夏場もイキイキとした芝生を維持するには?
お客様より、お庭の芝生にムラができて薄い部分があるのですが
イキイキとした芝生を維持するために、夏場でも何かできる事はありませんか
と、ご相談のお電話を頂きました。
芝は高麗芝をお育てです。
それでは芝生についてお話していきましょう。
INDEX
1.芝生の窪みの手当~目土入れをしよう!
最初に、芝生の薄い部分が窪地になっていないか確認してみましょう。
窪地は、水やり後や雨が降った後に水たまりができやすく
根が出にくいため芝生が薄くなってしまいます。
そのような時には「目土入れ」を行なうと良いでしょう。
目土(めつち)とは、芝生の上にかぶせる目の細かい土の事で
芝の生育と共にできてしまった凹凸を直すために使用します。
この作業を「目土入れ」と言い、通常は春先に行なう作業ですが
窪地を見つけて直したい時などその都度にも行なう事ができます。
窪地などで芝生の根が地面から浮いている部分を埋める事で
新しい根が出てくるので、葉の密度が高い芝生を育てる事ができます。
ただし、一度にたくさんの目土を入れてしまうと
急に新芽の伸びが悪くなったり
芽数が少なくなってしまう事がありますので
芝生の茎が少し隠れるくらいの量にとどめておきましょう。
2.芝の夏場の水やりをチェック!
次に夏場の管理についてですが、最も重要なのは水やりです。
乾燥すると芝の葉がカールしてしまうなどの症状が
出る場合がありますので、週に1度たっぷりと
水を与えてあげてくださいね。
水を与える時間帯は、地温が高い日中は避けましょう。
気温が上がる前の朝か、気温が下がってくる夕方以降が最適です。
3.夏場の芝生の栄養補給はどうしたら?
4.暑さも凌げるようになったら固形肥料をまこう!
そして残暑が終わり、気温が下がってきたら
固形の肥料を与えてあげましょう。
肥料は有機質肥料の『芝ドクターG』がおすすめです。
『芝ドクターG』は、芝生の生育や色を良くする効果の他に
カルシウムなどのミネラルが芝生を健康にしたり
刈りカスを分解し病気にかかりにくい土壌環境を作るなど
イキイキとした芝生を維持する【芝の医者】のような肥料です。
また、有機質肥料にはめずらしい顆粒タイプの細かい形状なので
まきやすく、肥料成分を均一に与える事ができますよ。
肥料を与えた後は、葉に付いた肥料を地面に落とすために
水をまいてくださいね。
水をまく事によって『芝ドクターG』に含まれる
水溶性のアミノ酸成分が溶け出し、芝生の葉の色も良くなります。
なお、液体肥料は夏を越してからも継続して使用すると
固形の肥料との相乗効果でより元気な芝生を育てる事ができますよ。
夏を過ぎたら『スーパーワン』の濃度は200倍にして与えましょう。
5.年間の肥料の与え方~まとめ
年間を通した肥料の与え方を以下にまとめましたので
ご参考にしてください。
高麗芝への年間を通した肥料の与え方
〇固形の肥料(芝ドクターG)
4月:1㎡あたり25gを月に2回
5月:1㎡あたり50gを月に2回
6月:1㎡あたり50gを月に1回(上旬まで)
10月~11月:1㎡あたり50gを月に2回
〇液体の肥料(スーパーワン)
4月~6月:200倍に薄めて1㎡あたり1Lを週に1回
7月~9月(昼間30度以上で夜間25度以上の時)
:500倍に薄めて1㎡あたり1Lを週に1回
10月~11月:200倍に薄めて1㎡あたり1Lを週に1回
※冬場の高麗芝が枯れている時期には与えないようにしましょう。
緑のイキイキした詰んだ芝生は美しいですね。
皆様のお庭の芝生もちょっとしたコツと手間で
美しく育ててくださいね♪