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2024.07.04 ブロッコリー

育ててみよう♪緑のブロッコリー

育ててみよう♪緑のブロッコリー

 

料理やお弁当の彩りにあると便利なブロッコリー

 

日本では消費量が年々増加しており

2026年には国民の生活に欠かせない野菜

「指定野菜」に認定されます。

 

和食にも洋食にも使いやすい緑黄色野菜で

ボリュームもあり、β-カロテンやビタミンCなどが

多く含まれる栄養価の高い

健康野菜としても知られています。

 

そんな健康野菜のブロッコリーが

プランターで育てられるってご存じですか?

 

特に、茎ブロッコリーなど

わき芽が出る品種を育てれば

1つの株から何回も収穫を楽しむことができます。

もちろんスーパーで見るような

大きなブロッコリーを育てることもできますよ♪

 

今回は、ブロッコリーを育てるときの

ポイントについてお話させていただきますね。

 

1.ブロッコリーってどんな種類があるの?

 

私たちが食べている緑色の粒々した部分が何か

ご存じですか?

実はこれは、ブロッコリーの『つぼみ』なのです。

私たちはブロッコリーの株の先端にできた

『つぼみ』を花が咲く前に収穫して、食べています。

 

そんな『つぼみ』の付き方によって

ブロッコリーは

『頂花蕾(ちょうからい)』を収穫する品種と

『側花蕾(そくからい)』を収穫する品種に

分かれます。

 

 

ブロッコリーの『つぼみ』が

1つの固まりになっている部分のことを

花のつぼみと書いて『花蕾(からい)』と言い

株の先端にできる大きな『花蕾(からい)』は

てっぺんを意味する“頂”の字を当てて

『頂花蕾(ちょうからい)』と呼びます。

 

また、ブロッコリーのわき芽を

『側花蕾(そくからい)』と呼び

スティックのように成長するため

小さなブロッコリーを沢山収穫できます。

 

 

【頂花蕾を収穫するタイプ】

 大きなブロッコリーを収穫できます。

 ※品種によっては側花蕾も収穫できます。

 

【側花蕾を収穫するタイプ】

 頂花蕾を収穫したあとに

 次々とわき芽が成長するので

 長く収穫を楽しむことができます。

 

※また、最近人気のアスパラのような

 長い茎が特長の「茎ブロッコリー」は

 頂花蕾が500円玉くらいの

 小さなうちに収穫すると

 たくさんの茎ブロッコリーを収穫できます♪

 

2.ブロッコリーっていつ植えたらいいの?

 

品種やお住まいの地域によって前後しますが

温暖な地域では

夏~秋(8月下旬~9月頃)

春(3月~4月頃)

ブロッコリーの苗の植え付けができます。

 

ホームセンターや園芸店などで

苗が売られていたら

植え付けができる時期の目安になりますので

店頭を確認してみるのもいいですね。

 

種から育て始める場合は

7月中旬頃から種まきができます♪

 

3.ブロッコリーを植え付けよう!

 

実はブロッコリーは、植え付けた後に

株元に土を寄せる「土寄せ」という作業があります。

 

 

そのためプランターに苗を植え付けるときには

土の表面からプランターのフチまでの深さ

(ウォータースペース)を

3cm以上空けておくようにしましょう。

 

プランターに対して少し深めに植えることで

土寄せをしたあとに水やりをしても

水があふれることを防ぎます。

 

また、ブロッコリーを育てるには

1つの苗に対し土量が10L以上入る

大きめのプランターを使用しましょう。

 

4.ブロッコリーに肥料を与えよう!

 

大きなブロッコリーを育てたり

次々と茎ブロッコリーを収穫するためにも

肥料を切らさないように育てましょう。

 

植え付け後は、本葉10枚の頃と

花蕾が見え始める頃に肥料を与えましょう。

茎ブロッコリーなどの側花蕾を収穫するタイプは

側花蕾を次々と収穫するために

頂花蕾の収穫後にも定期的に肥料を与えましょう。

 

使用する肥料や育てる品種によって与え方が違うので

確認してみてくださいね。

 

固形肥料と一緒に 液体肥料 を使うことも

おすすめです。

 

ブロッコリーの成長具合に合わせて

通常2週間に1回ずつ与え

なかなか大きくならないときには

1週間に1回ずつ与えます。

 

液体肥料は与える量を調整しやすく

また、効き目も早いので

すぐに栄養補給をすることができます。

 

5.ブロッコリーの土寄せって?

