創業50年。醗酵油かすを始めとする有機質肥料の製造販売

東商
トップページ > コラム > おいしい秋ナスを育てるための管理作業
2023.08.07 ナス

おいしい秋ナスを育てるための管理作業

おいしい秋ナスを育てるための管理作業

 

ナスは丈夫で沢山収穫できる野菜として人気がありますね。

 

収穫できる期間も長く、秋になったら秋ナスもとても楽しみですね。

 

 

今回は、秋ナスをおいしく育てるためにやっておきたい

夏の管理作業【剪定】【根切り】【水やり・マルチング】【肥料】について

お話させて頂きます。

 

1.【剪定】

 

これまでに実をたくさん付けて疲れた株を

回復させるために行ないます。

 

実を付けた枝を切り戻し、新しい枝を出させることで

再びおいしいナスが収穫できます

 

 

〇剪定を行なう時期

7月下旬~8月上旬

 

〇剪定方法

イラストのように株全体の枝を切ります。

 

 

 

仕立てている3本の枝を2分の1程の長さに切り戻します

 

この時、葉を2~3枚残して切るようにします。

 

それ以外の枝は、付け根から切ります

 

 

2.【根切り】

 

夏の暑さによって、ナスの根も傷んでいます

 

剪定を行なう理由と同じで、1度根を切る事によって回復を促し

新しい根を伸ばして、再びツヤツヤで美味しいナスを

収穫できるようにします。

 

 

〇根切りを行なう時期

7月下旬~8月上旬

剪定と一緒に行ないましょう

 

〇根切りの方法

根は、枝が広がっている下まで伸びていますので

枝先よりも少し内側(株元から約30cm離れた所)にスコップを入れて

株の周りを2~4箇所に分けて根を切ります。

 

 

3.【水やり・マルチング】

 

ナスは乾燥に弱い植物です。

 

夏場の水切れには特に注意しましょう。

 

雨が降らない時は、深部の土まで乾いています。

 

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。

 

 

水の量は、1株あたりバケツ1杯が目安です。(1㎡あたり10L

 

また、乾燥から株を保護するために

『マルチング』をしてあげると良いですよ。

 

『マルチング』とは、畑など土の表面に敷く資材のことで、

夏場の乾燥防止・断熱効果を高めます。

 

有機素材のワラや腐葉土、銀色のポリマルチが使われます。

 

もし、植え付け後に『マルチング』をしていないようでしたら

株元にワラなどを敷いてあげましょう。

 

特に夏場は厚めに敷くと、地面の温度上昇を抑える事ができます。

 

4.【肥料】

 

おいしいナスをたくさん実らせるためには、肥料も欠かせません。

 

栄養が少ないと、実がならなくなったり、成育が悪くなったりします。

 

剪定と根切り作業が終わったら肥料を与えましょう。

 

肥料は、収穫が終わるまで定期的に与えて

栄養が切れないようにしてあげましょう。

 

 

じっくり効く固形の肥料と素早く効く液体の肥料を

一緒に使うと効率よく栄養を与えられますよ。

 

 

おすすめの固形の肥料

〇なす・とまと・きゅうり肥料

 

 

美味しさを高める然原料が80%以上配合された専用肥料です。

カルシウム、マグネシウム、鉄、マンガンなど

ナスの健康な成育には欠かせない微量要素が含まれているので

病気に強い丈夫な株に育ちます

 

ページの先頭へ