 

白いアジサイは

『アントシアニン』という色素を

もともと持っていません。

そのため、土の酸度によって

白色が他の色に変わってしまう心配はありません。

 

色の変化を気にせずに花を楽しむことができますよ。

 

 

※最近では品種改良によって「白いアジサイ」が

 作られることもあるようです。

 

2.白いアジサイの管理方法は?

 

白いアジサイは土の酸度を気にせずに

育てる事ができますが

その他の管理方法は

同じで良いのでしょうか?

 

実は白いアジサイの中にも

管理方法が少し異なる品種があります。

 

白いアジサイの仲間で

人気の「アナベル」は、花芽ができる枝や

花芽ができる時期が、他のアジサイとは異なります。

 

「ホンアジサイ」や「ヤマアジサイ」

「ガクアジサイ」や「カシワバアジサイ」など

ほとんどのアジサイは『旧枝咲き』といって

花が咲いた年に伸びた枝に

秋になると花芽を付けます。

そして翌年の6月頃に花を咲かせます。

 

「アナベル」の場合は『新枝咲き』といって

今年の春に伸びた枝に花芽を付け

今年の6月頃に花を咲かせます。

 

花芽を付ける時期が違う事ので

『剪定の時期』に注意が必要です。

 

3.『旧枝咲き』『新枝咲き』剪定時期って?

 

「カシワバアジサイ」など『旧枝咲き』の場合

花が咲いた年の秋に花芽ができるため

花が咲き終わったら、花の下2節目の下で

枝を剪定しておきます。

 

 

 

 

脇芽が成長し、9月までに枝が充実すると

先端の脇芽に花芽を分化します。

 

秋以降の剪定で誤って花芽の付いた枝を

切ってしまわないように

剪定は花が咲き終わったら

すぐに行なうのがおすすめです。

 

遅くても7月半ばまでに

早めに終わらせておきましょう。

 

 

一方、新枝咲きの「アナベル」(「アメリカアジサイ」

「アメリカノリノキ」)の場合は

花が咲き終わったら、花の部分だけを切り取ります

返り咲きする品種では

再び花を楽しむことができます。

 

それから休眠期に入り葉が落ちたら

株全体の形を整えるように剪定をします。

 

旧枝咲きのように“何節目で切る”などは

気にせずに切って大丈夫です。

 

花芽は春に新しく伸びた枝に付くので

休眠期に剪定をしておけば

毎年花を咲かせることができます。

 

『新枝咲き』のアジサイの仲間には

「アナベル」の他に「ノリウツギ」があります。

白いアジサイの中でも旧枝咲きと

『新枝咲き』のタイプがありますので

確認してみてくださいね。

 

※ちなみに最近のアジサイでは

 旧枝と新枝の両方に花芽を付ける性質を持った

 新旧両枝咲き』というタイプもあるようです。

 新しい品種がどんどん登場していますので

 自分が育てるアジサイについて

 確認しておくといいですね♪

 

4.白いアジサイにおすすめの肥料って?

 

アジサイの肥料には

肥料自体がアルカリ性に調整された

「赤アジサイ専用の肥料」や

酸性に調整された

「青アジサイ専用の肥料」があります。

 

土の酸度によって花の色が変化する

赤色や青色のアジサイの場合は

花の色に合わせて専用の肥料を選ぶことで

さらに発色を良くすることができます。

 

白いアジサイの場合は

花の色が変化しないので

花をたくさん咲かせる効果や

イキイキ元気な株を育てる効果のある

肥料を選ぶと良いでしょう。

 

 

白いアジサイにおすすめの肥料

アジサイの肥料 200g

 

アジサイを美しく咲かせ

元気に育てます

 

リン酸の効果で花芽の付きを促進し

花をたくさん咲かせます

 

各種ミネラルが含まれているため

アジサイの健康をサポートします。

 

におい・カビを抑えているので

玄関先などでも使いやすいです。

 

大切なアジサイを傷めないように

腐植素材をブレンド

肥料が穏やかに効きます

 

5.アジサイへの肥料の与え方って?

 

アジサイに肥料を与えるタイミングは

年に2回あります。

 

①アジサイの花が咲き終わったら

 この時期の肥料は

 来年の花付きを良くするために与えます。

 

②3月からツボミが見える頃まで

 アジサイが成長する時期にも

 肥料を与えて成育を良くしましょう。

 つぼみができた後に肥料を与えると

 せっかくの花芽が落ちてしまうことがあるので

 つぼみが見えたら肥料は控えましょう。

 

 

庭植えの場合枝先の下

1回分の使用量を数か所に分けて与えます。

 

鉢植えの場合

鉢のスミに与えましょう。

植え付けたばかりの時は

10日後から与えられます。

 

肥料を与える時は

穴を掘って肥料を埋めたり

肥料の上に土をかけると

肥料がよく効きます。

 

6.魅力的な白いアジサイを咲かせよう!

 

色の変化を気にせずに楽しめる

育てやすい「白いアジサイ」

 

その性質を理解して

ぜひ、たくさんの花を咲かせる

元気なアジサイを育ててくださいね♪

 

 

他の記事でもアジサイについて

ご紹介していますので

よろしければ是非ご覧ください♪

 

▶アジサイを綺麗に咲かせる剪定方法とは?

 

▶アジサイの花が咲かない!どうしたら?

 

▶アジサイの色が変わっちゃうのはどうして?

 

 

 

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