長雨の時期をどう乗り切る?

今年、近畿地方では統計上史上最速の梅雨入りとなりました。
梅雨入りが早い分、梅雨明けも早いかといえば
そうとは限らないそうで、長雨による影響が心配になりますよね。
では、長雨にはどのような対策をしたらよいのでしょうか?
まずは鉢植えの場合からお話ししましょう鉢植えは長雨にさらさないことが大切。
動かせるようなら、軒下など、直接雨が当たらないような場所に移動しましょう。
難しい場合は、水はけが良い環境になっているか確認してください。
鉢の中に水がたまると根腐れの原因になります。
盆栽の場合、雨が続いて日照時間が短いときには
肥料を控えるようにしてください。
土の中に蓄えている肥料で十分に育ちます。
このタイミングで肥料を与えると、葉をいたずらに伸ばしてしまい
形が崩れる原因になります。
地植えや畑の場合も、鉢植えと同じように
水はけが良い環境を保つことが大切です。
水の流れをチェックして
苗や樹木の周りに水たまりができないように工夫しましょう。
排水溝を作ったり、畝を高くして水が流れるようにするなどして
溜まった水を導くようにしてください。
畑の場合は、穴をあけることで、水を動かすこともできます。
どんな植物でも、長雨は天敵。
たとえ雨が止み、表面が乾いても
土の中の水が抜けないままで次の雨が来ると
空気の中に酸素が入らず、酸欠になったり
根腐れを起こす原因になります。
せっかく大雨に耐えたのに、枯れてしまったり
成育が芳しくないといったことにならないためにも
雨が降った後の水の流れを確認して、対策すれば安心ですよ。