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2021.08.23 ユリ

蕾のカサブランカに肥料を与えるなら

蕾のカサブランカに肥料を与えるなら

 

カサブランカをお育てのお客様から、

「花咲く肥料」を追肥として与えるタイミングについて

お問合せをいただきました

 

詳しくお話をお伺いすると、植え付けの後、一度追肥をいれており

今は蕾がついている状態とのことでした。

 

お手元の百合の育て方の本では、6月に追肥をすすめていたそうですが

今は蕾の状態ですので、追肥の必要はありません。

 

かえって、この時期に固形の肥料を与えると、肥料が強く効いてしまい

花の寿命が短くなってしまうこともあります。

 

 

もしどうしても追肥を・・・

と、いうことであれば、葉の艶をよくする目的で

液肥を薄めに与える程度にしていただき、花が終わってから

お手元の「花咲く肥料」をお礼肥として

お使い頂くようお伝えしました。

 

 

「花咲く肥料」は

花芽付きをよくするための成分が入った有機質の肥料です。

 

そのため、追肥としてカサブランカに与えるなら

春先の芽が出てきたころがベスト。

カサブランカは春先に葉を作りながら

同時に茎の先端に花芽を作っていきますので

花付きをよくする成分がたっぷり含まれている「花咲く肥料」は

この時期のカサブランカの成長を助けてくれます。

 

 

蕾が開いて花が咲き始めたら、週に1~2回程度液肥を与えて

肥料切れを起こさないように管理します。

葉が黄色くなったり、色艶が悪くなってきた場合は、肥料切れの合図。

 

この場合は、速効性のあるお手元にある化成肥料

または「花咲く化成肥料」で

チッソを補っていきましょう。

 

 

 

花が終わった後は、花をつけ根から摘み取り

「花咲く肥料」と「醗酵油かす」をお礼肥として与えましょう。

10月終わりごろまで葉が生き生きとしていますが

これは球根を大きく育てるために、葉が栄養を作り球根に届けているからです。

 

栄養を作り終えた葉は、自然に枯れていきます。

 

全ての葉が枯れたら、球根は一休み。

 

地植えの場合は、植え替えの必要がなければ

乾燥に気を付けながら土の中で越冬させ

鉢植えの場合は、植え替えをして保温対策を行い、越冬させます。

 

 

春が来たら、芽吹きの季節です。

 

このタイミングで「花咲く肥料」をまけば

昨年よりも多くの花を楽しめるようになりますよ。

 

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