アガベの冬越しと季節の管理
スタイリッシュな姿が魅力的で
男心をくすぐるアガベは
育てやすいこともあり人気の多肉植物です。
インテリアとして楽しめる小さなサイズから
お庭で楽しめる大きなサイズまであり
多くの方に育てられています。
そんなアガベは、夏に生育し
冬は休眠するタイプの植物なので
これからの季節も同じ管理をしていると
大切な株をダメにしてしまいます。
初めて冬を迎える方は
「どんな管理をしたら良いの?」
と、不安になりますよね。
そこで今回は、アガベの冬越しのポイントと
季節の管理について
お話させていただきますね。
1.アガベって?
アガベは葉が中心から外側へ向かって
バラのように広がっています。
葉の形は細長く伸びているものや
ひし形のように幅が広く
葉先がとがっているもの
葉の周囲に爪のような
鋸歯(きょし)と呼ばれる
トゲがあるものなど
様々な種類があります。
葉の色は大きく分けて青緑系と黄緑系があり
多彩な品種の中から自分の好みに合った
種類を見つけることができます。
またアガベは、メキシコなどの
乾燥した地域が原産で
春から秋に生育する夏型の多肉植物です。
生育期と冬の休眠期があるので
管理作業は時期に合わせて
変えることがポイントになります。
2.冬越しに大切な3つのポイント
〇管理場所に注意
冬の休眠期は最低気温が5度以下になる前に
室内の日当たりが良い場所に
取り込むのがおすすめです。
アガベによっては寒さに強い品種もあるようなので
確認してみてくださいね。
〇水やりは控えめに
冬の休眠期は用土が十分に乾いてから行います。
目安としては1か月に1回程度で
元気ならば水は与えず様子を見ましょう。
生育適温よりも低い気温
(目安は20度以下)のときに
水を与えすぎると枯れる原因になるので
注意しましょう。
休眠期に入る前は、急に水やりをやめるのではなく
徐々に水やりの量を減らしていきましょう。
〇肥料は控えましょう
早く大きくしたいと思い
冬の間も肥料を与えたくなりますが
休眠中の肥料は禁物です。
寝ている株を起こさないように
肥料は控えましょう。
休眠期に肥料を与えると
急に傷んでしまったり
枯れてしまう恐れがあるので
注意が必要です。
3.冬越し後(春から秋)の管理
〇管理場所
春から秋の生育期は、風通しと日当たりの良い
屋外での管理がおすすめです。
ただし夏は直射日光が当たると
葉が焼けてしまうことがあるので注意が必要です。
夏は直射日光が当たらないように
遮光したり、半日陰に置いてあげると良いですよ。
管理場所を移動するときには
急激に環境を変えないように
徐々に移動先の置き場所に慣らしていきましょう。
〇水やり
春から秋の生育期は、土の表面が乾いたら
たっぷりと水を与えましょう。
夏は日中の暑い時間帯に水やりをすると
熱くなった水でアガベを傷めてしまう
可能性がありますので
水やりは夕方、涼しくなってからおこなうと
良いですよ。
休眠期から生育期に移るときには
徐々に水やりの量を増やすようにしましょう。
〇肥料
イキイキとした元気なアガベを
長く楽しむためにも
生育期には肥料を与えましょう。
アガベに肥料を与えた時と与えない時では
生育に違いが出てきます。
ただし肥料の与え過ぎは
徒長の原因になる可能性があるので
使用量は守りましょう。
アガベにおすすめの肥料
アガベの肥料
100g
有機の栄養がたっぷり入っているので
元気なアガベが育ちます。
有機だけど臭いが少なくカビにくいので
室内でも安心です。
小さな鉢の狭いスペースにも
与えやすい顆粒タイプです。
肥料を与える時期のカレンダー付きです。
<肥料の与え方>
〇生育期の追肥としての与え方
時期:5月~9月中旬
1か月に1回ずつ鉢のスミに与えます。
〇植え替え時の元肥としての与え方
時期:4月~9月中旬
植え替え時に、土によく混ぜます。
4.お気に入りのアガベを長く楽しもう!
冬を迎えると休眠期に入るアガベ
初心者にも育てやすいと言われていますが
休眠期と生育期に合わせた
それぞれの管理ポイントを知ることで
元気な姿を長く楽しむことができます。
今回お話させていただいたポイントをおさえて
アガベのお気に入りの姿を
長く維持してくださいね!