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2022.05.20 ブルーベリー

ブルーベリーを育てる土と肥料について

ブルーベリーを育てる土と肥料について

 

最近人気のブルーベリー♪

 

花も可憐ですが、その実も美味しく

目に良いと言われているアントシアニンも含まれていて

健康にも良い果物ですね。

 

育てていらっしゃる方も多く、問い合わせも多くいただきます。

 

 

ブルーベリーは他の果樹と違ってちょっとしたコツが必要になってきます。

 

 

先日ブルーベリーを育てていらっしゃるお客様より

ブルーベリーは酸性土壌を好むと言いますが

肥料はあまり与えない方が良いのでしょうか?

と、お問い合わせを頂きました。

 

それでは、今回はブルーベリーの肥料を中心にお話していきますね。

 

 

1.ブルーベリーは酸性がお好き♪

 

ブルーベリーは酸性土壌を好みます。

酸性土壌って何?

と、思われる方もいらっしゃるかと思います。

 

 

まずは、酸性土壌についてお話ししましょう。

 

土には酸度があり

「酸性」に傾いているか「アルカリ性」に傾いているかを

pHという単位で数値によって知る事ができます。

 

pH7.0を「中性」とし、数値がそれ以下なら「酸性」

それ以上なら「アルカリ性」です。

 

土壌の酸度は酸度計で測ることができ

酸性に傾いている土の事を酸性土壌と呼びます。

 

 

ただ、なかなか酸度計をお持ちでないお宅が多いかと思われます。

 

そんなときには、土の表面を見てみましょう。

 

土の表面に苔が生えていると

苔は酸性土壌を好むので

土壌が酸性になっている目安になりますよ。

 

 

日本では雨が多いため酸性土壌になりがちですが

育てる植物によって生育に適した土壌酸度は違うため

土作りの時に石灰を使って酸度を調整してあげる事が

よくあります。

 

石灰を使用すると、土壌の酸性を中和する事ができます。

 

今回のブルーベリーのように、酸性土壌を好む植物を育てる時には

土作りの際に石灰を入れないように気を付けてくださいね。

 

土壌を酸性に傾けたい時には、ピートモスを使用してください。

⇒ピートモスを土の表面にまくか、土に混ぜてあげるといいですね。

 

2.ブルーベリーを育てる土の作り方

 

地植えの場合

植え穴(直径40~50cm、深さ40~50cm)から掘り上げた土

約50Lにピートモス約50Lを混ぜます。

 

植え付けの際は、植え穴にたい肥又は腐葉土を約15Lと

その上に肥料を規定量入れ、ピートモスを混ぜた土で植え付けます。

 

ピートモスを混ぜた土は植え穴より高くなるように盛り上げます。

 

 

鉢植えの場合

赤玉土又は鹿沼土5割と、ピートモス5割を混ぜて使います。

 

3.ブルーベリーの肥料について

 

次に肥料についてですが

肥料によって土壌酸度が傾く事はそうそうありませんので

控えて頂かなくても大丈夫ですよ。

 

ブルーベリーは穏やかに効く肥料を好みますので

有機質肥料を与えてあげるのが良いと思います。

 

 

東商の商品では『醗酵油かす』がおすすめです。

 

 

『醗酵油かす 粉末』は何と言っても土と混ぜやすく

使用すると土の中の有効菌を爆発的に増やし

土をふかふかにしてくれます。

 

また、10種類以上の天然原料を配合

じっくりと醗酵させているので

味や実付きに作用する栄養が豊富に含まれています

(土壌改良効果が高いので土も柔らかくなります。)

 

 

また、ブルーベリーの栽培を始めたばかりという方には

『果樹・ブルーベリーの肥料』もおすすめです。

 

 

 

醗酵油かすをベースに作った肥料で

商品の袋の裏面には年間を通した

ブルーベリーの管理作業カレンダーや

肥料を与えるタイミングや使い方が細かく記載されていて

袋を見れば、栽培のヒントや肥料の使い方がわかります。

 

4.ブルーベリーの肥料の与え方って?

 

肥料を与える時は、ブルーベリーの幹を中心として円を描くように

枝先の下に1回分の肥料を4か所に分けて与えるのがポイントです。

 

枝先の下にあたる地面の中には

肥料や水分を吸収してくれる細い根っこがありますので

効果的に肥料が効きます。

 

肥料や水分を吸収する根っこは比較的土の表面に近い部分にあるので

梅雨明けなどの乾燥する時期に水分が来ないと

根が枯れてしまい、水を吸い上げられなくなって

せっかく伸びた枝が枯れてしまう事があります。

 

そうならないようにするために

肥料を土の中へ埋めてあげると良いですよ。

 

なぜなら、肥料から栄養が流れ出ていくと

その栄養に向かって根っこが集まっていくので

根っこが深く張られるようになります。

 

根っこが深くなると浅い場所にある時よりも乾燥に強くなります。

 

また、肥料に土がかかっている事で

微生物による肥料の分解も進むので、肥料効果も高くなります。

 

穴を掘って肥料を埋めるのが難しい場合は

土を被せるだけでも効果がありますよ。

 

鉢植えで育てている場合は

肥料は鉢のスミへ数か所に分けて与えてあげてくださいね。

 

 

5.肥料を与える時期

 

地植えの場合

・12月~2月の期間に1回 ※積雪地は3月に1回

・実が付き始めたら(5月頃)1回

・収穫後(9月頃)に1回

 

鉢植えの場合

・2月に1回

・実が付き始めたら(5月頃)1回

・収穫後(9月頃)に1回



特に実が付き始める頃はたくさんの栄養を必要とするので

肥料が欠かせません。

 

 

適した時期に肥料を与えて

たくさんの実を付けるブルーベリーを育ててくださいね ♪

 

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