葉が落ちたデンドロビウムは大丈夫?

デンドロビウムを3株植えてある鉢植えを
育てている方からお問い合わせがありました。
花が落ちた後、葉っぱも全部落ちて
茎だけ残っている状態とのことでした。
今回は、デンドロビウムを育てるうえで
気を付けたいことをお伝えしていきましょう。
INDEX
1.デンドロビウムの葉が落ちたのはなぜ?

本来、デンドロビウムは
花が落ちた後も葉は落ちません。
葉が落ちたデンドロビウムは寒い時期に水をあげすぎて
根傷みを起こしている恐れがあります。
また、日光が足りなくて葉が落ちてしまった可能性も…。
2.バルブが残っていれば復活できる!

葉が落ちてしまったデンドロビウムは
「バルブ」と呼ばれている茎のような部分が残っていれば
復活する見込みがあります。
根が傷んでしまった場合でも
根っこが乾いて水を吸うことができるようになれば
今あるバルブの横に新芽が生えてくるかもしれません。
また、バルブの上の方にある節から
「高芽」と呼ばれる芽が生えてくる場合もあります。
高芽は根が傷んでいるときに生えてきますが
高芽には根っこが生えてきますので
高芽を植えて育てることが可能です。
3.デンドロビウムに花芽をつけるには

デンドロビウムに花芽を付けるためには
12℃程度の低温で20日程度、管理する必要があります。
そのため、11月~12月の間に
玄関先など霜をよけられる程度の寒い場所に
置いておくのがおすすめです。
20日程度、寒さに当てたら温かい場所に戻します。
そうすると3月ぐらいには美しい花を咲かせてくれますよ。
4.デンドロビウムの肥料は5月~7月に

健康なデンドロビウムに肥料をあげるのは
5月に入ってから1粒
その2~3週間後にもう1粒あげます。
その後、梅雨明けして気温が上がるタイミングであげた肥料は
全て取り除きます。
健康なデンドロビウムに肥料をあげるのは
5月に入ってから1粒
その2~3週間後にもう1粒あげます。
ちなみに、東商の「超醗酵油かす おまかせ 中粒」なら
有機肥料でありながらニオイが少なく
効き目が穏やかなので
根がデリケートなデンドロビウムにも安心ですよ。
ただし、肥料は葉を成長させるためのものなので
葉が落ちてしまったときなど
調子が悪いデンドロビウムに肥料は必要ありません。
根が健康になって、葉っぱが生えてくるまで
肥料を与えるのは待ちましょう。
5.デンドロビウムはお日様が大好き!

自生地では、木の上に着生しているデンドロビウムは
日当たりが大好きです。
冬は日の当たる窓辺で
春になったら外の直射日光に当てるとグングン育ちます。
5月~10月の暑い時期は
外でたっぷりのお日様に当ててお水をたっぷり上げましょう。
反対に、1月~4月は
日の当たる明るい室内で水をあげすぎないようにすると
元気に育てられますよ。
日光をたっぷり当てて
きれいなデンドロビウムを咲かせてくださいね。