小さな種芋の植え付け方と、ジャガイモにぴったりの土壌とは?

前回は、
「じゃがいも切り口保護材」と
「草木灰」の違いをお話ししました。
今回は、種芋をそのまま植え付ける際に
おすすめの方法と、土壌についてお話しますね。
種芋が小さい場合、切って植え付ける必要はありません。
「じゃがいも切り口保護材」を全体にまぶすか
植え付けの際に周りの土に混ぜてあげてください。
「じゃがいも切り口保護材」に含まれるゼオライトが
土中の水分を浄化し種イモの腐敗を抑えますので
ぜひお試しください。
ところで、じゃがいもを育てていると
「石灰」を蒔いていいものか
どうか悩まれる方が多いようです。
「石灰」は酸性に傾いた土を
アルカリ性に寄せていく効果がありますが、
じゃがいもの場合はあげすぎは禁物。
じゃがいもの好みの土は「弱酸性」で
アルカリ性に偏ってしまうと
「そうか病」
(じゃがいもの皮が、かさぶたのような
ぶつぶつで覆われてしまう病気)が
発生しやすくなります。
でも、石灰にはじゃがいもが好むカルシウムが
多く含まれているので、適量を蒔くのがコツです。
土壌測量器をお持ちでしたら
「pH5.5〜6.0」になるように
調整しましょう。
ちなみに、種芋の切り口を
素早く乾燥させたり
腐敗を防ぐ効果が期待できる
「じゃがいも切り口保護材」は
畑の土壌改良を目的としても
お使いいただけます。
残ったら畑にまいても良いですね。
「じゃがいも切り口保護材」には
土壌有効菌が含まれているので
色々な菌を増やして
病原菌を抑制する菌も
増やしていくことができます。
また、土中の微生物も増えて
バランスの良い土壌に改良できるので
連作障害を防ぐ効果も期待できます。
天然素材のみで作られているので
土に混ぜた後は
すぐに植え付けができますよ。
なお、じゃがいもはナス科の植物です。
ナス科の植物の後に栽培をすると
連作障害が出やすくなるので気を付けてくださいね。