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2023.09.11 チューリップ

チューリップ 植え付けのポイント

チューリップ 植え付けのポイント

 

風が涼しく感じられるようになると

秋の訪れを感じますね。

 

秋はチューリップの植え付け時期です。

 

チューリップは色や品種も豊富で

開花する時期がそれぞれ異なっています。

 

同時期にたくさん咲かせたいのか

咲く時期をずらして長く楽しみたいのかなど

開花する頃をイメージして球根を選ぶのも楽しみです。

 

今回は、春にきれいなチューリップを咲かせるための

植え付けのポイントをお話させていただきますね。

 

1.生育に差が出る!球根の植え付け時期

 

チューリップの植え付け時期は10月~11月ですが

“地温が10℃以下になる前”に植え付けをすると

根の張りが良くなります。

 

植え付けた球根からは、年内に根が出て

土作りの時に混ぜた肥料(元肥)の栄養を

吸収し始めます。

 

2.ふかふかな土へ!植え付け前の土作り

 

チューリップを植え付ける前に

土に肥料や土壌改良材を混ぜて

栄養満点の”ふかふかな土”を作りましょう。

 

土が栄養豊富だと、株の成育が良くなります

 

土がやわらかいと、植物が根を伸ばしやすい

環境になりますし、球根の植え付け作業も

しやすくなります。

 

 

3.元気に育てる!チューリップの土作りの方法

 

〇地植え:花壇などに直接植え付ける方法

 

球根を植え付ける場所に

肥料や土壌改良剤などの資材を混ぜましょう。

 

植え付けの1~2週間前に土作りを行なうと

土と資材がよく馴染みます。

 

もし、雨が降った後に

水がたまってしまうような場所でしたら

畑にウネを立てるのと同じように

土を少し盛り上げて周りよりも高くしてから

植え付けをすると、水はけが改善されて

根の張りが良くなりますよ。

 

<土作りの手順>

1 土に石灰を混ぜます。

 

 

2 土に土壌改良材を混ぜて、ふんわりとした土にしましょう。

  ※土壌改良材

   腐葉土やバークたい肥、ピートモスが適しています。

 

 

3 肥料を混ぜます。

 

 

4 水はけが悪い場所では、ウネを立てます。

 

 

※ウネの周りにも水がたまるようでしたら

 くぼんでいる場所に土を入れて平らにしたり

 水たまりから水が流れ出るように溝を掘るなどすると

 さらに水はけが改善されます。

 

 

〇容器栽培

 植え付けのときに、土に肥料をよく混ぜます。

   (肥料の量は肥料の袋の裏面を見てまくようにしてください。)

 

 ※元肥入り培養土には肥料は入れません。

 

4.開花時に差が出る!チューリップの植え付け方法

 

〇地植え

球根と球根の間隔は、約10cm空けます。

球根の大きさの約3倍の深さになるように植え付けます。

 

 

 

 

〇容器栽培

容器栽培の場合は、65cmプランターで10~12球を目安に

浅く植え付けます。

 

間隔を均等にすると、きれいです。

 

 

【植え付ける時のポイント】

 

〇球根の向き

球根を横から見てみると、膨らみがなく

平らになっている面があります。

 

平らになっている面に対して

葉の出る向きは決まっているので

球根の向きを揃えて植えると

葉の向きを揃える事ができ

見栄えが良くなります。

 

〇球根を手早く植え付けるコツ

球根をたくさん植え付ける時に、土がやわらかければ

穴を掘らずに土の上から球根を押し込んで植え付ける

と、いう方法もできるようです。

 

5.乾燥に注意!植え付け後の水やり(容器栽培)

 

水やりは、土の表面が乾いたら与えるようにします。

 

容器栽培の場合、冬場の空気の乾燥で

土の中も乾燥しやすくなります

 

乾燥により球根のなかにある花芽が枯れてしまうことがあるので

容器で育てるときには注意しましょう。

 

土の中が乾燥しないように

水やりを忘れないようにしましょう。

 

 

 

「お花が咲いていないと

 水やりを忘れてしまいそう・・・」

 

 

という方には、こんな方法もおすすめです。

 

チューリップを植えた容器の隣に寄せ植えを置いたり

同じ容器に1株だけビオラやパンジーなどを

一緒に植えてあげると、咲いているお花に水やりをする際に

球根にも水やりをすることができるので

球根への水やりを忘れにくくなり

乾燥による失敗を防止できますよ。

 

また乾燥防止のためには、土の上にワラなどを敷く

マルチングも効果的です。

 

ビオラやパンジーを植えた容器の場合

マルチングをする事で

乾燥防止と成育促進の効果が得られます。

 

 

チューリップが咲く春は、まだまだ先のように感じますが

秋・冬の間もずっと開花のために準備しているんですね。

 

ぜひご紹介したポイントを参考に

植え付けを行なってみてくださいね。

 

春にきれいなお花を咲かせてくれるのが楽しみです♪

 

 

6.チューリップの植え付けにおすすめの肥料

 

 

〇球根の肥料

 

 

 

球根を肥大させる「リン・カリ」を強化しています。

 

臭いが少ないので、お庭でも安心してご使用いただけます。

 

花色を鮮やかにする「アミノ酸」が含まれています。

 

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