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2024.01.31 さつまいも

サツマイモを上手に育てるコツ♪

サツマイモを上手に育てるコツ♪

 

よく保育園や学校で育てて

焼きイモとして友達と食べたサツマイモ♪

 

収穫したものをおすそ分けしていただいたり

自分で育てて、家族で収穫して

色々なお料理を楽しめるサツマイモ♪

 

子供から大人まで馴染み深く

人気のある野菜ですね。

 

 

今回は、そんなサツマイモを

お家で上手に育てるコツを

ご紹介させていただきますね。

 

1.サツマイモは根っこが太ったもの!?

 

サツマイモを上手に育てるためには

まず、サツマイモがどんな野菜なのか

知っておくと良いですね♪

 

サツマイモはヒルガオ科の野菜で

私たちが食べている部分は

『根っこ』が太ったものです。

 

サツマイモを大きく育てるためには

葉を育てるチッソ成分が控えめで

根を太らせるリン酸・カリが強化された肥料を使って

『イモ』を育てるのがポイントです。

 

 

 

☆知るとおもしろいマメ知識☆

 

〇朝顔は、サツマイモと同じ“ヒルガオ科”

 

 朝顔は“ヒルガオ科サツマイモ属”の植物です。

 

 サツマイモと同じ系統なんて、驚きです。

 

 ただし朝顔は<有毒植物>なので

 残念ながら食べられません。

 

 

 

〇ジャガイモやサトイモの食べる部分は『地下の茎』

 

 おイモと言えばサツマイモ以外にもありますが

 ジャガイモ(ナス科)や

 サトイモ(サトイモ科)の食べる部分は

 地下の『茎』が太ったものです。

 

 同じおイモでも、違いがあるのですね!

 

2.ちょっと違う?サツマイモの肥料

 

サツマイモを育てるときにおすすめの

葉を育てるチッソ成分が

控えめになっている肥料には

『リンカリ肥料』

『イモ・マメ専用の肥料』などがあります。

 

肥料成分であるチッソ、リン酸、カリの

リン酸とカリ成分が主体となった肥料で

サツマイモを大きく育ててくれます

また、葉ばかりが茂る『つるボケ』が軽減されます。

 

 

有機主体の肥料

イモをおいしく育ててくれます。

 

土をふかふかに改良する効果もあるため

土の中で成育するサツマイモにおすすめです。

 

 

 

☆ポイント

 

サツマイモは、まず葉を茂らせてから

イモを太らせるため

葉を育てるチッソ成分も

成育には必要な栄養です。

 

チッソ成分を含んだ有機主体の肥料と

リンカリ肥料を併用すると

リン酸・カリが強化されるので

とても良いですよ。

 

3.サツマイモにおすすめの肥料と与え方

 

【おすすめの肥料】

 

リンカリ肥料

『らんまん・粒状』

<成分値>

リン酸:19%・カリ:10%・マグネシウム:3%

 

 

 

有機質原料100%使用

『有機100%野菜の肥料』

<成分値>

チッソ:4%・リン酸:4%・カリ:1.5%

マグネシウム:3%

 

 

【肥料の与え方】

 

〇元肥

 植え付け(5月)の1~2週間前に

 土に肥料をよく混ぜます。

 

<肥料の使用量>

 1㎡あたり

 『らんまん・粒状』を50gと

 『有機100%野菜の肥料』を100g

 

〇追肥

 7月下旬に1回

 株と株の間に与えます。

 

<肥料の使用量>

 1㎡あたり

 『らんまん・粒状』を10gと

 『有機100%野菜の肥料』を50g

 

4.チッソ肥料は控えめに!

 

サツマイモは、やせた土地でも育ちやすい性質があり

育てるときに肥料をあまり必要としません。

 

チッソ肥料を多く与えてしまうと

つるばかりが育ち、イモが小さくなったり

数が少なくなる原因となる『つるボケ』という

状態になってしまいます。

 

 

☆ポイント

 

追肥を与えるときに

葉が茂りすぎている場合は

有機100%野菜の肥料を控え

リンカリ肥料『らんまん』のみを

与えるようにします。

 

葉の成育過剰が抑えられ

イモが大きく育ちますよ。

 

5.大きく育てる苗の植え方

 

サツマイモの苗の植え方には

いくつかの方法があり

それぞれの方法で

つるのさし方が異なります。

 

 

 

 

畑で育てる場合には

「水平植え」「斜め植え」

植えるのが一般的ですが

苗を垂直に植える「垂直植え」

という方法もあります。

 

「垂直植え」にすると

サツマイモができる数は少ないですが

大きく育てることができます。

 

 

子供の頃におイモ掘りをしたことがある方などは

畑で育てるイメージが強いかも知れませんが

実はサツマイモは

”プランターでも育てることが可能”です。

 

プランターでは畑で育てるときのような

収穫量にはならないため

大きなサツマイモを収穫したいときには

「垂直植え」を試してみると良いかも知れません。

 

6.マルチングがおすすめ!

 

マルチングをすると、雑草を抑制する効果と

土の中に虫が入らないように防ぐ効果が

期待できます。

 

サツマイモは「コガネムシ」の幼虫などに

イモを食べられてしまうことがあるため

マルチングシートなどを張り

対策をしておくと安心です。

 

マルチングシートの色は

地温の上昇を抑えるために

白色やシルバー色を使用しましょう。

 

※街灯や門灯が近くにある家では

 コガネムシの成虫が灯りに寄ってきます。

 是非対策してください。

 

 

マルチングは畑にするイメージですが

プランター栽培の場合にもマルチングをしておくと

効果が期待できます。

 

プランター栽培では

乳白のゴミ袋をポリマルチの代わりに

使うことも可能です。

 

また日射による地温の上昇を防ぐために

支柱を立ててサツマイモのつるを誘引し

サツマイモの蔓の葉を使って

日陰を作ってあげると一石二鳥です。

 

まるで観葉植物のオブジェみたいになりますよ♪

 

7.大きなサツマイモを収穫しよう

 

サツマイモは品種も豊富で

甘さが濃厚なタイプ

食感がほくほくタイプや

しっとりタイプ

黄金色や紫色など

さまざまな種類がありますので

いくつかの品種の苗を

数本ずつ育ててみるのも

家庭菜園ならではの楽しみです。

 

今回ご紹介した

肥料、苗の植え方、マルチングなどの情報を

ご活用いただき

ぜひ、お家で大きなサツマイモを

収穫してくださいね。

 

 

また、サツマイモは収穫したらすぐに食べるよりも

しばらく保存しておいてから食べる方が

『追熟』と言って甘味が増します。

 

『追熟』で甘いサツマイモを味わうのために

 ちょっと我慢すると美味しさもひとしおですよ♪

 

 

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