バラのお手入れ~8月&9月
5月頃にきれいなお花を楽しませてくれたバラは
四季咲きでしたら秋になるとまたお花を楽しむことができます。
今回は、秋もたくさんお花を楽しむために
8月、9月に行なっておきたい作業をご紹介しますね。
1.マルチングをしよう!
マルチングとは、土の表面に敷く資材のことで
基本的には1年を通して株元に敷いておきます。
特に夏場はマルチングを厚めに敷く事でより効果的になります。
夏場は乾燥と高温からバラの根を守るだけでなく
土の中の生物全体を守る事につながります。
冬には保湿、保温、霜柱除けなどの効果を発揮してくれます。
★マルチングを厚めに敷く時期
残暑が過ぎるまで
※昼も夜も気温が高い時期
(昼30℃以上・夜25℃以上)を過ぎるまで
★マルチングの方法
バラの株元に、ワラや腐葉土、ピートモス
ヤシガラなどを、厚めに敷いてあげましょう。
2.秋の剪定って?
秋に立派な花を咲かせるために剪定を行ないましょう。
★時期
8月中旬~9月中旬
★剪定方法
株の高さの株元から3分の2あたりを
株の中央が高くなるようにドーム型に切ります。
〇枝の切り方のポイント
株の外側を向いている芽の約5mm上を
芽が出ている角度と平行になるように切ります。
そうすると、芽が外側に向かって伸びるので
株の中心部が枝で込み合いにくくなりますよ。
風通しが良くなるように
以下のような枝も茎の付け根で切り取りましょう。
・枯れた枝
・細い枝
・株の中心部で込み合っている枝
・株の内側に向かって伸びている枝(逆さ枝)
・上に向かって伸びている枝(立ち枝)
・他の枝と平行に伸びている枝(平行枝)
・他の枝と重なっている枝(重なり枝)
※古い方の枝を切ります。
3.肥料を与えよう!
秋に花を咲かせる蕾をたくさん付けるために
肥料を与えて栄養補給をしてあげましょう。
じっくりと効く固形の肥料と素早く効く液体の肥料を
一緒に使って、効率良く栄養補給をしましょう。
【地植えのバラへの与え方】
〇固形の肥料の与え方
★時期
残暑が過ぎた後~蕾が付き始めるまでの期間に1回
※昼も夜も気温が高い時期
(昼30℃以上・夜25℃以上)は
肥料を与えるのは控えます。
★与える場所
枝先の下へ4か所穴を掘り1回分の肥料を
4分の1ずつ分けて埋めます。
※穴を掘れない場合は土の上に肥料をまくだけでも
効果がありますが、少しでも土をかけて
いただくと 肥料の効きが良くなります。
おすすめの肥料
『バラ・花木の肥料』
★使用量
木の高さ1m未満の場合:100g(約3握り半)
木の高さ1m以上の場合:200g(約6握り半)
※垣根の場合は、1㎡あたり100gを枝先の
下あたりに埋めます。
〇液体の肥料の与え方
★時期
9月末まで、1週間おきに与えます。
※液体の肥料は3月~9月の期間に与えられます。
★与える場所
株元に与えます。
おすすめの肥料
『スーパーワン』
★使用量目安
薄めた液体の肥料を1株あたり約1L
★希釈倍率
7月~8月:1000倍
9月: 500倍
※液肥の希釈倍率は季節に合わせて調整しましょう。
4.鉢植えのバラへの肥料の与え方
〇固形の肥料の与え方
★時期
秋バラの蕾が付き始めるまでの期間に
1か月に1回ずつ
※鉢植えの場合は、2月~11月の期間
(蕾が付き始めてから花が咲き終わるまでの
期間を除く)に、1か月に1回ずつ
定期的に肥料を与えられます。
※昼も夜も気温が高い時期
(昼30℃以上・夜25℃以上)は
肥料を与えるのは控えます。
★肥料を与える場所
鉢のスミへ与えます。
おすすめの肥料『バラ・花木の肥料』
★使用量
6号鉢(直径約18cm):10g
8号鉢(直径約24cm):20g
10号鉢(直径約30cm):30g
12号鉢(直径約36cm):40g
5.液体の肥料の与え方
★時期
9月末まで、1週間おきに与えます。
※液体の肥料は3月~9月の期間に与えられます。
★与える場所
株元に与えます。
★使用量目安
薄めた液を土1Lあたり100mL
★希釈倍率
7月~8月:1000倍
9月:500倍
※液肥の希釈倍率は季節に合わせて調整しましょう。