収穫まであと少し!ニンニクの育て方のポイント2
2023.9.29のコラムでご紹介させて頂きました
「ニンニクの育て方のポイント」
この記事から半年が経ちましたが皆さんのニンニクは
元気に育っていらっしゃいますでしょうか?
秋に植えたニンニク、収穫までもう一息ですね!
今回は、大きくて美味しいニンニクを収穫するための
春に行なう作業について、お話させていただきますね。
1.ニンニクを育てる”春”の肥料
暖かくなると、ニンニクの新しい葉が伸びてきます。
この生育期は肥料を与えるチャンス!
ニンニクが大きく育ちますよ!
また、固形の肥料と液体の肥料を一緒に使うと
固形肥料が効いてくるまでの間に液肥が効くので
肥料が効率良く効き、より成育や香りが良くなります。
※暖地と寒冷地では、肥料を与える回数などが異なりますので
下記を参考にしてください。
☆肥料を与える時期
〇暖地の場合
対象地域:関東、東海、北陸、四国
近畿及び中国の太平洋側、九州、沖縄
<固形の肥料>
4月(新芽が伸びる頃)
<液体の肥料>
10月~4月
〇寒冷地の場合
対象地域:北海道、東北、甲信越、 近畿及び中国の日本海側
<固形の肥料>
1回目:4月(新芽が伸びる頃)
2回目:5月
<液体の肥料>
4月~6月上旬
2.ニンニクを大きく育てる「わき芽かき」(寒冷地)
「わき芽かき」は、ニンニクを大きく育てるために
行ないます。
暖地では12月に行なう作業ですが
寒冷地では4月に行ないます。
☆「わき芽かき」の方法
残す方のニンニクの株元を
手でしっかりと押さえながら
わき芽を球根ごと抜き取ります。
わき芽が切れてしまわないように
茎の少し深い所をつまんで
気を付けながら抜きましょう。
☆「わき芽かき」を行なう時期
株が10~15cm(葉が3~4枚)の頃
わき芽が出てきたら抜き取るようにしましょう。
3.ニンニクを太らせる「つぼみ摘み」
気温が上がってくると
茎の先端からつぼみが出てきます。
つぼみをそのままにしておくと
花を咲かせることに栄養が使われてしまい
ニンニクの球が大きくならないので
出てきたつぼみは摘み取るようにしましょう。
☆つぼみ摘みを行なう時期
〇暖地の場合
対象地域:関東、東海、北陸、四国
近畿及び中国の太平洋側、九州、沖縄
適期:3~4月
〇寒冷地の場合
対象地域:北海道、東北、甲信越、 近畿及び中国の日本海側
適期:6月
摘み取ったつぼみと茎は食べることもできます。
家庭菜園ならではの食材として
ぜひ味わってみてくださいね♪
4.ニンニクを収穫しよう!
葉先が3分の2ほど枯れてきたら
いよいよ収穫です。
植え付けから収穫までの期間が長く
その成長を見守ってきたニンニク。
大きく育っているでしょうか?
期待も込めて、土から抜き取りましょう!
☆収穫時期
〇暖地の場合
対象地域:関東、東海、北陸、四国
近畿及び中国の太平洋側、九州、沖縄
適期:5~6月
〇寒冷地の場合
対象地域:北海道、東北、甲信越、 近畿及び中国の日本海側
適期:6月下旬~7月
抜き取ったニンニクは茎や根を切り
風通しの良い雨の当たらない場所で2~3日乾かします。
乾かす時には、穴の開いたカゴに新聞紙を敷き
ニンニクを平らに並べると、よく乾きます。
お料理するのが楽しみですね♪