蕾のカサブランカに肥料を与えるなら
カサブランカをお育てのお客様から、
「花咲く肥料」を追肥として与えるタイミングについて
お問合せをいただきました。
詳しくお話をお伺いすると、植え付けの後、一度追肥をいれており
今は蕾がついている状態とのことでした。
お手元の百合の育て方の本では、6月に追肥をすすめていたそうですが
今は蕾の状態ですので、追肥の必要はありません。
かえって、この時期に固形の肥料を与えると、肥料が強く効いてしまい
花の寿命が短くなってしまうこともあります。
もしどうしても追肥を・・・
と、いうことであれば、葉の艶をよくする目的で
液肥を薄めに与える程度にしていただき、花が終わってから
お手元の「花咲く肥料」をお礼肥として
お使い頂くようお伝えしました。
「花咲く肥料」は
花芽付きをよくするための成分が入った有機質の肥料です。
そのため、追肥としてカサブランカに与えるなら
春先の芽が出てきたころがベスト。
カサブランカは春先に葉を作りながら
同時に茎の先端に花芽を作っていきますので
花付きをよくする成分がたっぷり含まれている「花咲く肥料」は
この時期のカサブランカの成長を助けてくれます。
蕾が開いて花が咲き始めたら、週に1~2回程度液肥を与えて
肥料切れを起こさないように管理します。
葉が黄色くなったり、色艶が悪くなってきた場合は、肥料切れの合図。
この場合は、速効性のあるお手元にある化成肥料
または「花咲く化成肥料」で
チッソを補っていきましょう。
花が終わった後は、花をつけ根から摘み取り
「花咲く肥料」と「醗酵油かす」をお礼肥として与えましょう。
10月終わりごろまで葉が生き生きとしていますが
これは球根を大きく育てるために、葉が栄養を作り球根に届けているからです。
栄養を作り終えた葉は、自然に枯れていきます。
全ての葉が枯れたら、球根は一休み。
地植えの場合は、植え替えの必要がなければ
乾燥に気を付けながら土の中で越冬させ
鉢植えの場合は、植え替えをして保温対策を行い、越冬させます。
春が来たら、芽吹きの季節です。
このタイミングで「花咲く肥料」をまけば
昨年よりも多くの花を楽しめるようになりますよ。