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腐葉土って作れるの?どうやって作るの?

腐葉土って作れるの?どうやって作るの?

 

腐葉土は、土の排水性を良くし

肥料効果もUpしてくれる培養土としては

無くてはならないものとなっています。

 

今回はこの腐葉土についてお話していきますね。

1.草でも腐葉土を作れる?腐葉土の代わりにも使える土とは?

 

野菜やお花を育てるのに大活躍する腐葉土。

 

葉っぱが分解されて作られる腐葉土は土をフカフカにし

通気性や排水性をアップする効果があります。

 

また、腐葉土は土中にいる微生物のエサとなり

土壌改良も期待できます。

 

 

ところで、そんな腐葉土の代わりとなる「土」が

いくつかあるのをご存じでしょうか?

 

2.腐葉土とは?

 

広葉樹の葉が発酵・分解したものが腐葉土です。

 

そのため、森や林の落ち葉の下の土は

腐葉土と同じような土なので、植物が良く育ちます。

 

クヌギやどんぐりなどの広葉樹は腐葉土にぴったりです。

 

秋に集めた落ち葉を保温し発酵させると

5月ぐらいには腐葉土として使える土が完成し

意外と簡単に作れるのも魅力です。

3.草を腐らせて作る「枯草たい肥」

 

雑草が豊富にある場合は

イネ科の雑草などを腐らせて作る

「枯草たい肥」もおすすめです。

 

イネ科の雑草が枯れたあと

納豆菌の仲間である枯草菌が増えます。

 

 

この枯草菌は、土壌改良に良い影響を及ぼす

酵母・乳酸菌とならぶEM菌のひとつです。

 

 

草に含まれる葉緑素は

枯れた後も草の中にタンパク質としてとどまり

腐ります。

 

この過程で、草は枯草菌の働きで

微生物にとって恰好のエサとなり

植物が育ちやすくなる良い効果が生まれます。

 

もし、スペースがあるなら

刈り取った雑草を一か所に集めて放っておく場所を作っておくと

枯草たい肥を作れますので

ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

 

4.草を使用した日本の伝統農法「茶草場農法」とは

 

ちなみに、日本の伝統農法で世界農業遺産として認定されている

「茶草場農法」は「枯草たい肥」によく似た農法です。

 

お茶畑の周りの「茶草場」に生えている

ススキやヨシ、ササなどを刈り

茶の木の根本を覆います。

 

茶畑の畝間に敷かれたこれらの草は

保温や保湿などのマルチング効果を

期待できるだけでなく

長い時間をかけて

ふんわりと柔らかい土にかえり

美味しいお茶のための栄養分としても役立ちます。

 

5.ほかにも腐葉土の代わりになる土はある

 

また、腐葉土に似たものには

木の皮で作る「バークたい肥」があります。

 

しかし、固い木の皮を腐らせる必要があるため

バークたい肥を自分で作ろうと思うと

使えるようになるまでに時間と手間がかかります。

 

 

そのほか、ミズゴケなどの植物が堆積して

泥炭化した「ピートモス」も

水はけが良く土を柔らかくする効果があるため

腐葉土の代わりとして使用可能ですよ。

 

6.腐葉土やたい肥の使い方って?

 

なお、今回ご紹介した腐葉土やさまざまなたい肥

ピートモスは土の成分と混ぜ合わせて使うのがおすすめです。

 

土の成分と合わさることで

植物の根が安定し空気の層ができやすくなるという

メリットが生まれます。

 

鉢植えやプランターなどの容器栽培なら

腐葉土やたい肥を赤玉土と混ぜ合わせて使用しましょう。

 

畑や地植えで腐葉土やたい肥を使う場合は

鋤などを使って腐葉土やたい肥を畑や庭の土に混ぜ込めば

土の環境が整い植物が育ちやすくなりますよ。

 

7.針葉樹の葉で腐葉土ができないのはなぜ?

 

落ち葉を腐らせて作る腐葉土ですが

木の種類によって腐葉土に向くものと

向かないものがあることをご存じでしょうか?

 

 

腐葉土には、クヌギやどんぐり、かえで、朴の葉などの

広葉樹が向いています。

 

ところが、広葉樹の仲間でも

柿やイチョウなどは腐葉土を作るのには不向きです。

 

柿の葉には微生物を繁殖しにくくする成分が含まれており

分解が進みにくいのがその理由です。

 

同様にイチョウはケイ素などの

腐りにくい成分が含まれているため

やはり腐葉土には向かないと言われています。

 

 

では、松やヒノキ、杉といった針葉樹で

腐葉土は作れるのでしょうか?

 

多くの針葉樹は、広葉樹よりも腐りにくく

分解が進まないため腐葉土には不向きです。

 

針葉樹は、広葉樹よりもリグニンという

分解しにくい成分を多く含んでいるうえ

栄養分が少ないため

微生物やミミズなどの小生物による分解が進みません。

 

 

一般的な広葉樹の葉は

約4~5カ月で腐葉土になると言われていますが

杉やヒノキといった針葉樹やイチョウの葉は

1年以上かかっても分解が進まないため

腐葉土にすることができないと言われています。

 

秋に集めた落ち葉を腐葉土にしようと

考えていらっしゃる方もおいでかと思います。

 

しかし、針葉樹やイチョウ、柿など

なかには腐葉土に向かない葉もありますので

気を付けてくださいね。

 

8.腐葉土作りに東商の「醗酵油かす 粉末」がおすすめ♪

 

東商の「醗酵油かす 粉末」は

土の中の有効菌を爆発的に増やすと言われています。

 

腐葉土作りの醗酵助材(醗酵を助ける資材)として

東商の「醗酵油かす 粉末」を混ぜてみてください。

 

とても良い腐葉土が出来上がります♪

 

【腐葉土作りの目安】

1㎡辺りの落ち葉に対して

一握りの東商の「醗酵油かす 粉末」を混ぜます。

 

醗酵が進むようにあらかじめ枯葉に水をまき

その後、東商の醗酵油かす粉末を混ぜます。

 

枯葉は乾燥すると風に舞ってしまうので

乾燥防止と醗酵促進のため

遮光ネットやビニール袋などで覆い

風に飛ばないように工夫して置いてください。

 

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