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2021.08.02 マルチング

マルチングをするならビニールと藁、どちらがいい?

マルチングをするならビニールと藁、どちらがいい?

 

畑でよく見かける畝の上の黒いビニール=マルチング。

 

家庭菜園を始めるまでは、何故土の上にピッタリと張るのか

ご存じなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

マルチングは、植物を植え付けた後など

地表をビニールなどで覆うことで

雑草の成育を妨げたり、水分の蒸発や

雨などにより土が流れることを防止しています。

 

 

昔は、藁などで地表を覆っていましたが

今は、ビニールが主流。

 

ビニールは手軽に入手出来るのですが

いくつかデメリットもあります。

 

 

例えば、ピッタリと張ることができていないと

地表の水分が蒸発してしまい、乾燥してしまうことがあります。

 

 

でも、ビニールで覆われた状態では

ぱっとみただけでは土の状態がどうなっているかわかりずらく

どうしても見逃しがち。

 

 

特に、雨が少ない時期などは、土が乾燥してしまい

知らず知らずのうちに根がダメージを受けてしまうこともあり

注意が必要です。

 

 

また、黒いビニールは熱を集めてしまい

夏場は非常に高温になるため

植物の根が痛む原因になることも。

 

 

そのため、夏は白かシルバーのビニールに張り替えとなり

手間がかかります。

 

 

一方、自然素材の藁はビニールと異なり

土をピッタリと覆っていないため

マルチングとして効果が見込めないかも?

と思うかもしれません。

 

 

でも、大丈夫。

 

実は、藁の隙間に湿った空気が溜まり

湿気を逃がさない効果があるのです。

 

湿った空気は、乾いた空気より比重が重く

容易に動くこともありません。

 

 

そのため、土の表面は乾いているように見えますが

土の中は湿っている状態がキープでき

夏場は、藁を二重にかけることで

暑さ対策にもなるんですよ。

 

 

さらに、藁は微生物の棲み処になるという利点も。

 

 

微生物が住みつくことで土壌改良にもつながるので

元気に植物が育ってくれる環境作りにも、一役買ってくれます。

 

 

すでにビニールでマルチングを行っている方も

藁との併用が可能です。

 

 

暑さが厳しくなる夏は、ビニールの上に藁をおいて遮光をすると

断熱効果が期待できますよ。

 

 

藁は、なかなか手に入りにくいかもしれませんが

通販等で販売しています。

 

もし、入手できた場合は

ぜひ一度使ってみてはいかが でしょうか。

 

雨など土の跳ね返りによる病気の予防にも有効ですよ。

 

 

土の有効菌を増やす肥料

藁と使うとさらに効果的!

 

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