創業50年。醗酵油かすを始めとする有機質肥料の製造販売

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スーパーI(ワン)の使い方について

スーパーI(ワン)の使い方について

 

デンドロビウムや多肉植物、観葉植物に

『スーパーワン』を使ってみたい!

と、いうお客様よりお問い合わせを頂きました。

 

今までは他社の液肥と東商の固形の肥料を一緒にご使用だったのですが

最近お近くの販売店でスーパーI(ワン)が販売されるようになったため

液肥も東商の物を使ってみたいとの事でした。

 

 

有機液肥「スーパーI(ワン)」

 

 

1.スーパーI(ワン)って?

 

スーパーI(ワン)は販売実績40年以上にもなる

東商自慢の液肥です。

 

数種類の有機原料をブレンドし

東商独自の特殊醗酵菌で醗酵させて作られていますので

有機の栄養が豊富に含まれています。

 

効果はとても穏やかで、根に障害が起きにくいため

洋ラン盆栽などの根が弱い植物にも安心してお使い頂けます

 

イキイキとした葉色を楽しみたい観葉植物

開花期の長い草花パンジー・ビオラ・ペチュニア

ニチニチソウ)や

美味しさを求める野菜果樹など

さまざまな植物にお使い頂けます

 

 

その効果は生産者の方々にも認められ

野菜や果樹、バラ、盆栽などにご愛用頂いています。

 

もちろん家庭園芸でも多くのお客様にご使用頂き

たくさんの「使ってよかった」というお喜びの声を頂いています。

 

 

それでは、スーパーI(ワン)の使い方について

お話していきましょう。

 

2.薄めて使う・有機液肥「スーパーI(ワン)」の薄め方

 

スーパーI(ワン)は水で薄めて使用する液体の肥料です。

 

何倍に薄めて使用するか

地植え栽培か容器栽培

植物の種類ごとに違います。

 

 

スーパーI(ワン)を薄めて使う濃度と

薄め方は以下のようになります。

 

 

【果樹、花木、芝生へ与える場合】

 200倍に薄めます。

 薄め方:10Lの水に対しスーパーI(ワン)を50cc入れます。

(560cc入りのスーパーI(ワン)の場合、110L分できます。)

 

【野菜、果樹や花木の鉢・プランター栽培へ与える場合】

 500倍に薄めます。

 薄め方:10Lの水に対しスーパーI(ワン)を20cc入れます。

(560cc入りのスーパーI(ワン)の場合、280L分できます。)

 

【洋らん、古典植物、観葉植物、盆栽、山野草へ与える場合】

 1000倍から2000倍に薄めます。

 薄め方(1000倍):10Lの水に対し

             スーパーI(ワン)を10cc入れます。

(560cc入りのスーパーI(ワン)の場合、560L分できます。)

 

3.スーパーI(ワン)・使用上の注意

 

スーパーI(ワン)を使用する際には

水に溶けない原料などが沈殿してしまっているので

よく振ってください

 

なお、薄めた液肥は変質してしまう事がありますので

作り置きしないようにして

使用する度に作る事をおすすめします。

 

 

栄養は多くが根から吸収されますので

根が集まっている付近の場所にかかるよう

枝先の下へ、スーパーI(ワン)を与えましょう。

 

葉からも一部の栄養が吸収されますので

葉にかけても効果があります

 

 

与える間隔は、1週間に1回

水やりの時に与えてくださいね。

 

4.スーパーI(ワン)の量り方

 

「スーパーI(ワン)を10ccや20ccって、

  どうやって量ったら良いの?」

 

と、思われる方がいらっしゃると思います。

 

スーパーI(ワン)560ccのボトルには

20ccずつ計れる目盛りがついているので

簡単に計る事ができますよ。

 

もっと少ない量を計りたい時には

キャップ1杯で約5ccを計る事もできます。

 

 

また

薄めた液をどれくらいの量作ったら良いのか分からない

と、いう方もいらっしゃると思います。

 

薄めた液肥を与える量の目安は

地植えの植物の場合は

1平方メートル当たりあたり1L

 

鉢・プランターの場合は

土量10L(65cmプランターなど)あたり1L

です。

 

鉢・プランターの場合は

鉢の底から少し流れ出るくらいの量が

目安となります。

 

作る時の参考にしてくださいね。

 

5.固形の肥料と一緒に使おう♪

 

また、スーパーI(ワン)などの液肥は

固形の肥料と一緒に使うとより効果的です。

 

液肥と固形の肥料とでは

栄養が効いてくるスピードと

持続期間が違うので

一緒に使うとお互いの肥料効果が

低い時期を補い合う事ができます。

 

そのため、成育がぐーんと高まります

 

 

固形の肥料を使用していると

栄養を分解するカビが生える事があり

「このままで大丈夫?」

と、心配される方もいらっしゃいますが

植物に悪影響はありませんのでそのままで大丈夫です。

 

気になる方はお水をかけてくださいね。

 

肥料にカビが生えている状態の時でも

スーパーI(ワン)を与える事はできますよ。

 

6.藻が生えてきた!大丈夫?

 

また、今回お問い合わせを頂いたお客様から

 

「今まで使用していた液肥は

 基準よりも薄めて使用していた場合にも

 藻が生えてきたのですが

 スーパーI(ワン)でも藻が生えてしまいますか?

 根腐れなどの心配はありませんか?」

 

と、ご質問がありました。

 

スーパーI(ワン)でも、同じく藻が生えてくる事がありますが

問題はありませんので心配なさらないでくださいね。

 

ただし、もし藻が黒くなってしまった時などは

液肥の濃度が濃い可能性があるので気を付けてくださいね。

 

7.暑い時期は2倍に薄めて使おう♪

 

気温が高い時期になってきましたら

スーパーI(ワン)の濃度に注意が必要です。

 

熱帯夜の日など、昼間も夜間も気温が高い時

(昼間30度以上で夜間25度以上の時)には

基準の倍率よりも2倍に薄めて使用して頂くと

植物の根を傷める事なく栄養を与える事ができます

 

ぜひご使用頂き、効果を実感して頂ければと思います。

 

8.おまけ

 

昔、東商の社内では「パンジーコンクール」なる

イベントが毎年行われておりました。

 

パンジーひと苗と鉢が小学生の夏休みの宿題の朝顔のように

社員ひとりひとりに支給され

ひとりひとりが金賞を目指して育てました。

 

社内では、「どうやって育てたら?」

と、聞き耳を立て

研究のスタッフに聞いてみたり

本を読んで勉強したり

それはそれは毎日手塩にかけて育てたものです。

 

そんな中「スーパーI(ワン)がいいよ」

という話を聞き、毎日薄めたスーパーI(ワン)をかけて

パンジーの苗をのぞき込んでいました。

 

スーパーI(ワン)をパンジーの苗に与えると

パンジーの葉がキラキラと輝き

とてもいきいきとしてきます。

 

まるで

「おいしい肥料をありがとう♪ とってもうれしいよ♪」

と、言っているようでした。

 

今でもそのパンジーの輝きが目の奥に残っています。

 

40年以上前から製造してきた東商の有機液肥「スーパーI(ワン)」

 

皆様の園芸ライフにもほっこりをお届けできたら嬉しいです♪

 

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