樹木の種類で違う?知っておきたい植え替えのコツ① ~バラ編~

先日、バラとレモンを鉢植えでお育てになっている方から
「バラの場合は、土をある程度落としてから植え替えるけれど
レモンも同じでよいのでしょうか?」
と、いうご質問をいただきました。
樹木を育てている上で、必要不可欠なのが植え替えですが
樹木の種類によって方法が異なるので
それぞれ適した方法で植え替える必要があります。
まずは、バラの植え替え方法からご紹介しますね。
バラの植え替えのタイミングは
①購入した苗木を鉢に移すとき
②8号鉢になるまで1年に1回
③8号鉢以上になったら2年に1回
が目安になります。
バラは落葉樹。
根が張りやすく、土の栄養をどんどん吸い上げていく植物なので
定期的な植え替えが必要になります。
植え替えは、休眠期に入る冬、12月末から1月の間に行ってください。
通常、バラを植え替える場合は
根についている2/3程度の土を丁寧に取り除き
新しい土と交換します。
根が張りすぎている場合は、走り根をカットしてください。
この時に気を付けたいのが
細かな根が集まっているところは
さわらないようにすること。
細かな根を落としてしまうと
水分を吸い上げる力が弱まってしまいますので
軽くポンポンと土を払う位でOKです。
さらに、植え替えの際に必ず行ってほしいのが
鉢の土の中に害虫がいないか確認すること。
特に、コガネムシの幼虫は根を
成虫はバラの葉を食べてしまいますので
この機会に駆除しておくことが大切。
予め、どんな姿で潜んでいるかを写真などで確認して
土の中をしっかりチェックしましょう。
気が付かずに植え替えると、枯れてしまう原因になります。
園芸店などで蕾がついた状態で苗を購入したものを植え付ける場合は
蕾を落とさないよう、ポットからそっと取り出し、新しい鉢に植えつけます。
その際は、根を傷つけないように気を付けてください。
蕾や花がついている苗木には、肥料を与える必要はありません。
花が終わってから肥料を与えてください。
有機の栄養で香り良く♪
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