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2022.03.01 盆栽

梅の盆栽への肥料の与え方

梅の盆栽への肥料の与え方

 

梅の盆栽をお知り合いの方から頂き、

どうやって育てたら

また、肥料は何をどのように使ったら

よいのでしょうか?

と、お問い合わせいただきました。

 

梅の盆栽はその花の美しさと香りが良いですね。

 

各地の梅園の花は2月からが見頃になります。

 

今回は梅の盆栽についてお話していきましょう。

 

 

 

1.梅の盆栽におすすめの肥料は?

 

 

お問い合わせいただきました肥料についてですが

 

「醗酵油かす」の大粒または中粒をおすすめします。

 

 

東商の「醗酵油かす」大粒

 

東商の「醗酵油かす」中粒


大粒は長く効きますが、鉢の上に置いて使います。


土に埋め込むならば中粒が扱いやすいですよ。

 

また、肥料として液体肥料を使うこともあります。

 

順に説明していきますね。

 

2.醗酵油かす 大粒の使用上の注意点


土の上に肥料を置いた場合

暖かくなると条件によって

白いもわっとしたカビが来たりしますが

そのカビが生えたら上から水をかけてください。


肥料が少し白くなりますが

その後、虫等は来なくなります。


有機質の肥料はどうしてもにおいがありますので

小さな蠅が来たりすることがあります。


ただ、カビが来た肥料にはなぜか虫が来なくなるので

その後の管理がしやすくなりますよ。

 

3.肥料を与える時期

 

肥料は1か月から1か月半ほどで

効き目が弱くなります。


様子を見て取り替えてください。

 


肥料を与える時期は、3月、4月、11です。

 


基本的には、肥料の粒を鉢の表面に置きます。


苔や飾り砂の上に直接置かず、避けて

与えるようにしましょう。

4.TOMYさん直伝!盆栽への肥料の与え方

 

肥料を与える方法として、盆栽愛好家の方は

「醗酵油かす大粒」を二つずつお茶パックに入れ

盆栽の土の上に鉢底ネットを置き

その上に肥料入りのお茶パックをのせ

楊枝で肥料と鉢底ネットを垂直に突き刺して

使っていらっしゃるようです。


こちらでご紹介させて頂いております。

(写真をクリックすると商品ページに遷移します。

 ページの下の方にご紹介させて頂いております。)

 

 

 

5.2週間ごとに肥料を与える方法

 

肥料を効かせたい時期には

2週間ごとに肥料を与える方法もあります。


一粒置いて2週間したら他の場所

(最初に肥料を置いた場所から

一番遠い位置)

へ、置く場所をずらして肥料を置きます。


1
ヶ月経ったら最初に置いた肥料は取り除き

新しい肥料と取り替えます。

 

6.苔にも優しい有機液肥「スーパーI(ワン)」

 

苔が生えている盆栽の場合

 

有機液肥「スーパーI(ワン)」もおすすめです。

 

 


「盆栽世界」という雑誌にも

盆栽愛好家の方が愛用されている記事が

掲載されています。


苔を傷めず与えられる肥料として

有機液肥「スーパーI(ワン)」

時期によって濃度を変えて

与えていらっしゃるようです。

 

有機液肥「スーパーI(ワン)」

基本的には500倍に薄めて

週に1水やりの時に使います。

 

夏場の元気のない時やあまり肥料を使えない時期でも

1000倍以上で与えると元気に育ちます。

 

醗酵油かすは与えたばかりの時は

すぐにその栄養成分が溶け出してこないので

初期の栄養を補填するために

有機液肥「スーパーI(ワン)」を一緒に使うと

生育が良くなります。

 

 

7.梅の盆栽の管理とコツ

 

また、来年も花を咲かせるためには、

いくつかのポイントがありますので

チェックしておきましょう。


梅は花が終わると、新芽が伸び始めます。


花が終わった盆栽、鉢植えの梅は

一足早く作業が始まります。

 


【管理場所】

 花が終わったら、日の当たる屋外で

 管理しましょう。


 冬芽が充実してゆくそうです。


【水やり】

 鉢の土が乾かぬように

 水やりを忘れないようにご注意ください。


 冬眠しているようですが

 もう春の芽吹きの準備を進めているのですね。


【植え替え(根鉢をゆるめる)】

 落葉樹は休眠中が適期です。


 鉢の中は根がいっぱい詰まった状態です。

 次の手順で植え替えを行いましょう。



 手順1 表土、苔を取り除く

     取り除いた表土、苔は後で戻します。



 手順2 根を広げるために、根についた土を除く

     バケツに水をはり

     水の中で土を落とします。

    (泥んこになりますが 

     根の傷みを少なくできます。)

 手順3 根の整理

     長く伸びた根、太い根を切り戻します。

 手順4 植え付ける

     一回り大きな駄温鉢に根を広げ、

     隙間のないように、詰めて植え付け

     苔を戻します

 手順5 散水

     流れ出る水が澄んでくるまで

     たっぷり散水して

     根と土を落ち着かせます。


<植え付け用土の調合>

 新しい土として 赤玉土小粒:桐生砂小粒 7:3

 これに腐葉土1をまぜて培養土とします。

8.花芽を付ける!梅の盆栽の剪定

 

<梅の花のつき方>

今年開花した枝から伸びた枝が夏に充実し

充実した節の芽に花芽分化をおこします。 

 

 

今年花が咲いた枝を見ると、芽が節々についています。

 

幹のもとから2節の芽を残し、枝を切ります。


残りの枝も同様に剪定をします。


やがて、残した芽が伸びて今年の枝として育ち始めます。


花芽分化は夏。

秋以降は、花芽を確認して切ります。

 

わからない場合はそのまま観察しましょう。

 

梅の盆栽はアブラムシも付きやすいので

オルトランなどを使いましょう。

 

盆栽は、土の量が少ないので管理が難しいですが

花が咲くととてもうれしいですね。

 

春を1歩先取りしてくれる梅の盆栽

 

春の訪れとともに良い香りを楽しんでくださいね♪

 

 

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