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2023.04.11 トマト

トマトの尻腐れ病を防ぎたい!

トマトの尻腐れ病を防ぎたい!

 

夏野菜の苗の植え付け時期がやってきました。

 

夏野菜栽培の中でも特に人気が高いトマト。

 

大玉、中玉、ミニなど大きさもたくさんの種類があり

果実の色も赤、黄色、オレンジ、緑と、とても豊富ですね♪

 

毎年育てている方も、今年初めて育てる方も

次々と育ったツヤツヤのトマトが収穫できる日を

楽しみに植え付けるのではないでしょうか。

 

 

でも、もし『尻腐れ病』になってしまったら・・・

 

 

『尻腐れ病』とは、果実のおしりの部分が黒くなり

やがて腐ってしまう症状です。

 

せっかく育てたトマトが食べられなくなってしまうなんて

残念ですよね。

 

今回は、トマトの『尻腐れ病』の対策方法について

お話させて頂きますね。

 

 

1.植え付け前に【石灰】を入れて土作りをしましょう。

 

「尻腐れ病が起こる主な原因は

『カルシウム不足』です。

 

カルシウムを補強するために

よく石灰が使われますね。

 

石灰の主成分はカルシウムなので

トマトを栽培する土に混ぜておくと

「尻腐れ病」の予防に効果が期待できますよ。

 

「石灰」の種類はいくつかあります。

 

骨粉、貝殻、卵殻、貝化石など

天然由来の素材から作られた天然石灰

 

生石灰消石灰などの化学的な石灰

 

また、過リン酸石灰などは

肥料の素材としても使用されるので

肥料の中に石灰が含まれていることもあります。

 

土作りに使う場合は

天然石灰がおすすめです。

 

石灰はカルシウム補給もしてくれますが

主な使用目的は『土壌酸度を調整する』ことです。

 

穏やかに効く天然石灰であれば

植物の根を傷めにくいのでおすすめです。

 

 

2.肥料は与え過ぎないように、使用量を守りましょう!

 

肥料を与え過ぎる

トマトがカルシウムを吸収しにくくなってしまい

結果的に「尻腐れ病」の発生につながります。

 

詳しく言うと、肥料に含まれるチッソやカリ成分が

カルシウムよりも吸収されやすいため

カルシウムを吸収しにくくなってしまうのです。

 

与え過ぎは良くありませんが

肥料は次々と実を付けるトマトに欠かせない栄養です。

 

きちんと使用量を守って与えてあげてくださいね。

 

 

もし、肥料を多く与えてしまい尻腐れ病が出てしまったら

与えた肥料を取り除いて

これ以上肥料の成分がトマトに吸収されないようにしましょう。

 

すでにトマトの体内に吸収されてしまった肥料の成分は

【脇芽を伸ばす】事によって薄める事もできます。

 

通常の管理作業ではすぐに取り除いてしまう脇芽ですが

伸ばす事で肥料の成分チッソ、カリを

トマト自身に使ってもらう方法です。

 

「尻腐れ病」は、地植え栽培よりも

土の量が限られているプランターや鉢栽培で起きやすいです。

 

しっかり対策しておきたいですね。

 

3.おすすめ商品のご紹介

 

天然100%野菜の石灰

天然石灰に含まれるカルシウムの効果で

尻腐れ病の予防をサポートします。

 

土の酸度を穏やかに調整するので、植物の根を傷めにくいです。

 

天然石灰だけでなく、天然マグネシウム(苦土)

土の有効菌、ゼオライト、粘土鉱物を配合しているので

おいしい野菜が育つ健康な土を作ります。

 

≪配合している素材とその効果≫

天然石灰:土壌酸度調整、カルシム欠乏症の予防サポート

天然マグネシウム(苦土):実付き促進

土の有効菌:連作障害軽減

ゼオライト:根腐れ防止

粘土鉱物:健康促進

 

なす・とまと・きゅうり肥料

うま味を高める各種アミノ酸を含む天然原料

80%以上配合した専用肥料です。

 

甘くて美味しい野菜がたくさん収穫できます

 

カルシウム、マグネシウム、鉄、マンガンなど

「なす」「とまと」「きゅうり」の健康な成育には

欠かせない微量要素が含まれています。

 

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