バラの施肥のタイミングと油かすとの併用の仕方

今回も、バラの肥料のお話をしていきましょう。
前回は、「花咲く肥料」と「バラ・花木の肥料」の
違いについてお話しました。
今回は、それぞれの肥料を効果的に与える施肥の
タイミングや、油かすとの併用の仕方を
ご紹介します。
まず、「花咲く肥料」とお手元の化成肥料を
併用してお使いになる場合の
施肥のタイミングです。
すでに葉が出来上がっている状態であれば
バラの中には葉を育てる成分は
十分にありますので、花芽分化のタイミングで
「花咲く肥料」を与えていただくと
花数を増やすことができます。
余談ですがゼラニウムは窒素に敏感な植物なので
株はできあがっているのに花が咲かない場合は
窒素が少ない「花咲く肥料」や
窒素が入っていない「リン・カリ肥料らんまん」を
使うことをおすすめします。
さらに「リン・カリ肥料らんまん」は
秋の終わりに使うと
耐寒性がつくのでおすすめですよ。
「花咲く肥料」をメインで他の化成肥料を使わずに
苗の状態から育てる場合は
葉を育てる栄養が必要になります。
そのため、「花咲く肥料」と「超醗酵油かす」を
併用してください。
花芽が付いたら「花咲く肥料」のみ
葉が育つ時期は「花咲く肥料」と
「超醗酵油かす」の併用
冬越しの準備には葉の成分は必要ないので
「花咲く肥料」のみ。
鉢の場合は、寒肥は必要ありません。
バラが休眠しているところに肥料を与えると
ショックで目覚めてしまい
生育に影響を与えるので
芽出し肥だけで大丈夫です。
「バラ・花木の肥料」は
地植えの場合は寒肥・お礼肥・秋肥の
タイミングで1度
鉢植えの場合は2月~11月の間に1ヶ月に1回の
間隔で与えてください。
つぼみがついてから花が咲き終わるまでの間は
肥料は不要です。
より花付きを高めたい
香りを強くしたいというときは
「バラ・花木の肥料」と
「花咲く肥料」の併用も可能です。
お好みに応じてご使用ください。