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2021.08.30 トウモロコシ

とうもろこしの育て方のコツ

とうもろこしの育て方のコツ

品種改良でとてもおいしいとうもろこしが食べられるようになってきました。

とうもろこしは鮮度が命。

収穫したらすぐにゆでて食べると甘みも濃くそれは美味しいですよ♪

 

今回はおいしいとうもろこしの育て方のちょっとしたコツをご紹介します。

1.トウモロコシの葉が黄色い?

 

家庭菜園で夏野菜を育てられている方から

「トウモロコシの葉が少し黄色くなってきたのが気になる。」

とのご相談を受けました。

 

葉が黄色くなり始めているのは、肥料切れの合図。

お手元には、天然原料を100%使用した「育てて果菜(ください)」が

あるとのことでしたので、マルチに穴をあけて

肥料を流し込んで頂くようおすすめしました。

 

 

「育てて果菜」は、多くの有機栽培愛好家にご愛用頂いていた肥料です。

現在は、残念ながら廃番となっておりますが

アミノ酸が豊富に含まれているので天然原料を100%でありながら

3~4日程度で葉の色がのってくるのが実感できる速効タイプの肥料です。

 

さらに、アミノ酸は土の中の微生物の栄養にもなるので

葉の色が鮮やかになるだけでなく

葉が大きく育ってくれる効果もあります。

 

 

トウモロコシの場合、肥料が足りていれば

葉がどんどん横に成長し、幅広の葉が付くようになります。

 

今回のご相談者様のように、葉が黄色くなってしまったり

幅広の葉が育っていないようでしたら

肥料が不足している証なので、追肥をしましょう。

 

 

追肥には「育てて果菜」の後継品で

同じくアミノ酸を豊富に含む

「植え付けた後でもまける・有機100%野菜の肥料」

おすすめです。

 

また、液体肥料の「スーパーⅠ」を併用していただくと

速効性があるので肥料切れの心配がなくなり、安心です。

 

 

「スーパーⅠ」をお使いの農家の方からは

トウモロコシの甘さが増したという嬉しいご報告も頂いていますので

「味を追求したい!」という方は

固形肥料と「スーパーⅠ」の併用にチャレンジしてみてくださいね

 

液体肥料を併用する際には

「1週間に1回、500倍に薄めたものを1平米当たり1リットル」

が、目安になります。

 

2.トウモロコシを上手に育てるコツ

 

トウモロコシは、肥料がしっかりと効いてくると

上の葉が幅広になり、茎も太くなります。

 

しばらくすると、地面から5cm程度の高さにある茎の節から

支柱のような根が張り出しますので、このタイミングで追肥を行います。

 

通常のマルチングをしている場合はマルチをはずし

一握り分の肥料を株の周りに撒いたら、土寄せをしましょう。

 

この時、表に出ている根をしっかり覆うように土をかけてください。

 

むき出しだった根は

トウモロコシにとってアンカーのような役割をしてくれます。

 

倒れにくくなるほか、栄養をたっぷり吸ってくれる

欠かせないものになるので

土でしっかり覆うようにしてくださいね。

 

 

土寄せと肥料を与えると、一気に茎も根も太ってくれます。

 

茎の先端に雄穂が出たら、再度追肥を行い、土寄せをしましょう。

 

雌穂は1番上のみを残し

下の方に出ている雌穂は

1番上の雌穂の絹糸(毛)が出始めた頃に取り除きます。

 

取り除いた雌穂は皮をむいてヤングコーンとして食べることができます。

缶詰のものとは異なり、芯の甘みをたっぷり味わえます。

生産者ならではの特権の味を楽しんでくださいね。

 

追肥と土寄せがしっかりできたトウモロコシは

根がしっかり張り、倒れにくくなります。

 

万が一、台風等で倒れてしまっても

無理に起こそうとすると折れるので

触れずにおいておきましょう。

 

根が露出してしまっているときは

土をかけてあげてください。

 

地中深く張られた根が一生懸命栄養をしっかり吸いこんで

自然に起き上がってきますよ。

 

トウモロコシの収穫適期は絹糸が出てから20~24日です。

雌穂の絹糸がこげ茶色になったら

少しだけ皮をむいて粒の充実を確かめてから収穫してくださいね。

 

 

なお、天然の甘みがたっぷりのとうもろこしは

カラスにとっても魅力的なもの。

 

茎も甘いので、踏みつけて食べられてしまいます。

 

カラスは羽を邪魔するものを嫌うので

トウモロコシ畑の上に

ピアノ線を張って予防するのもおすすめですね♪

 

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