芝生を上手に育てるための目土について~2月~

今回も、
高麗芝の育て方について
お話をしていきましょう。
前回は、
「芝ドクターG」の施肥のタイミング
についてお話をしました。
その際に、お客様より
「芝ドクターG」は、
目土と一緒に混ぜて肥料をまくことができるか
とのご質問もいただきました。
目土には、芝の発芽や発根を促進する効果や、
浮き上がってきた芝を整えたり、
凹凸をなくす効果があります。
2月頃に芝焼きを行った後、
へこんでいる場所に目土を入れて水をかけることで
芝を落ち着かせることができます。
目土を入れる目安は
1㎡あたり4ℓ、
厚みは均一にならして4㎜程度です。
目土を入れすぎると、
芽や茎が呼吸できなくなり、
下の芝生が枯れる原因となるので
気を付けてください。
目土を入れる回数としては
年2回くらいがよいでしょう。
芝が浮いてきたら目土を入れるタイミングです。
目土を入れる作業や、
肥料を与える作業は大変なので、
混ぜて蒔く方が多いのですが、
少し待ってください!
2月はまだ芝生は休眠している状態なので、
肥料を与えてしまうと芝生の根が驚いてしまい、
枯れる原因にもなりかねません。
ただし、雑草の除去のために
2月の休眠期に液体肥料などを
薄く与える方法があります。
土の中に忍んでいる雑草を早めに起こし、
雑草を目立たせることで
除去しやすくするという方法です。
芝生育成のための施肥は、
根の休眠中に目土と混ぜるのではなく、
4月~5月から始めるようにしましょう。
なお、目土は夏に行わないでください。
土の表面の熱が逃げにくくなり蒸れやすく、
枯れる原因となります。
また、
目土は、芝専用のものを選ぶ
ようにしましょう。
今は、芝生にあったPh値に整えられたものや、
芝刈り機に優しいものが出ています。
いずれも、加熱処理などがされている、
病原菌や雑草の種が
未混入のものを選ぶのがポイントですよ。
次回は、
芝を育てるための除草について
お話しますね。