 

固形の肥料を与えたら

『土寄せ』も一緒に行ないましょう。

 

土寄せとは、ブロッコリーの株元に

土を寄せて、株を倒れにくくする作業のことです。

 

また、固形の肥料は

土をかぶせることで分解が進むため

肥料の効きめを良くすることができます。

 

追肥と土寄せを一緒に行なうと

効率が良いですね♪

 

 

6.ブロッコリーの防虫対策!

 

野菜を育てていると気になるのが虫の被害です。

丹精込めて育てた野菜が

虫に食べられてしまっては

悲しいですよね。

 

ブロッコリー栽培で気を付けたい虫は

「ヨトウムシ」と「コガネムシ」の幼虫です。

 

栽培場所で、親であるヨトウガや

コガネムシの成虫を見かけたら

特に注意が必要です。

 

防虫対策は、最初が肝心!

虫がブロッコリーにつかないように

苗を植え付けたらすぐに行ないましょう。

 

菜園の場合はトンネルを作り

防虫ネットなどをかけておきます。

 

プランターの場合は

プランターのフチに沿って支柱を3~4本ほど立てて

防虫ネットなどをかけておきます。

 

防虫ネットを固定するためには

プランターのフチの下をひもで結び

洗濯バサミを使って支柱に留めます。

 

虫の侵入を防ぐためにも

隙間ができないように設置しましょう!

 

ちなみに、使用する洗濯バサミは

『ポリカーボネート製』の素材がおすすめです。

紫外線に強い素材なので

洗濯ばさみが劣化して

割れてしまうことが少なくなりますよ♪

 

 

7.ブロッコリーを収穫しよう!

 

花蕾が大きくなったら、いよいよ収穫です!

収穫のタイミングは品種によって違いがありますが

どのタイプのブロッコリーも

『固くなる前に』

『花が咲く前に』

収穫するのが美味しいブロッコリーを

味わうためのポイントです♪

 

収穫のタイミングは

下記を目安にしてみてくださいね。

 

 

【頂花蕾を収穫するタイプ】

 ピクセル、トップギアなど

 

頂花蕾の収穫の様子

 

 

見事なブロッコリーが収穫できました!

 

 

頂花蕾の直径が10~15cmほどになったら

ナイフなどで茎を切り取って収穫します。

 

【側花蕾を収穫するタイプ】

 緑嶺、ハイツSPなど

 

 

 頂花蕾の直径が10~15cmほどになったら

 ナイフなどで茎を切り取って収穫します。

 その後に出てくる側花蕾は

 成長したら収穫しましょう。

 

【茎ブロッコリー】

 スティックセニョールなど

 

 

 頂花蕾が500円玉ほどの大きさになったら

 ハサミやナイフで茎を切り取って収穫します。

 その後に出てくる側花蕾は

 長さが15~20cmくらいで収穫しましょう。

 

 

側花蕾の収穫の様子

 

8.ブロッコリーにおすすめの肥料

 

 

美味しさを重視する方に!

たまねぎ・葉もの野菜肥料

 

美味しいブロッコリーを育てるアミノ酸

栄養価を高めるミネラル入りの肥料です。

 

 

 

収穫量を重視する方に!

野菜が実る化成肥料

 

 

ようりんを配合した化成肥料です。

リン酸は花付きを良くする効果があるので

ブロッコリーの花蕾が大きく育ちます。

 

 

 

 

有機の良さを

ストレスなく使いたい方に

超醗酵油かす 

おまかせ・顆粒

 

 

におい・虫の誘引・カビを抑えた

有機質肥料です。

プランター栽培でも

ブロッコリーが元気に育ちます。

 

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