来年もオリーブをイキイキ育てる!~秋の管理ポイント
常緑樹で美しい葉を楽しむことができるオリーブは
シンボルツリーとしても人気がありますよね。
植え付けて4~5年経った頃から
初夏に小さな白い花を咲かせるようになり
秋から実の収穫を楽しむことができます。
しかし、この時期、特に秋のオリーブは
夏の暑さでダメージを受けているかも知れません。
毎年イキイキとしたオリーブを育てるためには
オリーブの様子を確認し
適切に管理をしてあげることが大切です。
今回は、来年もイキイキとしたオリーブを育てるための
秋の管理ポイントについてお話させていただきますね♪
INDEX
1.オリーブが夏のダメージを受けていないかチェックしよう!
年々と夏の暑さが厳しくなってきました。
土は乾燥しやすくなり、植物は水切れと高温によって
ダメージを受けているかも知れません。
お育てのオリーブも夏バテしていませんでしょうか?
オリーブの枝先が枯れていないか確認してみましょう。
枝先が枯れている場合、水切れが原因で
傷んでしまった可能性があります。
枯れてしまった枝先は
その部分を切って取り除いてあげましょう。
枯れた枝先を取り除いたら
その他の不要な枝もこの時期には
一緒に切ることができます。
実際に切るといっても
どんな枝を切ったら良いでしょう。
目安として下記のような枝を切ると良いですよ。
〇長く伸び過ぎた枝
伸び過ぎた部分を切り、全体のバランスを整えましょう。
〇幹の方向(内側)に伸びている枝
〇枝同士が重なっている枝
〇混み合っている部分の枝
不要な枝を根元から切り
風通しを良くしてあげましょう。
葉に日光が当たりやすくなり
光合成が促進されイキイキと育ちます。
太い枝をバッサリと切る「強剪定」は
オリーブの木に負担をかけます。
そのためオリーブが成長を始める前の
2~3月頃に剪定することをおすすめします。
秋は不要な枝を整理するくらいに留めておきましょう。
2.オリーブの実を収穫したら肥料(お礼肥)を与えよう!
オリーブの実を収穫したら
来年も元気に育つように肥料を与えましょう。
肥料を与える時期は
10月頃が目安となります(関東地方基準)。
肥料を与える場所は
通常土の上になりますが
庭植えで育てている場合には
枝先の下あたりに10~30cmくらいの
深めの穴を数か所掘り
その中に肥料を埋める方法がおすすめです。
この方法で肥料を与えると
根が地中深くまで伸びていくので
乾燥によるダメージを受けにくくなります。
植えてからの年数が経過していないオリーブは
根の張りが浅く、真夏の乾燥のダメージを受けやすいため
特に効果的です。
今回ご紹介した与え方は
深層施肥(しんそうせひ)や壺肥(つぼひ)と呼ばれ
果樹や樹木全般的におすすめの肥料の与え方です。
オリーブ以外にもぜひお試しください♪
なお、お庭の土が硬くて穴を掘れない場合には
土の上に肥料をまいて土をかけるだけでも
効果的ですので、安心してくださいね。
鉢植えの場合も
実の収穫後に肥料を与えるという
タイミングは同じです。
肥料は鉢のスミに与えましょう。
土をかけておくと肥料効果が高まります。
3.オリーブを長く楽しむために土を改良しよう!
庭植えのオリーブは、長年同じ場所で育てるため
土に対して何もしないと土は固くなり
水はけが悪くなってしまいます。
このような土では、根の張りが弱くなってしまい
しおれやすくなり、やがて新芽の吹きが悪くなるなど
オリーブの木自体が弱る原因となってしまいます。
土がやわらかくなるように
株の周りに「たい肥」をまいて改良しましょう。
これにより土の中の微生物が元気になり
土の中を耕してくれます。
4.オリーブは日当たりの良い場所で育てよう!
オリーブをインテリアとして
室内で育てていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。
イキイキとしたオリーブを育てるためには
日照不足にしないことも大切です。
室内の中でも明るい場所を選んで
置いてあげると良いですね。
また、休日には午前中はベランダなどに出して
日光や風に当ててあげましょう。
秋の管理ポイントをおさえて
イキイキとしたオリーブを育て
綺麗な葉や花、実を楽しんでくださいね♪