冬に胡蝶蘭(コチョウラン)の葉が黄色くなってしまった原因は?
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「コチョウランの葉が
黄色くなってしまったのですが
なぜでしょうか?」
と、お客様よりお問い合わせをいただきました。
たくさんの見事なお花を咲かせてくれる
コチョウラン。
贈り物でいただいたりして
大切にしている方も多いのではないでしょうか。
葉が黄色くなってしまったら
「元気がないのかな? どうしたら良いんだろう」
と、不安になってしまいますよね。
今回は、冬にコチョウランの葉が
黄色くなってしまった時の
原因と対処方法について
お話させていただきますね。
INDEX
1.冬にコチョウランの葉が黄色くなってしまった原因は?
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冬にコチョウランの葉が
黄色くなってしまった原因は
以下のようにいくつか考えられます。
①管理場所の温度が低い
②水の与え過ぎによって根傷みを起こしている
③ビニールポットに植えられたままになっている
(いただいた時や購入した時の状態のまま)
ひとつひとつ確認してみましょう。
2.コチョウランを育てるために必要な冬の温度
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/226/sub/TVSZZUUDFYFCSZHU.jpg)
コチョウランを育てるには、適した温度があります。
10月~4月にかけては
成育するためには15℃以上が必要です。
(10℃を下回るところでは、水やりを控えるなど
休眠状態で越冬させます。)
この時期の管理は室内で行ないますが
冬の場合は、室内で管理をしていても
朝方の冷え込みで必要な温度を
下回ってしまう事があります。
特に木造の家では、マンションなどに比べて
温度が低くなりやすいです。
温度が低いと葉が黄色くなってしまう
原因になりますので
室内の暖かい場所で管理するようにしましょう。
部屋の温度は、床などの低い場所は冷えるので
テーブルの上など高い場所に置きましょう。
窓際は、昼間は暖かく日光浴もできておすすめですが
朝は冷え込みやすいので
夜は窓際から離れた場所に移動しましょう。
移動が大変な場合は、発砲スチロールの箱に入れて
プチプチが付いた緩衝材を
コチョウランの上からかけてあげると
温室のようになり、保温する事ができるので
移動の必要がなくなります。
3.コチョウランの冬の水やり
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コチョウランは、元々木の幹などに
くっついて生息している“着生ラン”です。
地中に根を張って育つ植物とは違い
根が鉢の外に出ていても成育します。
そのため、根の周りに常に水分がある状態は苦手で
乾かし気味に管理をします。
特に気温が低い冬は
株が水を多く要求しない時期に入ります。
より乾かし気味に管理したい季節なので
意識して水やりを控えていないと
失敗してしまいます。
根の表面が黒くなってきたり
白い根がなくなってきたら
水の与えすぎによって
根傷みを起こしているサインです。
根傷みを起こしているようでしたら
水やりを控えるようにしましょう。
霧吹きを使って、葉に水を吹きかけるようにすると
鉢の中が過湿になる心配がなく
乾かし気味に管理することができますよ。
根傷みを起こしていない場合でも
冬場は乾かし気味に管理することは変わりませんので
鉢の中まで乾いたら
水やりを行なうようにしましょう。
目安としては、1週間に1回程度です。
鉢の中まで乾いているかどうかは
鉢を持ち上げたときの軽さで判断できます。
水を与えた後に鉢を持ち上げてみて
水がない時の重さと比較してみましょう。
4.コチョウランはビニールポットから出して育てましょう
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コチョウランをいただいたり、購入した時には
ビニールポットに植えられていることが多いです。
ビニールポットは水が溜まりやすい構造なので、
そのままビニールポットで育てると
水が乾きにくくなり
根傷みを起こしてしまう可能性があります。
本来、植え替えは5月頃~8月頃の
葉が成長する時期に行なうものですが
株がダメになってしまう前に対処する必要があるため
ビニールポットに植えられたままになっている場合は
冬でも緊急的に植え替えを行ないます。
コチョウランをビニールポットから出したら
乾きやすい素焼き鉢などに植えてあげましょう。
植える時に、「東商の洋らん用の培養土」を
使用することをおすすめします。
「東商の洋らん用の培養土」は
排水性・保水性を調整しているので
根腐れを起こしにくいようになっています。
もし、お手元に植え替えるための鉢や培養土がなく
すぐに植え替えできない場合は
ビニールポットの底・側面にハサミで穴をあけて
水がたまらないように加工しておくと
乾きやすくなります。
5.植え替える時のポイント
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〇植え込み資材に合わせて鉢を選びましょう
・保水量の高い水苔やバークチップを使う場合は
乾きやすい素焼鉢を使用してください。
・「東商の洋らん用の培養土」を使う場合は
お気に入りの陶器の鉢やプラスチックの鉢に
植え付けができます。
〇寄せ植えになっている場合は
1株ずつ別の鉢に分けて植えてあげましょう。
6.コチョウランの冬の栄養補給って?
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葉が黄色くなってしまったのを見たときに
「栄養が足りないのかな?」
と、肥料不足が原因と考える方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
しかしコチョウランは
冬には肥料を必要としないため
この時期に葉が黄色くなってしまった原因が
肥料不足とは考えにくいです。
コチョウランに肥料を与えるのは
固形の肥料は
新しい葉が成長し始める
5月~6月に1回だけです。
液体の肥料は
5月~8月の成長期に10日に1回の間隔で
定期的に与えます。
栄養が必要な時期に肥料を与えて
成長を助けてあげましょう。
7.きれいなコチョウランを楽しもう!
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黄色くなってしまった葉は
残念ながら元には戻りませんので
黄色くなった葉が乾燥して
手で簡単にとれるようになったら
取り除いてください。
そして今回ご紹介した原因に当てはまるのがあれば
ぜひ対処を行なってみてください。
新しく出てくる葉は
緑色に育ってくれるのではないでしょうか。
花はもちろん、葉もツヤツヤできれいな
コチョウランを楽しんでくださいね♪
8.コチョウランにおすすめの肥料・培養土
![](https://www.10-40.jp/./upload/column/226/sub/7WTU7LJJDZKT34XK.jpg)