多肉植物にも肥料って必要なの?
園芸店さんだけではなく
雑貨屋さんなどでも見かける多肉植物。
小さな鉢に植えられている可愛らしいサイズのものや
さまざまな種類の多肉植物が
寄せ植えになっているものなど
見ているとつい手に取ってしまいませんか?
テーブルの上や、窓際など
ちょっとした場所にちょこんと置いたら
お家の中に癒しの空間ができて嬉しいですよね。
インテリアとして楽しむ方も多いかと思いますが
実は、多肉植物は肥料を与える事で
よりイキイキと育ってくれます。
手をかける事で植物が元気になってくれたら
より愛着が湧くのではないでしょうか。
今回は、多肉植物に与える肥料について
お話させていただきますね♪
INDEX
1.肥料を与えるとどんな効果があるの?
多肉植物に肥料を与えるというイメージが
あまりない方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、多肉植物に肥料を与えていない時と
与えた時とでは、成育に違いが出てきます。
肥料を与えると成育が良くなり
葉の色も鮮やかになり
イキイキとした株に育ちます。
お育ての多肉植物がイキイキしてくれると
うれしいですよね♪
ぜひ肥料を与えて育ててみてくださいね。
2.どんなときに肥料をあげたら良いの?
多肉植物には、「成育期」と「休眠期」があります。
成育期は、根が伸びて水や栄養を吸収し
株が大きく育っていく時期です。
休眠期は、成育が止まっている時期です。
多肉植物は種類によって
成育期と休眠期の時期が異なり
3つのタイプ(成育型)に分類されます。
○春秋型の多肉植物
成育期は春と秋で、適温は10〜20℃
真夏と真冬に休眠します。
○夏型の多肉植物
成育期は5〜9月で、適温は20〜30℃
冬に休眠します。
○冬型の多肉植物
成育期は11〜4月で、適温は5〜20℃
夏に休眠します。
よく観察すると、成育期には小さな変化が
見られるかもしれません。
ルーペで覗いてみましょう。
☆成育期に見られる小さな変化☆
中央の芽が伸び始める
しわがなくなってくる
花が伸びてくる
葉の色が変化する
根が伸びてくる
株から取れて土の上に転がった葉が根を出す
などなど・・・
肥料を与えるのは「成育期」です。
多肉植物が成育している時の追肥や
植え替えの時の元肥として与えましょう。
「休眠期」に肥料を与えると
急に傷んでしまったり
枯れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
ご自分の多肉植物の成育期がいつなのか
確認しておくといいですね♪
3.いつ肥料をあげたら良いの?
多肉植物は、成育期がどの季節かによって
3つのタイプ(成育型)に分類されます。
それぞれに該当する多肉植物の種類と
肥料を与える時期は下記のようになります。
〇春秋型 春と秋に成育するタイプ
エケベリア、セダム、ハオルチアなど
成育期の追肥
4月~5月、9月中旬~10月
植え替え時の元肥
3月~6月中旬、9月中旬~10月
〇夏型 夏に成育するタイプ
アガベ、アロエ、サボテン、ユーフォルビアなど
成育期の追肥
5月~9月中旬
植え替え時の元肥
4月~9月中旬
〇冬型 冬に成育するタイプ
メセン類(コノフィツム、リトープス)など
成育期の追肥
11月~4月中旬
植え替え時の元肥
9月中旬~4月中旬
4.多肉植物におすすめの肥料って?
多肉植物にはどのような肥料が
適しているでしょうか?
いくつかのポイントがあるので
説明していきますね♪
◆1 小さな粒の肥料がおすすめ
多肉植物は
小さな鉢に植えられていたり
鉢いっぱいに寄せ植えされています。
大きな粒の肥料では
鉢の中に与えられない可能性もありますので
与えやすい小さな粒の肥料がおすすめです。
◆2 やさしく効く肥料がおすすめ
多肉植物は、株が小さかったり
小さな鉢に植えられていることが多いと思います。
水に溶けやすい肥料を与えると
水やりの際に一気に溶けて肥料濃度が濃くなるため
小さな鉢では、根が傷んでしまう事があります。
また、多肉植物はぷっくりとした葉の中に
根から吸収した水や栄養を蓄えているので
1度にたくさんの肥料を必要としません。
そのため、根を傷めない
”やさしく効く肥料”がおすすめです。
◆3 室内で使いやすい肥料がおすすめ
お家の中に置くことが多い多肉植物。
においやカビが気になる肥料は避けたいところ。
室内でも安心して使える肥料を選ぶと良いでしょう。
5.多肉植物に使える肥料のご紹介♪
多肉植物の肥料
小さな鉢にも与えやすい
顆粒タイプです。
根にやさしく効く肥料なので
安心して与えられます。
におい・カビを抑えているので
室内でも使いやすいです。
有機の栄養がたっぷりなので
イキイキ元気に育ちます。
ミネラルが含まれているので
葉色が鮮やかになります。