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2022.01.17 園芸相談

葉が青いまま枯れてしまったのは何故?

葉が青いまま枯れてしまったのは何故?

 

植物を育てていると、急に枯れてしまって困惑することがありますよね。

せっかく愛情をもって育てた植物が枯れてしまうときは

病気や虫、肥料過多など、色々な原因が考えられます。

 

 

でも、一見しただけでは原因がわかりにくいケースが多々あります。

 

そこで今回は、原因が追求しずらい

「葉が青いまましおれてしまった」ケースをご紹介しましょう。

 

 

1.肥料過多の場合

 

肥料が濃すぎて、根がやられている状態です。

 

肥料を与えた次の日に青い状態のままでしおれてしまいます。

 

残っている肥料を取り除けば新しい根が出てくるので

肥料を早急に取り除いて様子を見てください

 

2.青枯れ病

 

青枯病菌が原因。

 

肥料過多と症状がよく似ていますが

根が腐っているので新しい根が生えてくることはありません

 

トマトやナス、ジャガイモなどナス科野菜に多い病気で

菌の増殖がしやすい湿気の多い土地に発生することが多く

土壌伝染しやすいことで知られています。

 

畝を高くして、ナス科野菜の連作を避け

菌に強い植物(大豆など)に切り替える等の対処方法があります。

 

土壌改良も有効です。

 

土壌を消毒した後に有機質を多く含む

水はけがよくなる腐葉土堆肥を入れるのもおすすめです。

 

 

3.コガネムシの場合

 

水も肥料もしっかり与えているのに少し元気がなくなってきたな?

と思っていたら、ぐらぐらしてきて一気に枯れてしまいます。

 

これは、コガネムシの幼虫が根をかじり尽くしてしまった証拠

 

前年に植え付けられたコガネムシの卵が孵化して悪さをしています。

 

 

鉢の周りでコガネムシの成虫の姿を見かけている時は要注意。

 

土の中に卵を植え付けられている可能性が高くなります。

 

コガネムシの姿を見かけた鉢は、土を取り替えて

根の周りに幼虫がいないかを確認して新しい土に植え直しましょう。

 

 

植物が枯れてしまった原因を把握することで

次に同じことが起きないよう予防策を立てることができます。

 

枯れてしまった原因に合わせた対策をとって

元気な植物を育ててくださいね。

 

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