鉢植えイチジクの春の作業

寒い冬は葉を落とし休眠して過ごしていたイチジクも
春になると生育が始まり、新しい芽が吹き始めます。
美味しいイチジクを収穫するためには
生育に合わせて肥料を与えたり
芽や枝を整理することが大切です。
今回は、イチジクの収穫に向けて
春に行う作業についてお話させていただきますね。
1.芽が動き始めたら肥料を与えよう!

暖かくなると、イチジクは
休眠から目覚めて生育し始めるので
新芽や枝の成長を促すために肥料を与えましょう。
地植え栽培では12月~2月の休眠期に
肥料を与えますが
鉢植え栽培の場合は土量が少なく
肥料を与えた位置と根が近いので
与えた肥料がすぐに効いてしまいます。
冬の休眠期に肥料を吸収すると
イチジクの新芽が
早く芽吹いてしまうことがあります。
そして、その新芽が低温にさらされると傷んでしまい
その後の生育に悪影響を及ぼすことがあります。
そのため、鉢植え栽培では
暖かくなり芽が吹く3月から4月頃に
肥料を与えましょう。
肥料を与えたあとも
寒の戻りによって新芽が低温にさらされて
傷んでしまうことがあります。
天気予報で寒の戻りの予報が出ている時は
新芽が傷まないように
イチジクの鉢を軒下に移動したり
不織布などをかけて
寒さから守ってあげましょう。
イチジクにおすすめ肥料
イチジクの肥料280g
イチジクのプランター栽培で
1苗を1年育てるのに必要な量が入った
使い切りサイズの肥料です。
アミノ酸の効果で甘くておいしいイチジクが
収穫できます。
リン酸、アミノ酸、マグネシウムの効果で
イチジクがたくさん実ります。
リン酸成分が高いので
イチジクの実が大きく育ちます。
〇肥料の与え方
使用量:土10Lあたり90g
与える場所:鉢のスミに与えます。
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2.必要な芽を残す「芽欠き」作業

春になると、冬に剪定した枝から
新しい芽がたくさん吹いてきます。
すべての芽を伸ばすのではなく
不要な芽は根元から取り除くと
収穫したい実やその枝に
栄養が使われるようになるので
イチジクが大きく美味しく育ちます。
この作業を「芽かき」と言います。
〇芽かきを行う時期
葉が2~3枚になった頃から
芽の成長を見ながら3回に分けて行います。
1回目:葉が2~3枚になった頃
2回目:葉が5~6枚の頃
(枝の長さが約10cmの頃)
3回目:葉が8~9枚の頃
(枝の長さが30~40cmの頃)
〇芽かきで取り除く芽や枝
・垂直に生えている芽
・上向きで勢いが弱い芽
・1か所から2つの芽が吹いているときは
1本にする
・芽と芽の間が近すぎるもの
・混みあった枝
・徒長枝(伸びすぎた枝)
・生育の悪い枝
〇芽かきで残す芽や枝
横に伸びている勢いのある芽や枝を残します。
3.イチジクの実がついたら肥料を与えよう!

4.美味しい実を収穫しよう!

暖かくなりイチジクの生育が始まると
収穫への期待が膨らみますね!
美味しいイチジクを楽しむためにも
春になったら肥料と芽かき作業を行い
果実の生育を育みましょう。
これからのイチジクの成長が楽しみですね♪