「肥料コーナー」で迷わないために!知っておきたい肥料の分類

いざ、家庭菜園やガーデニングを始めようと
園芸店やホームセンターの肥料売り場に行くと
「油かす」「配合肥料」「化成肥料」「植物別肥料」「石灰肥料」など
肥料別にコーナーがあって
どれを選んだらいいのかわからないという経験をお持ちの方は
多いのではないでしょうか?
「油かす」や「石灰肥料」「植物別肥料」は
そのものずばりの名称なので、わかりやすいですよね。
では「配合肥料」「化成肥料」って何が違うのでしょう?
「配合肥料」とは、肥料の三要素である
窒素 リン酸、カリ(カリウム)のうち2成分以上の化学成分を混ぜ合わせた
粉の肥料のこと。
速効性の化学肥料に、緩効性の有機肥料を混ぜているものが主流です。
有機肥料と混ぜ合わせることで、栄養が素早く効いて
長期間(1か月程度)肥料が効いてくれるという特徴があります。
「化成肥料」とは、配合肥料や有機肥料などを
石膏・粘土等を使って固めて粒化した肥料のこと。
語感から「化成肥料」=「化学肥料」と思われがちですが
全ての成分が化学肥料ではありません。
有機成分と化学成分を混ぜて固めたものも「化成肥料」となります。
これを「有機入り化成肥料」と呼んでいます。
ただし、1%だけ有機肥料が入っていても
99%の有機肥料が入っていても同じ「有機入り化成肥料」となりますので
有機成分が多いものをお探しの場合は
どのくらい配合されているかを確認してくださいね。
なお、「石灰肥料」は、土を育てる肥料のようなもの。
健康的な土にすることで
植物が育ちやすい環境を整えることを目的としています。
植物を育てる肥料とは趣旨が異なるので、混同しないようにしましょう。
余談ですが、このようなジャンル分けに法律的規制はありません。
あくまで、肥料を探す際に、少しでもわかりやすくしているものなので
お店によって表記が異なる場合がありますので、お気をつけください。
醗酵油かす(有機質) 花咲く化成肥料(化成肥料) 液体肥料(有機液肥)