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樹木に寿命はある?

樹木に寿命はある?

 

さて、樹木はいつまで生きられるのでしょうか?

今回は樹木の寿命についてお話していきたいと思います。

 

 

みなさんもご存じだと思いますが

樹齢何千年という縄文杉や江戸時代から育てられ続けている盆栽などもあり

樹木は非常に長生きです。

 

樹木に寿命がないとは言い切れませんが

木は基本的にずっと大きくなれる仕組みを持っています。

 

つまり、地植えでも鉢植えでも新しい根っこが出る限り

木は成長を続けます。

 

 

逆に、新しい根が出なくなってしまうと

樹齢30年のようなまだまだ育つ木でも枯れてしまいます。

 

以前、

「30年育ててきた松が急に枯れてしまった」

と、いう相談を受けたことがあります。

 

話をよく聞いていみると

松の木の周りに新しい土を盛ってしまい

根を窒息させてしまったことが原因でした。

 

 

松などの樹木は

樹齢が上がるにつれ細かい根が出にくくなっていきます。

 

苔が生えるような庭であれば木が枯れることはありませんが

その方の場合は、周りの木を切ってしまい

松の周りが苔が生えないような場所になってしまったうえに

根の上に土を盛ってしまったそうです。

 

それで、根が窒息してうまく育たなくなり、枯れ枝ができてしまいました。

 

 

話は変わりますが

庭木を長く育てていると新しい根が出にくくなるため

もともとある根っこの活力を出してあげることも

樹木を長く育てるポイントになります。

 

庭木を植えている周囲の土が

以前は苔がたくさん生えていたのにいつの間にか枯れてしまっていたり

土に弾力がなくなりカチカチに固まったりしていないでしょうか?

そのような場合は、寒肥などで土に有機質肥料を埋めてあげると効果的です。

 

 

なぜなら、有機質肥料を与えることで土中に

 

(1)  有機質肥料が土中の微生物のエサになる。

 

(2)  エサが豊富になることで、土中の有効菌や微生物が増える。

 

(3)  有効菌や微生物が増えたことで、より有機質肥料の分解が進み植物の栄養となる。

 

という良いサイクルができるからです。

 

 

そのうえ、増えた微生物は土の中にいるミミズといった小生物のエサになり

小生物が活発に動くようになるため、そこに空気の層が生まれます。

 

土の中に空気の層ができることで

根が窒息しなくなるうえ、土の保水力も上がります。

 

その結果、根っこにも活力が出て樹木も元気になるでしょう。

 

 

今回は、樹木の寿命についてお話いたしました。

 

植物を長く楽しむためには、根っこの健康に気を付けてみてくださいね。

 

 

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