チューリップ 植え付けのポイント
![チューリップ 植え付けのポイント](https://www.10-40.jp/./upload/column/219/mainimage.jpg)
風が涼しく感じられるようになると
秋の訪れを感じますね。
秋はチューリップの植え付け時期です。
チューリップは色や品種も豊富で
開花する時期がそれぞれ異なっています。
同時期にたくさん咲かせたいのか
咲く時期をずらして長く楽しみたいのかなど
開花する頃をイメージして球根を選ぶのも楽しみです。
今回は、春にきれいなチューリップを咲かせるための
植え付けのポイントをお話させていただきますね。
INDEX
1.生育に差が出る!球根の植え付け時期
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/219/sub/56RX2PPUTME5HDYJ.jpg)
チューリップの植え付け時期は10月~11月ですが
“地温が10℃以下になる前”に植え付けをすると
根の張りが良くなります。
植え付けた球根からは、年内に根が出て
土作りの時に混ぜた肥料(元肥)の栄養を
吸収し始めます。
2.ふかふかな土へ!植え付け前の土作り
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/219/sub/VY4M7HSDMLDHUNJZ.jpg)
チューリップを植え付ける前に
土に肥料や土壌改良材を混ぜて
栄養満点の”ふかふかな土”を作りましょう。
土が栄養豊富だと、株の成育が良くなります。
土がやわらかいと、植物が根を伸ばしやすい
環境になりますし、球根の植え付け作業も
しやすくなります。
3.元気に育てる!チューリップの土作りの方法
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/219/sub/RZX79L7XU7AR2ZRW.jpg)
〇地植え:花壇などに直接植え付ける方法
球根を植え付ける場所に
肥料や土壌改良剤などの資材を混ぜましょう。
植え付けの1~2週間前に土作りを行なうと
土と資材がよく馴染みます。
もし、雨が降った後に
水がたまってしまうような場所でしたら
畑にウネを立てるのと同じように
土を少し盛り上げて周りよりも高くしてから
植え付けをすると、水はけが改善されて
根の張りが良くなりますよ。
<土作りの手順>
1 土に石灰を混ぜます。
2 土に土壌改良材を混ぜて、ふんわりとした土にしましょう。
※土壌改良材
腐葉土やバークたい肥、ピートモスが適しています。
3 肥料を混ぜます。
4 水はけが悪い場所では、ウネを立てます。
※ウネの周りにも水がたまるようでしたら
くぼんでいる場所に土を入れて平らにしたり
水たまりから水が流れ出るように溝を掘るなどすると
さらに水はけが改善されます。
〇容器栽培
植え付けのときに、土に肥料をよく混ぜます。
(肥料の量は肥料の袋の裏面を見てまくようにしてください。)
※元肥入り培養土には肥料は入れません。
4.開花時に差が出る!チューリップの植え付け方法
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/219/sub/DHU9AS43DMMTX7SY.jpg)
〇地植え
球根と球根の間隔は、約10cm空けます。
球根の大きさの約3倍の深さになるように植え付けます。
〇容器栽培
容器栽培の場合は、65cmプランターで10~12球を目安に
浅く植え付けます。
間隔を均等にすると、きれいです。
【植え付ける時のポイント】
〇球根の向き
球根を横から見てみると、膨らみがなく
平らになっている面があります。
平らになっている面に対して
葉の出る向きは決まっているので
球根の向きを揃えて植えると
葉の向きを揃える事ができ
見栄えが良くなります。
〇球根を手早く植え付けるコツ
球根をたくさん植え付ける時に、土がやわらかければ
穴を掘らずに土の上から球根を押し込んで植え付ける
と、いう方法もできるようです。
5.乾燥に注意!植え付け後の水やり(容器栽培)
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/219/sub/KA4NS9MJ4PUK7SK4.jpg)
水やりは、土の表面が乾いたら与えるようにします。
容器栽培の場合、冬場の空気の乾燥で
土の中も乾燥しやすくなります。
乾燥により球根のなかにある花芽が枯れてしまうことがあるので
容器で育てるときには注意しましょう。
土の中が乾燥しないように
水やりを忘れないようにしましょう。
「お花が咲いていないと
水やりを忘れてしまいそう・・・」
という方には、こんな方法もおすすめです。
チューリップを植えた容器の隣に寄せ植えを置いたり
同じ容器に1株だけビオラやパンジーなどを
一緒に植えてあげると、咲いているお花に水やりをする際に
球根にも水やりをすることができるので
球根への水やりを忘れにくくなり
乾燥による失敗を防止できますよ。
また乾燥防止のためには、土の上にワラなどを敷く
マルチングも効果的です。
ビオラやパンジーを植えた容器の場合も
マルチングをする事で
乾燥防止と成育促進の効果が得られます。
チューリップが咲く春は、まだまだ先のように感じますが
秋・冬の間もずっと開花のために準備しているんですね。
ぜひご紹介したポイントを参考に
植え付けを行なってみてくださいね。
春にきれいなお花を咲かせてくれるのが楽しみです♪
6.チューリップの植え付けにおすすめの肥料
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/219/sub/HLVKPW49PR3VP9DZ.jpg)