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トマトを育てることが難しいのは何故?

トマトを育てることが難しいのは何故?

前回に引き続き、トマトの育て方についてのお話をいたしましょう。

 

 

トマトをお育てのお客様と、

 

スーパーI(ワン)の使い方についてお話を進めていくうちに

 

「せっかく育てたのに途中でダメになって枯れてしまうことが多い

 

という悩みがあると教えていただきました。

 

 

一昔前と比べると、

 

「トマトを育てるのが難しくなった。」

 

というお話をよく聞きます。

 

 

なぜ、トマトは枯れてしまうことが多くなったのでしょう?

 

 

それには大きく分けて3つの原因があります。

 

 

一つ目は、トマトは高原野菜のため、

 

もともと暑さに弱いという点。

 

お客様がお住まいの静岡は

 

昨今の温暖化で夏場は特に暑さが厳しくなってきています。

 

 

高原野菜であるトマトは暑くなればなるほど、

 

生育のスピードがダウンします。

 

 

一昔前は梅雨明けから徐々に気温が上がっていたため、

 

生育が落ちることは少なかったのですが、

 

近年はすぐに猛暑となってしまうため、

 

トマトの生育が落ちてしまう原因の一つとなっています。

 

 

そして、二つ目は、吸汁虫と呼ばれる虫が原因

 

梅雨明けすると気温が上がり土が乾燥し始めます。

 

 

するとカメムシやアブラムシなどの水を吸う虫が、

 

水分を求めて夏野菜全般に寄生します。

 

 

吸汁されてしまうと、葉の色が悪くなったり、

 

実がスカスカになってしまいます。

 

 

害虫は、若い苗や弱り始めた苗に

 

発生しやすいといわれています。

 

さらに三つ目は、

 

近年特に増えているトマト黄化葉巻病というウィルス病

 

 

トマトの葉が黄色くなり丸くなる(葉を巻く)、

 

正常な生育をしなくなる

 

(葉が伸びない、茎が伸びない、花が咲かない)

 

等の症状が特徴です。

 

 

ハウス栽培を行う生産者さんは、

 

これが出たらすぐ抜いて焼き捨てる程厄介な病気です。

 

 

このウイルスは、害虫によってもたらされ、

 

感染した苗にウィルスが蔓延している時に汁を吸った害虫が、

 

異なる苗に吸いつき、感染させることを繰り返すことで広がります。

 

 

 

次回は、引き続き、

 

トマトを枯らさないための方法をいくつかご紹介しますね。

 

 

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