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2022.06.30 朝顔

朝顔の夏場の管理

朝顔の夏場の管理

 

 

鉢植えの朝顔を育てていらっしゃるお客様より

『超醗酵油かす おまかせ』を購入したのですが、

夏場でも肥料を与えられるのでしょうか?

と、ご相談のお電話を頂きました。

 

 

朝顔は、小学校でも夏休みの宿題となるくらい

育てやすい花ですが

朝顔会という趣味家の会が存在するほど

実は奥の深い花なのです。

 

 

今回は、そんな朝顔の夏場の育て方について

お話していきますね。

 

 

1.朝顔は夏場に良く育つので栄養が必要!

 

 

夏場は、昼間も夜間も気温が高く、植物へ肥料を与えても

その栄養をうまく吸収できず

利用する事が難しいため、逆に肥料を与えると

植物が弱る原因となってしまいます。

 

そのため、通常は夏場は

肥料を与えることを控えます。

 

 

しかし、朝顔は、夏にどんどん大きくなり

芽や根が伸びていく植物なので、栄養がないと

下葉が落ちてしまったり、葉が小さくなったり

黄色くなってしまいます。

 

 

 

夏に生育が旺盛な植物には

肥料を与えて栄養を補給してあげる必要があるのですね。

では、どのような肥料をどのくらい与えたら良いのでしょうか?

 

 

 

2.夏場の肥料の与え方とコツ

 

 

夏場に生育する朝顔でも、気温が25度以上になると

栄養を吸収する力もぐっと落ち

肥料の分解も速まるので濃度も高くなり

植物が傷む原因にもなるので

肥料の量を少なくして与えるように注意します。

 

 

固形の肥料は、基準量を半量に減らして2回に分けて与えましょう

 

 

半量を与えたら、もう半量は1週間経ってから与えると

植物を傷めず栄養も切らさずに育てられますよ。

 

 

液体の肥料の場合は、基準の倍率よりも2倍に薄めて与えましょう

 

固形の肥料と比べて栄養を少しずつ与える事ができるので

より安心して管理できます。

 

 

 

朝顔に使える固形肥料

 

 

朝顔に使える液体肥料(有機)

 

 

3.肥料の効く具合をチェックするには?

 

 

また、朝顔の花の状態を見て

肥料が効きすぎているかどうかを判断する事ができます。

 

 

花が咲いたときに、花びらが切れている場合肥料が多いという事です。

 

 

さらに肥料が効きすぎていると、

葉は茂っているのにつぼみが小さくなったり、落ちてしまいます

 

 

 

 

こうした症状があった場合には

与えた固形の肥料を取り除いてあげましょう。

 

 

固形の肥料の代わりに、栄養を少しずつ与える事ができる

液体の肥料を与え、様子を見てあげましょう。

 

 

4.朝顔を夏バテから守るために・・・

 

 

朝顔を元気に咲かせるためには、肥料の他にも育てる環境が大切です。

 

 

最近では猛暑の影響でコンクリートの上などに直接鉢を置くと

地面からの熱を直接受けて、鉢がとても熱くなってしまいます。

 

 

そんな時には鉢をフラワースタンドなどの台を使って

地面から離して置いてあげると

鉢が熱くなることを防げますよ。

 

 

 

また、土の上にマルチングをすると

土の表面の根を乾燥から守る事ができ

朝顔を水切れでしおれにくくする事ができます。

 

 

マルチングの素材として、藁やヨシのカット品

水苔や腐葉土が適しています。

 

 

朝、夕に涼を感じるころになると

朝顔の花本来の色や柄を楽しむ事ができます。

 

 

大切に育てていらっしゃる朝顔、上手に夏越ししてくださいね。

 

 

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