レモンをたくさん実らせるために春肥を与えよう!
酸味があってサッパリとしたレモンは
揚げ物にかけたり、スイーツにしたり
飲み物やドレッシングに利用したりと
料理に大活躍の果物ですね♪
どうしても輸入レモンは残留農薬が心配ですが
自宅で育てれば、無農薬の安心なレモンが
食べられます。
最近では家庭園芸でも人気が上がってきていますね。
では、どうやって育てたら
レモンをたくさん収穫できるのでしょうか。
レモンは、とても肥料を必要とする果樹なので
春、夏、秋と季節ごとに肥料を与えるのが
ポイントです。
今回は、レモンへ春に与える肥料「春肥」について
お話させていただきますね。
1.レモンに与える「春肥」って?
「春肥」とは、その名前から連想される通り
春に与える肥料のことです。
「芽出し肥」と同じで
新芽の芽吹きを助けるために肥料を与えます。
特にレモンは葉の茂りが旺盛で
四季咲き性のため、年に3回ほど花を咲かせます。
さらに収穫期間も長いため
多くの栄養を必要とします。
「春肥」は芽吹きを助けるとともに
春以降の成育の元にもなる肥料ですので
ぜひ「春肥」を与えて
充実した実をたくさん収穫してくださいね♬
2.レモンにおすすめの肥料
レモンは他の果樹と比べて
たくさんの葉・花・実をつけますので
レモンの成育に必要な肥料を
“切らさないようにする”
ことが大切です。
そのためレモンには
じっくり長く効く「有機質肥料」を
使用するのがおすすめです。
「有機質肥料」にはレモンを美味しくする効果も
期待できます。
また、土をふかふかに改良する効果も期待できるので
「有機質肥料」で長年育てて固くなった土を
改良しましょう。
レモンの根の生育の為にもおすすめですよ♪
【おすすめの有機質肥料】
〇レモン・ミカン・柑橘類の肥料
天然原料を100%使用した肥料です。
実付きを良くする骨粉を配合しています。
また、実付きを良くするリン酸の吸収を助ける
マグネシウムが含まれているので
収穫量アップが期待できます。
レモン以外にも、ライム、温州ミカン、ユズ
ハッサク、甘夏、キンカンなど
様々な柑橘類に使えます。
3.レモンの春肥の与え方
レモンにとって大切な「春肥」
いつ、どのように与えれば良いのか
説明させていただきますね。
〇「春肥」を与える時期
3月(関東地方基準)
芽吹きの頃に与えます。
〇地植えのレモンへの「春肥」の与え方
レモンの枝先の下あたりに
1回分の肥料を数か所に分けて与えます。
<レモン・ミカン・柑橘類の肥料の使用量>
木の高さ1m未満のとき:100g
木の高さ1m以上のとき:200g
〇鉢植えのレモンへの「春肥」の与え方
鉢のスミに、1回分の肥料を数か所に分けて
与えます。
※レモンの苗を新しく植え付けた時は
植え付けの10日後から肥料を与えられます。
<レモン・ミカン・柑橘類の肥料の使用量>
8号鉢(直径約24cm):20g
10号鉢(直径約30cm):30g
12号鉢(直径約36cm):40g
☆ここがポイント☆
肥料はその栄養分が水に溶け出してくることで
効いてきます。
湿らせた状態に置く事が大切なので
肥料を与えるときは、肥料を地面に埋めたり
埋めるのが大変な場合は
肥料の上に土をかけてあげると
土の中の水分によって栄養が溶け出し
効きめが良くなります。